WEDGWOOD Blue Plum / Wine Plum / Sweet Plum
解禁になって新年早々ようやく扱い始めたウェッジウッドのスウィートプラムは
久々の大ヒットシリーズとなっています。
画像もプラムが勢ぞろいしました。
ウェッジウッドのブループラム、ワインプラム、
スウィートプラム。
なぜかケーキプレートは18cmが主力のプラム
軍団です。
それぞれこのリータイプとプレート18cmをそろ
えてみたら面白いと思います。
けっこうそれぞれの表情が異なるところがいい
ですね。
「モモもスモモもモモのうち」とか言いながら(笑)。
アビランド
HAVILAND since1842
「リモージュ(焼き)」って聞いたことあります?
フランスのリモージュ地方で磁器焼成に必須のカオリンが発見されたのが1768年。
以来、フランスの磁器全般を「リモージュ」と呼ぶようになったわけです。
もちろんセーブルもリモージュの一つといってもよろしいかと。
ジョルジュボワイエ、ベルナルド、レイノー、そしてアビランド…。
全般的には優雅なイメージです。
15年くらい前には洋食器の創美全店で展開していましたが今はすっかり見かけなく
なりました。
けっこう厳しい状況のようです。
アビランドのアンペラトリスユージェニー。
名品です。
ナポレオンⅢの皇后ユージェニー(ウジェニー)・アンペラトリス・フランシスがこよなく
愛した可憐なスミレの花があしらわれた清楚な逸品。
昨日ご紹介したセーブルがフランス政府の正式
な晩餐会等やギフトに使われることことになって
います。何度もしつこいですが国窯ですからね。
そんななか唯一エリゼ宮でも採用されているのが
こちらのアビランドのアンペラトリスユージェニー。
民窯代表。
一般品はプリントですがエリゼ宮に納められる
ものはハンドペイントだそうです。
磁器窯とともに登場するヨーロッパの歴史上の女性のなかではユージェニーが
もっとも上品で気品やセンスの良さが際立っていると思います。奥ゆかしささえ
感じられるような。
そんな彼女をよく表した作品ですね。
蛇足ですがユージェニー妃のご成婚前のフルネームがすごいんですよ。
その名はマリア・エウヘニア・イグナティア・アグスティナ・デ・パラフォックス・イ・
キルクパトリック!!
この名を冠していたら落語の「寿限無」(笑)。
エリゼ宮仕様
Sevres
フランス国立磁器製作所セーブル。
「幻の陶磁器」といわれる所以はもうお分かりですね。
本日はすごいカップ&ソーサーを登場させましょう。
これです。
エリゼ宮仕様のコーヒーカップ&ソーサー。
シェイプはペイール。
フランス国窯のセーブルならではの作品。
今はエリゼ宮はフランス大統領官邸です
からサルコジ大統領が執務したりしている
わけです。
こちらはそのエリゼ宮で使うために作られ
たカップ&ソーサーなんですね。
24金の金彩に色絵付けの花文様。
地色はやはり「王者の青」ファットブルーが選ばれています。
何客用意するのか定かではありません。
半ダースか1ダースかあるいはもっとか。
いずれにしても予備も制作するのがしきたりのようですが、その予備のうちの一客
がこちらです。
かつてはポンパドール夫人も過ごしたエリゼ宮殿で使われているカップ&ソーサー
が陳列されていたりする洋食器の創美の名品展なのでした。
今はありません。
価格ですか?
こればっかりは言わぬが華です。
祝290周年!
AUGARUTEN since1718
東洋以外で最古の磁器窯マイセンが2010年で300周年を迎えます。
ヨーロッパで二番目の窯アウガルテンは今年で290周年。
あちこちで記念イベントがひそやかに優美に開催されています。
なんといっても一時は泣く子も黙るオーストリアの窯。
歴史をひも解いてみて下さい。
栄華が続いてさえいれば最強最高の帝国です。
洋食器の創美はアウガルテン大好きです。
価格が玉にキズですが。
左:アウガルテン最古のベルヴェデーレシェイプのプリンスオイゲン。
右:ヘレンドのウィーンのばらのオリジナルともいえるウィンナーローズ。
ペインターはたった60名。
現行品でここまで薄く焼成されたカップはアウガルテンくらいしか見当たりません。
採算度外視の伝統的な作りこみが高価になる理由です。
詳しくは以前の記事で。
実は来月某日一日限りのスペシャルイベントがあります。
ご興味がおありでしたら洋食器の創美の最寄の店舗かネットショップにお問い合わせ
下さい。
メダカ
休日投稿につきプライベート編です。
スイレン栽培挑戦中の庭池はただいま水生植物増殖中でその陣容は、
スイレン系がヒツジグサ、姫スイレン、マダム、ファイヤークレスト、オドラータ。
その他オグラコウホネ、ガガブタ、シラサギカヤツリ、トクサ、セリ、ヒメフトイ、
ウォータークローバーヨーロピアン、カキツバタ、オモダカ、ホメホタルイ…。
そしてメダカ150匹軍団の産卵用にアナカリスとカボンバ大量投入。
で。ついに。
5月に入るなり続々ベイベが…。
いい歳したオヤジながら初めて発見した
ときはけっこう感動的でした。
あちこち卵だらけです。
詳しくはプライベートブログで公開中です
が続々誕生中。
すでにそれなりの姿に成長したチビもチラ
ホラ。いつのまにかクチボソの稚魚も泳い
でいます。
昨秋から突然目覚めた庭いじり。
今や数字とPCに追われる毎日のカタルシスになっています。
太陽、雨、風、雪。
気温、季節。
植物、虫たち、いろんな生き物。
「ご来店数」や「売上」以外のことでも天気が気になる今日この頃。
ミントンのハイグレードシリーズ
MINTON Exotic birds / Argyle
ミントンは本来ひじょうにグレードの高い作品を得意とする窯だったことは何回か
ご案内しましたが、現役はなかなか見当たりません。
たとえばこちら。
左の写真の左からアーガイルのマラカイトブルーとバーガンディレッド。
そしてエキゾチックバード。
見るからにゴージャスでしょう。どれも大好きです。
アーガイルはご存知アーガイルチェックの
格子模様(ニットのセーターとかによくある
パターン)のボーダーラインがアシッドゴー
ルドであしらわれて豪華なレイズゴールド
の文様を引き立てています。
こんなにふんだんな金装飾なのに上品な
ところがすばらしい。
実は一番ほしいカップ&ソーサーがこのア
ーガイルです。
買えませんが(笑)。
エキゾチックバードにいたっては
アシッドゴールド&レイズゴールド
&パテシュールパテのMINTON
超絶三大技法が駆使された逸品
中の逸品です。
1840年にビクトリア女王が、1878
年にはエドワード7世が特注した
名品です。
さらに華麗なMINTON最上級のシュルズベリーという強力なシリーズもあります。
どれも豪奢な貴族趣味が明快ですばらしい!
ヘレンド?
ロイヤルアントワネット
サマータイム
「ウィンターにサマータイム」という泣ける記事ご覧いただけました?
もしくはご記憶にあります?
マイセンクリスタル’Summer Time’の活躍する季節到来!
こうやって結局年中おすすめしちゃうわけです(笑)。
じゃ~ん。
どうです。このスタジオ本格撮影。
マイセンクリスタルのサマータイムにソーメン。泣けるでしょ。
「小腹が空いたからソーメンでも食べる?」
チョチョイっとあり合わせでもこんなにCoolにサービスできます。