洋食器の楽しみ方(その2)
位置皿があって、上げ膳・下げ膳・・・。
洋食器ってだれかが運んでくれて、のイメージがありますね。お皿ごとにサービス。
なので。
重ねてみるといっきにすてきな演出ができます。美味しそうです。ちょっといつもと違う感覚になれます。
とりあえず、重ねちゃいましょう!
これからの季節は涼しげなクリスタルを使うといいです。
クリスタルといえばバカラ。
アラベスクの16cmプレートにボールの12cmをのっけると、ほら。
涼しげです。
ウェッジウッドとコーディネイトするとまた違った演出になります。
合わせるチャイナで雰囲気を変えるのが腕のみせどころ。
もちろんその前にお料理の腕も。
でも、ありあわせでもきっと美味しくいただけます(失礼)。
応用編。
マイセンのブルーオニオンの記事でご紹介したマイセンの溝の無いコーヒーソーサーも使います。
このローハンのワイングラス。
ステムが短くて安定感のある形でワインだけではもったいない。18cmか20cmのプレートを敷いたらオードブルでもデザートでもバッチリです。お持ちでしたらぜひ試されてください。
こういうときにも「お茶飲み」の記事で裏管理人がこだわったケーキ皿が活躍します。
これはアラベスクの上においたローハン。バカラ+バカラ。
ふつうはお家に給仕いません。洗い物増えます。ご主人様無関心かもしれません。
でも。
日常の中のこういう演出って大事です。ちょっとゆっくりできた午後に。
ぜひ。
カットが美しいミルニュイのプレートとウェッジウッド。
ロイヤルコペンハーゲン フローラダニカ ~ 世界一贅沢なサービス
ロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカのご紹介です。
世界中の女性の憧れです。別格です。上品かつ豪華。
デンマークに自生する植物を網羅した植物図鑑「フローラダニカ」は1761年から1883年までの120年以上をかけて編纂されました。
正編51巻。補遺編3巻。1巻60葉。
ぜ、全部で3240葉!!
この植物図鑑を原画にして王立ロイヤルコペンハーゲン磁器製作所がディナーサービスの制作を始めたのが1790年です。
王室の命によるものですが、ロシアの女帝エカテリーナの発注説や植物学のリンネが名を馳せていたライバル敵国の隣国スウェーデンに対抗するため、とか。
いずれにしても小さな国で軍事力は劣っていてもその文化・科学・産業の高度をしめす目的があったことは間違いありません。
オリジナル1802点。ローゼンボーグ城所蔵でいまでも公式晩餐会で使われるそうです。12年間制作にあたった絵付け師バイエルは失明(悲)。
で。
とにかく、その美しさとアイテムの豊富さから「世界一優美で贅沢なディナーサービス」と称される名品中の名品です。
熟練ペインターによって植物図鑑から忠実に描き写されるため、花弁・根・雄しべ・雌しべ・実など他の花柄の洋食器とは完全に一線を画します。
そうなるとデザイン性がないようにお思いでしょう?
ところが。
図鑑は平面です。サイズ決まってます。
食器は立体です。曲面です。大きさいろいろです。ハンドルや飾りがついていたりします。
そこに不自然ではないように省略することなくアレンジして描き込むことは各ペインターの経験と感性によって決められるそうです。
そして器の底にはラテン語でその植物の学名が記されます。
ちなみに金彩は専門のペインターが施します。24金。
このプレートはバスケットレースとも言われます。実はもうひとつ上の写真のフルーツバスケットの受け皿に使います。
なんて贅沢!!
手前の三角の器はカスタードカップ&スタンド。ホイップクリームを入れたそうです。
なんて贅沢!!
たいへんな人気アイテムでこれ一つから「フローラダニカの世界へようこそ」ってなるお得意様、すごく多いです。
これだけ贅を尽くしつつ、一部のご紹介だけでもこんなにいろいろなアイテムがあること自体が希少です。
いつもダニカをご用命いただいているお得意様。
てっきりカップ&ソーサーはお持ちと思っていたら実はまだ。っていうことがよくあるちょっとめずらしい名品です。みなさん使う順番とか理屈を超えて魅了されちゃうんですよね。
あと意外なのはけっこう使うお客様多いです。すごいですね。
<洋食器の創美(Sohbi)HDC神戸店での芦屋のお得意様との会話>
裏管理人:「このプレートでしたら絵皿としてもお飾りになれますね。」
お得意様:「あら私、食器は飾りたくないの。使うものでしょ。」
裏管理人:「…。そ、そ、そうでございますとも。」
いやほんとの話です。ちゃんとダニカのディナープレート6枚お持ちいただきました。
かっこいいお客様です。
最初はコケなどの地衣類・菌類・海藻やキノコまで描かれていましたが今は美しい草花が選ばれています。
何度か特別注文で指定発注しました(なんと一度はペインターさんまでご指名)が、基本的には柄指定ができないのがタマにキズ。
ですから、数多くのなかから手にとって比較して選びましょう。
洋食器の創美(Sohbi)の「ヨーロッパ名陶名品展」でご覧いただけます。
洋食器の創美(Sohbi)のフローラダニカの販売実績は年間200点以上です。
安心です。
ネットショップでもアップしてみたい(悔)。
ティーポットの話
<美味しい紅茶の淹れかた>
ポットを使う(お湯で温めておきます)
茶葉の分量は正確に
新鮮な水(ミネラルウォーターは×)を十分に沸騰させる
ポットで蒸らす
お湯の注ぎかたや茶葉とどんな紅茶かによって蒸らす時間が違ったりは勉強してください。って裏管理人も詳しくありません。
美味しくて楽しければいいのです。
そこで。
ティーポットです。
茶葉のジャンピングには陶磁器でなるべく球形のティーポットがいいといわれています。
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワーカーブ。まさしく美味しく淹れられそうな形です。約1000cc5-6人分
天下のマイセン・ブルーオニオンも実用を考えた形です。ハンドルと注ぎ口は「木」が表現されています。
とはいってもせっかくだからおしゃれな形や色柄も楽しみたくなるのが人の常。そうするとイタリアンフルーツなんかもおすすめです。
華やかです。安定感のある形とインテリアにもなるデザインで人気です。
シンブルで有名なドイツの手作りブランド、リンドナーのティーポットもアンティークな形で超人気品です(750ccサイズ)。
間違えました。これはジャパニーズティーポット。マイセンの急須です。マイセン磁器製のティーストレーナー付き。
みなさま一番安心するウェッジウッドのワイルドストロベリー。こちらは600cc3-4人分のSサイズ。
ところで、前回セットのお話をしましたが、今はいろんなカップで楽しむのが主流です。
そこでよくある質問。
「カップいろいろでポットはどうすればいいですか。」
すかざず裏管理人はお答えします。
「BESTはシルバーですね。」
「何にでも合う。割れない(当たり前です)。おしゃれ。」
クリストフルのバガデルなら実用本位でほんとにおすすめです。
「ポットは白磁でっていうのもおすすめです。」
ベッキオホワイトもいいですが白磁のポットならぜったいにマイセンの波の戯れホワイト!!
これはミニサイズですが1050ccもあります。しゃれた形できれいな球体です。なんといってもマイセンの白磁です。レリーフもきれい。全体のデザインがとってもバランスがいいです。
でもほんとうは合う合わないとかではなくて、お気に入りのティーポットが一番。色・柄・形・大きさ、好みのティーポットを選ぶのが正解です。
ティーポットのこと
茶漉し(ティーストレーナー)
日本の急須のように中の注ぎ口とつながる部分に網がついているわけでもなく、あってもせいぜい5mm弱の穴がポツポツ。お茶っぱ、出ます。
茶漉し必須。
すてきなアンティークシルバーなんかをじっくりゆっくり探しましょう。
洋食器の創美のクリスタル&アンティーク展でも見られます。
ふた(カバー)
だいたいはロックできるようになっています(ベッキオホワイトはのっかってるだけっていう感じです-イタリアらしいおおらかさ-)。
ほとんどの窯が注ぎ口とハンドルに一直線にするとはずせるようにつまみがデザインされています。
よくわかっていないとふたのツメ折れます。気をつけましょう。90度回転してロック。
ウェッジウッドは穴がヒント。確認してみてください。
ティーバッグもいいですがたまにはティーポットで。
ティーバッグをティーポットで。でもいいくらいです。
楽しんでみてください。
ウェッジウッド製造中止品の不思議
コロンビアパウダーブルー、コロンビアエナメル、ブルーサイアム、コロラド、ビアンカ、シャトレー、ミラベル、アンジェラ、ラニミードダークブルー、ブルーサイアム・・・。
どれもウェッジウッドの製造中止になったシリーズですが、いくつお分かりですか?
お持ちのカップで該当品があったら大事にしてください。
思いつくだけで30種類はあるかと。
「洋食器はオープンストックでいつでもお買い足しができるのでかえってコストパフォーマスがいいんですよ。」ってご説明していたことがあらあら・・・です。
最近ではオズボーンとキャベンディッシュはショックでしたね。昔の伝統的なウェッジウッドらしいパターンが少なくなっていくのは寂しい限りです。
「製造中止です。ディスコン(discontinue)になりました。」
そういうことで発注を断念します。「今ある在庫で終了です。」言い切ります。
しばらくすると出てくるんです。これが。微妙なところです。海外の在庫がでてきたり、こういうのに限ってオファーがきます。
なかにはオベロンのように復活するパターンもあったりします。
再開歓迎。
ですが。
「製造中止」と言い切ってきたからには少々ご紹介しづらいこともしばしば。
いろいろ事情もあるのでしょうが、こちらも振り回されます。
セールストークで連発しているわけではないことだけはぜひぜひご理解下さい。
お茶飲み
洋食器の楽しみかた(その1)
20年前は「これいただくわ」イコール6客しかもケーキ皿つきポット・シュガー・クリーマーも。
そういうのが23ピースセット。ティーサービスの基本です。
なんでも1点で数えます。
カップとソーサーとケーキ皿6点ずつで18ピース。ポット・シュガー・クリーマーの本体で3点。ポットとシュガーのフタで2点。ほらぜんぶで23ピース。
洋食器といえばセットで。古きよき時代です。
23ピースにサラダソーサーやBBプレートがついたりします。
スープ皿・ディナー皿がまたついてサービス用のオーバルもご一緒でディナーセットの完成です。
ブランド洋食器ですからグレードを合わせてクリストフルのカトラリー(スプーンやフォーク・ナイフ)をコーディネイトします。
って、ほんとうにこんなパターンが毎日ありました。
でも今は。
「自由だぁ~」です。
もっともっと使う楽しみが毎日の生活のなかにとけこむそろえかたを提案しています。
カップ&ソーサーはお気に入りを一つずつ増やしましょう。「どれで飲む?」「今日はいいことあったし自分へのご褒美でこれで飲んじゃおうっと」のほうが楽しいです。飽きません。使います。
でも、洋食器専門店販売一筋裏管理人としてひとつだけ譲れないことがあります。
それは。
カップ&ソーサーには必ずケーキ皿をご一緒してみてください。さっきの数え方で3ピースとかトリオとか呼ばれる組み合わせです。
必ず20cm前後のプレートがラインアップされています。
そのうえにのせた状態でデザインされているといってもおおげさではありません。
「太るからケーキ食べないから」とかじゃなくて。
それぞれにケーキ皿があるほうが使う機会がふえます。そのほうが使うときに絶対楽しいです。ちょっと自慢げです。
「どれで飲む?」って選ばせてあげてさりげなく同じシリーズのお皿でちょっとしたお茶菓子をサービスする。すてきでしょう。
それにお気に入りの20cm前後のプレートはそれだけでも大活躍します。一番使いやすいサイズですし、なんといってもお好みの色柄なわけですから。
ケーキ皿をご一緒していないお気に入りカップコレクションがあったら次のカップの前にプレートをそろえてみるのはいかがでしょう。
きっとよりお気に入りになると思います。
更新作業?
更新完了しました!!
洋食器の創美(Sohbi)ネットショップ、ほんとに270点近く更新したように見えますか?
天地神明に誓っていたしました。
ただし三分の一は裏管理人撮影見苦しい画像の更新、三分の一が新登録品。
問題は残りの三分の一。
実は、実店舗の7-8月催事用の商品なのです。
洋食器の創美(Sohbi)の20年にわたる宣伝手段はチラシとDM。昨年は日経新聞にも広告を出しました。WEBの世界では遅れていますが、紙刷り広告は質量ともに洋食器業界で間違いなく日本一です。
とほほ?
いや、それが意外や意外。週に何回も送信されてくるメルマガより月一回のDMを喜んでいただけるお客様多いです。
そりゃもう、情報量が違います。写真の質が違います。スタジオ本格撮影です。お金かかってます。郵便屋さん宅配屋さん運びます。
おせんべかじりながら、寝ころびながら見れます。ポケットに入ります。保存できます。クリックする必要ありません。できません。
なので。
宣伝印刷屋さんコンペ>海外からサンプル取り寄せ>撮影>出稿>校正
ってな具合にずいぶん前からなかなかテマヒマかかります。
そのサンプルをすかさず先日撮影したんです。こっそり。それが残りの三分の一。
ですので登録はしましたがまだ「目隠し」(悲)。
ネットショップ責任者の裏管理人としては早く公開したくてしたくてウズウズですがそのセールが始まるまで我慢…。
フライイングに期待してください。
ブルーイタリアンが品切れなわけ
洋食器の創美(Sohbi)ネットショップで人気のブルーイタリアン。
せっかくの幅広い品揃えですが今はほとんど品切れ状態です。
残念です。お詫びです。
実は本国の工場移転でオーダーがストップ。多様なアイテムの充実で創業当初からの人気品です。
こんなのまであります。
仕入れるほうも仕入れるほうですが(勇気あるバイヤー)売れちゃうんですよね。これが。
イギリスといえばウェッジウッドですが、かのファインボーンチャイナを完成させたのはスポードなのはあまり知られていません。
このブルーイタアンで駆使されている銅版転写技術を開発したのもスポードです。
ハイグレードレンジもすてきなシリーズがありますが素朴かつ繊細なブルーイタリアンはそのフォルムもなかなか独特でおすすめです。
入荷が決まったらこのブログやネットショップでお知らせいたしますね。
ぜ~んぶ40%OFFです!!
画像の加工集中の一日でした。
昨日の撮影データをアップする準備。
気合でたった今完了!! 公約通り火曜日までには更新できそうです。
マウスをもつ右手が若干しびれてますが気のせいということで。
せっかくなのでネットショップにアップする前に一部公開しちゃいましょう。
洋食器の創美(Sohbi)お得意のKPM。
ベルリンピアンタのティーカップ&ソーサー、デザートプレート、ディナープレートを全柄撮影できました!!
サービスアイテムは6柄ずつあるのでなかなかそろい踏みできなかったのですが今回ついに!!
これはモチーフNo1のティーカップ。
ドイツの野に咲く小花が影のある花絵付けでハンドペイントされたとってもステキなシリーズです。
詳しくは洋食器の創美(Sohbi)オフィシャルネットショップでご覧下さい。
といっても今日はまだ全部はアップできてませんのであしからず。
今日は撮影の日です。
今日は撮影でした。
はじめは裏管理人が撮っていましたが、他社様画像の美しさに感動してあきらめました。
もう少しで「画像はln様でご確認下さい」って表示しそうになったほどです。
画像加工の技術も完全初心者なのでフォトショップで調整しているうちにえらいことになって「元通り」の繰り返し。
今年から救世主現る。
ご紹介で(縁故です、コネです)プロカメラマンさんにお願いしています。
まずまず、撮影作業を拝見して自分で撮っていたのがいかにざっくりだったか痛感いたしました!
とくに磁器ものって難しいそうです(知っとけよって)。
だいたい機材のせいではないにしろ、三脚からしてこの差!!
カメラマンさんのは機関銃の銃座のようにガッシリ。
左の裏管理人の三脚。これ三脚じゃなくてアンテナ3本。
グニョグニョします。でも気にならなかったところがまたすごい。
こんな感じで撮影。
本日ギネス!!
なんと271カット!!
画像加工とアップの作業が待っています(汗)。気合しかありません。一日でも早くご覧いただけますよう、火曜日までにはアップします。
乞うご期待です。
洋食器の創美(Sohbi)のWEBサイト
洋食器の創美(Sohbi)のWEBサイトは一応5サイトあります
裏管理人を筆頭に素人集団の洋食器の創美(Sohbi)ネットショップ部隊ですが、なんとなあんと実は10年も前からWEBサイトあったんです。
9年間3人体制って…(汗)。
で、突然昨年からひたすら走り始めてオフィシャルサイトが二つあります。このブログもあつかましく勘定に入れると三つ。
あとYh!さんと楽さんで二つ。
直接販売していないオフィシャル企業WEBサイト
10年の歴史…(汗)。
裏管理人に荒らされて洋食器の創美(Sohbi)催事宣伝サイトに変容しつつあります。
洋食器の創美(Sohbi)の史上最強追随不能企画催事「ヨーロッパ名陶名品展」のご案内も20年目にして初めてオープンにしました。
店舗情報、名品特集など情報発信を充実させてまいります。
ネットショップオフィシャルWEBサイト
1年弱の歴史…(汗)。
2006年8月半ばオープン。
そういえばクレーン船が高架をひっかけてケーブルが落ちた事故のご記憶あります?
その日がオープンだったんです!なのにその事故が原因でサーバーとの接続がどうのこうので開かない!!つながらない!!
あのときの弊社ボスの冷たい視線が今でも忘れられません(怖)。
そんな波乱の幕開けでした。
ここを洋食器の創美(Sohbi)ネットショップのメインにしています。
ほとんど毎日どこかしら必ず更新しています。
ネットショップYh!さん・楽さんWEBサイト
一応、といっては問題ですが出店しています。楽さんちは3月にリニューアルしました。でもすでに一瞬の油断でオフィシャルショップから遅れ気味です。
Yh!さんちはほんとうに申し訳ありませんが1年間開店休業状態です。今年中にリニューアル予定です。
Yh!さん・楽さんユーザーのお客様にはたいへん申し訳ございませんが、今のところ品揃えと更新はオフィシャルショップが充実。というかほとんど1本で限界状態です。
なんとかします。しばらくはオフィシャルショップをご利用ください。
Yh!さん・楽さんのポイントが使えませんが。
で。
このブログ。これはもうどうなることやら。評判次第です。
洋食器の創美(Sohbi)WEBサイトはそんな構成になっています。
勝手ながらなにとぞまずはオフィシャル系でのご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます。