合羽橋店 「名陶名品展」開催いたします!

皆様こんにちは。
来たる9月1日(木)~5日(月)まで
洋食器の創美・合羽橋店では
ヨーロッパ名陶名品展を開催致します。

内容はとにかく盛り沢山(笑)
その中から合羽橋店会場だけでご覧いただける
アンティークのステキな人形をご紹介致します。
カワイイですよ。
マイセン ヘンチェルの子供達②創美ネットショップ
アンティーク マイセン・人形 「猫を抱く少女」   高さ12cm
原型1905年 ユリアス・コンラート・ヘンチェル(1872-1907)
この現品は窯印から1905年以降1924年までの製作分とわかります。
1904年から1907年にユリアス・コンラート・ヘンチェルは
14体の子供の像をつくりました。
それらは作者にちなみ「ヘンチェルの子供達」と呼ばれ
マイセン磁器によるユーゲントシュティール(独版アールヌーヴォー)の
フィギリンのなかで最も人気があるものになっています。
マイセン ヘンチェルの子供達③創美ネットショップ
宮廷の貴族や神話の登場人物でなく
当時のドイツの一般家庭の子供達を題材にしたことが
新しい試みだったわけですね。
頭巾の縁や模様に金彩が施されることが多いですがこれは金彩なし。
より普通の家庭のちびっこ的な感じがしますね。
マイセン ヘンチェルの子供達④創美ネットショップ
ネコを無心に抱きしめる幼い少女。
無邪気さが何ともいえない。オジサンの心も癒されました。
そして、ネコは嫌がっている感がありありと表現されています。(笑)
数あるマイセン磁器のフィギリンの中では独特の作風ですね。
小さな磁器人形ですがとてもとてもステキです。
ぜひ店頭で実物の魅力に触れて頂きたいと思います。
※ユーゲントシュティール期のフィギリンは他にも多数展示がありますよ。
お待ちしております。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

これもロイヤルコペンハーゲンですよ。

皆様こんにちは。
台風一過、今日の西浅草は
大変蒸し暑うございました。
今日は変わり種のロイヤルコペンハーゲンを
ご紹介致しますね。
アンティーク RCPアルミニア①創美ネットショップ
ロイヤルコペンハーゲン アルミニア・テネラ 角トレー17cm
製造年代1970年頃 軟質陶器素材
ロイヤルコペンハーゲンと言えば1775年設立、
240年以上の歴史を持つヨーロッパを代表する陶磁器メーカー…
硬質磁器にブルーの下絵付けを施した食器がとても有名です。
実はロイヤルコペンハーゲンも波瀾万丈の歴史を背負っております。
アンティーク RCPアルミニア②創美ネットショップ
バックスタンプから1969-1973年の製造分だと確認できます。
次にこれはどうでしょうか?
アンティーク RCPアルミニア③創美ネットショップ
ロイヤルコペンハーゲン アルミニア・テネラ 角トレー23cm
アンティーク RCPアルミニア④創美ネットショップ
あれれ、バックスタンプがロイヤルコペンハーゲンではありませんね。
ちょっとややこしいのですが、もう少しお付き合いください。(笑)
品名にある、アルミニア(ALMINIA)はもともと
1863年にデンマークで設立された民間の製陶会社です。
1868年には王立ロイヤルコペンハーゲン窯は経営難から
ある民間の会社に大量の株式を売却することになりました。
1882年にはアルミニアが経営状態が大変良好で事業拡大のため
磁器の生産を目論み、ロイヤルコペンハーゲン窯の買収に踏み切るのです。
そしてアルミニアはブランド名を統一せずに
ロイヤルコペンハーゲンの名前を残したのです。
その後1969年にはアルミニアのブランド名が先に市場から
消えてしまう事になるのですが…
そうなる前の1958年から60年代にかけて
軟質陶器に若い女性ペインターが伸び伸びと絵付けをした製品が
作られました。
それが、アルミニアのテネラシリーズなのです。
アルミニアのブランド名が消えたあとも
ロイヤルコペンハーゲンブランドで製造が続きましたので
同じ商品のシリーズでバックスタンプが異なるものが存在するわけです。
まあ、能書きは別にして
アルミニア・テネラですが何とも味わい深いと思いませんか?
当然現行品では手配できず、アンティーク商品のマーケットのみ
流通するものなので、わざわざ探さないとお目にかかれませんが。
創美の名品展催事などでも忘れたころにポロリと入荷します。(笑)
ロイヤルコペンハーゲンの歴史とセットで
頭の片隅に入れてみてくださいね。
ロイヤルコペンハーゲンの波瀾万丈の歴史は続きがあるのですが
皆さんも読むの疲れましたでしょう?(笑)
またの機会にお話ししたいと思います。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

麦藁帽子の少女

皆様こんにちは。
先週の日曜日に続き
アンティークのマイセン人形をご紹介します。
夏の少女シリーズ第2弾!なんちて。(笑)
アンティークマイセン 麦藁帽子の少女①
アンティーク マイセン 人形 Mädchen mit Strohhut
ストローハット…「麦藁帽子の少女」
先週の三つ編みの女の子より「お嬢様」ムードがありますね。笑
高さは20.5cm。
モデラーはアルフレッド・ケーニッヒ。(原型1905-1910年頃)
先週の子と雰囲気が似ていますでしょ?
アンティークマイセン 麦藁帽子の少女③
いくつくらいの少女なのだろうか?
仕草が大人っぽいような気がします。
アンティークマイセン 麦藁帽子の少女④
110年前のドイツの一般家庭のお嬢様といったところでしょうか。
見ているだけでなんだか癒されます。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

三つ編みをする少女

皆様こんにちは。
なんだか朝晩は涼しい日が続きましたね。
ワタクシは真夏が始まる前から
少々ばて気味です。(笑)
今日は大変カワイイ人形をおススメ致します。
アンティークマイセン 三つ編みをする少女①創美ネットショップ
アンティーク マイセン 人形 Mädchen einen zopf flechtend
「三つ編みをする少女」と訳して良いでしょうか。
原型の制作年度は1900~1910年頃とされています。
マイセンの造形家 Alfred KÖnigによるものです。
窯印はいわゆるボタンマークなので~1924年に製作されたものになります。
アンティークマイセン 三つ編みをする少女②創美ネットショップ
いかがでしょうか?
古典的なマイセン人形とは趣を異にします。
高さは約20cmほどです。
半そでのシャツを着ていますので夏の季節を感じますね。
アンティークマイセン 三つ編みをする少女④創美ネットショップ
ユーゲント シュティール期(ドイツ版アールヌーヴォー)のマイセン人形は
従来の貴族趣味的なモノでなく、日常生活や一般家庭でみられる
子供を題材にしたものが多いのです。
Alfred~(アルフレッド ケーニッヒ)はユーゲントシュティール期の
代表的な造形家で70種以上の作品を残しました。
アンティークマイセン 三つ編みをする少女⑥創美ネットショップ
チェックのスカートにこげ茶のブーツ。
足元の帽子がお洒落のポイントなのかしらん?
やばいツ カワイイにも程がある!(笑)
(この時代の造形家はヘンチェルが一番有名なのですが…)
ワタクシはアルフレッド・ケーニッヒの作品の顔立ちが好きです。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

これも豪華なロイヤルコペンハーゲンです。

皆様こんにちは。
合羽橋名品展スタートいたしました。
新着のアンティーク商品も多く、
ご来場のお客様とお話が盛り上がる1日でした。
併催でロイヤルコペンハーゲン特集をやっていますが
今日はよく売れましたですよ。
デンマーク製のロイヤルコペンハーゲン恐るべし。(笑)
ロイヤルコペンハーゲンといいますと
コバルトブルーの絵付けや豪華なフローラダニカが有名ですね。
こんなものも有ります。
RCP ヘンリエッテ④創美ネットショップ
ロイヤルコペンハーゲン ヘンリエッテ コーヒー碗皿 
カップ口径8.5cm、高さ5.5cm、ソーサー直径13.5cm 容量125ml
ステキでしょう?
じつはとっくの昔に廃番になっている商品です。
RCP ヘンリエッテ①創美ネットショップ
窯印を確認いたしますと1958年生産のようです。
当然ですがアンティーク商品のカテゴリーに入るものです。
ロイヤルコペンハーゲン窯ではアンギュラと呼ばれるフォルムですが
資料をひも解くとドイツの古窯フュルシテンベルグの影響があったようです。
フュルシテンベルグはマイセン・ヘキストに次ぐドイツで3番目に古い窯で、
このフォルムはGRECQUE(グレック)とよばれています。
RCP ヘンリエッテ⑤創美ネットショップ
太めの金彩で縁取られたパネルに小花と縦型のブーケが描かれています。
おとなしい装飾に見えますがこってりした絵付けは豪華な雰囲気です。
1990年代半ばには廃番になっていたと記憶していますが
こんなにステキなサーヴィスセットをどうして廃番にしたのかと思います。
当然、経済的な事由なのでしょうが惜しいですよね…
名品展は5月15日(日)まで開催中です。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります

アンティーク・ミントン飾皿がスゴイ!

皆様こんにちは。
いよいよ上野公園も桜が満開モードです!
今晩あたり繰り出さねば…(笑)
ワタクシ先週半ばから洋食器の創美仙台店へ
名品展の販売応援に詰めておりました。
出展商品からステキなモノをご紹介します。
アンティーク ミントン キャビネットプレート①創美ネットショップ
アンティーク ミントン キャビネットプレート 24cm アントニン・ブルミエール作
1870年頃の作品です。
アンティーク ミントン キャビネットプレート②創美ネットショップ
ステキでゴザイマス。
優しく、大変上品そうなレディが描かれています。
制作年度の特定は窯印にダブルネームで書かれている
ギルマン・コラモア社の名前と
画家のブルミエールの活躍した時代から裏付けております。
ブルミエールはもともとセーブル(仏)で活躍していた画家でしたが
英国のミントン社に乞われて作品を制作しました。
大英帝国の勢いと比例する当時のミントン社が偲ばれます。
ギルマン・コラモア社はアメリカはニューヨークの超高級ジュエラーで
当時はかのティファニーより格上だったとか…
ハイエンドのガラス製品・陶磁器の別注品を商っていたようです。
アンティーク ミントン キャビネットプレート③創美ネットショップ
かつてのミントン社の自慢の技術でもある大変豪華な金彩です。
洒落たキャビネットを飾るにふさわしい絵皿です…
お買いものに関わらず、一見の価値ありです。
(絵柄は複数あります)
4月5日(火)からスタートする創美札幌店での名品展にお目見えいたします。
札幌市と近郊の皆様ぜひご覧になってくださいね。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります

ウェッジウッドのアンティーク碗皿

皆様こんにちは。
ステキな碗皿を紹介致します。
アンティーク WWワイルドオーツCS①
アンティーク ウェッジウッド・ワイルドオーツ 碗皿  W4166
カップの口径7.8cm 高さ6.8cm  満タン容量200ml
ソーサーの直径14.6cmでした。
アンティーク WWワイルドオーツCS⑤
バックスタンプから製造年代1950~1962年とみることが出来ます。
因みに1962年以降に、窯印が黒い壺マークに切り替わっていくのです。
アンティーク WWワイルドオーツCS③
50~60年前の製品ですがソーサーの直径など、現行品の
ティーソーサーとほぼ一緒!
素地は現行品と比べ薄く作ってあり、かなりイイ感じです。
アンティーク WWワイルドオーツCS④
カップ・ソーサーとも口縁には加飾が無くすっきりとした趣きです。
プラチナ彩と呼ばれる装飾ですが、プラチナなのかパラジウムなのか?
どっちでしょうか?
容量的にはティー碗皿にも使える兼用タイプです。
どうです、ステキでしょう?
3月17日(木)スタートの横浜店での名陶名品展にてご覧いただけます。
お値段はとてもリーズナブルです。
数客しかないからお早目にお越しくださいね。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります

これはスゴイ! ミントンの碗皿

皆様こんにちは。
ただ今、創美ネットショップ直結の合羽橋店では
「ヨーロッパ名陶名品展」を開催中です。
普段は在庫を置かないアンティーク商品なども
充実した品揃えです。
2月1日(月)まで開催なので、是非見に来てください。
そんな名品展商品から
とびっきりスゴイもの(高額なもの・笑)をご紹介…
アンティーク ミントン・パテシュールパテ①創美ネットショップ
アンティーク ミントン・パテシュールパテ技法の碗皿 1870年代
カップの口径7.5cm 高さ6.8cm 
容量は計測していませんが、薄手なので180ml近くあると見受けます。
値段も値段(詳しくは店頭で・笑)なので、実用品というよりは
コレクターズアイテムの類になろうかと。  でもスゴイ!!(。>ω<。)ノ
アンティーク ミントン・パテシュールパテ④創美ネットショップ
カップの見込みは上品なピンク色で塗り込められています。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ②創美ネットショップ
特別に照明を当てたわけでは有りませんが、キレイに色が透けて見えます。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ③創美ネットショップ
パテシュールパテとは施釉する前の素焼きの段階で素地に地色を塗った上に
スリップ液と呼ばれる泥水状の粘土を使い絵付けをする最高難度の装飾の事です。
スリップ液は塗り重ねられ、カメオ状になりますが
焼成することで磁器になり、透けて見える地色が繊細な模様を作ります。
1860年代にフランスのセーブルでルイ・ソロンによって考案されました。
1871年以降ソロンは英国のミントンに招かれ技法が伝わりました。
1990年頃には技法がマイセンにも伝わります。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑤創美ネットショップ
ソーサーには三方にパテシュールパテの装飾が施されています。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑥創美ネットショップ
装飾が施されている楕円形状は2.5cmほどの大きさしかありません。
アンティーク ミントン・パテシュールパテ⑦創美ネットショップ
むーん、凄すぎてため息が出ます。(笑)
実はこの碗皿、ルイ・ソロン本人のサインが柄と一緒に施されています。スゴイっしょ?
かつての英国とミントン社の勢いが偲ばれる、とても贅沢な逸品。
究極のカップコレクションであります。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

アンティーク・マイセン人形での寸劇

皆様こんにちは。
洋食器の創美の「名陶名品展」会場に応援に行った際に
一寸変わったフィギュアが2体ありましてパチリ。
一連の画像でストーリーを想像してみてください。(笑)
アンティーク マイセン人形・男女① 創美ネットショップ
スミマセン、大きさを測り忘れてしまいました。 15cmほどの小振りな男女像。
アンティーク マイセン人形・男女③ 創美ネットショップ
アンティーク マイセン人形・男女② 創美ネットショップ
アンティーク マイセン人形・男女④ 創美ネットショップ
※花瓶が倒れ、花が床に落ちてしまいました。
アンティーク マイセン人形・男女⑤ 創美ネットショップ
アンティーク マイセン人形・男女⑥ 創美ネットショップ
怒りながら冷たい目で男を睨む女 
そして明らかに狼狽している情けない顔の男
表情の描きこみが実にスバラシイ! 状況的には素晴らしくない(笑)
ああッ男と女のもめ事は昔から変わらないのですね。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。

精悍です! 重装歩兵さん

皆様こんにちは。
ワタクシ、先週後半は名古屋にある
創美星が丘テラス店へ販売応援に行っておりました。
店内で素敵なアンティーク・マイセンの
人形を見つけて、すかさずパチリ。
ううむッかっこいいねェ(笑)
アンティーク マイセン・兵士人形④ 創美ネットショップ
アンティーク マイセン・フィギュリン 「兵士」 高さ15.5cm
窯印は所謂ボタンマークで、1924年以前の作品という事になります。
小振りなフィギュリンですが、流石マイセンというべき迫力があります。
筋骨隆々の体躯の表現、かつ細部まで細かく作りこまれている型の素晴らしさ。
このリアルさがマイセン人形の大きな魅力ですね。
アンティーク マイセン・兵士人形③ 創美ネットショップ
アンティーク マイセン・兵士人形⑥ 創美ネットショップ
仕事柄、初作はいつ頃の作品なのかしらん?と考えます。
実は作品の台座裏に 「ROMAN SOLDIER]と小さなシールがあったのですが
古代ローマの歩兵で調べると、鎧や兜の感じが今一つ違う…
多分、古代ギリシアの歩兵ではなかろうかと思われます。
女性の読者の方にはどうでもよい話ですね。(笑)
そのまんま古典主義的な題材、台座もシンプルながら古典主義的なスクエアタイプ。
ただプロポーションがバランス良すぎるくらい整っているので
18世紀末の古典主義とは違うのでは?とみるわけです。
多分、19世紀半ば以降に、再度古典主義をテーマに原型製作されたのでしょう。
いずれにしろカッコいいフィギュリンに違いは有りません。
アンティーク マイセン・兵士人形⑤ 創美ネットショップ
どうですか、この面構えの良さ。
グッと来られた方がいらっしゃいましたらご連絡くださいね。

ブログランキング・にほんブログ村へ

  ぽちっと押していただけると大変励みになります。