9月, 2009 | 洋食器のSohbiネットショップ奮戦記

2009年9月29日

すごいアイテム

ヨーロッパ磁器の逸品を永年扱っているとその非日常性に感覚が麻痺します。
歴史と文化に裏打ちされた重みのときもあれば、あくなき職人魂にくらくらすることも。
こんなアイテムも違った意味でめまいが…。
HEREND　スペシャルペイントSP399。

誰が見てもティッシュケースでしょ。
ティッシュケースです(笑)。
絵付けはマイスターペインター。
現代の用途に沿って作られたアイテムです。
エリエールお徳用5パック売りを420個ほど買える価格です。
え～っと。ティッシュ2100個分!
どこに置きます?

2009年9月28日

マイセンの酸化クロムの緑

1800年代初頭にマイセンで発明された「酸化クロムの緑」。
マイセンだけが持つグリーンの下絵付け顔料。
>>詳しくは以前の記事こちら
その秘伝の絵具を駆使した比較的新しいアイテム。
左843001/右843101

隠れていますが左はイチョウ、右はブドウの葉です。
グローサーアウスシュニットのフォルムに同様の技法で描かれています。
どちらも金彩がありません。
それがよけいにシック。
グリーンを完全主役にしたデザインが新鮮!
ザクセン王国時代の国旗、今のザクセン州旗もまさしくこの緑と白のデザイン。
マイセンとつながりの深い歴史のある色なんです。
ザクセンが公国から王国になったのが1806年、マイセンのキューンが酸化クロムの緑を
発明したのが1817年。
王国になったことを記念して10年かけて必死で開発したのでは、とはうらかん勝手読み。

2009年9月26日

リーフプラター

葉っぱの形のディッシュ類って意外にたくさんあります。
伝統的なアイテムといえるくらい。
こちらは比較的新しいモダンなタイプ。
WEDGWOOD　Ethereal101　LEAF PLATER
　
裏も凝った作りでしょ?
サイズは30cm×17.5cmですから個人用にもギリギリOK。
WEDGWOODブランドボックス付きですから贈り物にもひそかに人気。
今なら少しだけ在庫あります。
>>こちらです

2009年9月24日

銀のスプーン

クリストフルのベビースプーン&フォーク　”フォレット”
【ヨーロッパでの「銀」あれこれ】
●「しろがね」の意味があって「純粋無垢」の象徴でした
●ですからカトリック教会での神聖な儀式の用具は銀製品でした
●「金」=太陽(太陽神アポロン)、「銀」=月(月の女神アルテミス)にたとえられました
●中世ヨーロッパの錬金術師は三日月を「銀」の象徴として女神ルナと呼びました
●毒見代わりに毒砂に反応する「銀」のナイフ(クテンザ)が使われました
●新月の夜にポケットに銀貨を入れておくと二倍になると言い伝えられていました
●銀器は代々受け継ぐ財産という位置付けになっていました
…
●赤ちゃんに銀のスプーンをプレゼントするのは「食べ物に一生困らない」という意味
と。やっとでてきました。
洗礼を受けるときに名付け親から記念として銀器が贈られることが多かったこともその
理由になっています。
で。ようやくこちら↓
Christofle FOLLETTO　　child’s dinner set,2pcs

フォレットって「妖精」っていう意味があるみたいで、ますます「出産祝い」にぴったり!!
数量極少ですがネットショップに今初めて在庫あります。
(画像クリックで商品購入ページへ)

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2009年9月22日

キャスキッドソン!

Cath Kidsｔon
2006年、代官山に日本一号店がOPENして以来ますます人気のキャスキッドソン。
英国の伝統がポップにはじけるデザインでもてはやされていますね。
バッグやポーチがメインですが食器もあります。
ハイクオリティとはいきませんが子供心が蘇る可愛いパターンで大人気。
「連休中はWEBを見る人が少ないからシルバーウィーク明けにアップしてお知らせし
よう」と言いだしっぺのうらかんがまたまたフライイング。
さっきアップしちゃいました(笑)。

　
>>まだなんのお飾りもありませんがこちらです。

2009年9月20日

GREAT DRAGON

梅田店のリヤドロ展に行ってきました。
148体のリヤドロが見ごたえ充分。
そんななかでも燦然と存在感を示していたリヤドロがこちら。
逆光ケータイ画像が残念!
すばらしい!

お得意様のご注文で取り寄せた限定150体の”Great Dragon” ブルーエナメルバージョン。
74cm×70cmの大作です。
淡い色使いに優しい顔立ちっていうリヤドロのイメージとはずいぶん違いますが。

がっしり踏ん張った五爪の雄大な龍。

彫刻師Francisco Polopeのセンスが光ります。
実際にはもっとすてきです。
凝りに凝った彩色といい、しばらく見とれてしまいました。