AUGARUTEN since1718
東洋以外で最古の磁器窯マイセンが2010年で300周年を迎えます。
ヨーロッパで二番目の窯アウガルテンは今年で290周年。
あちこちで記念イベントがひそやかに優美に開催されています。
なんといっても一時は泣く子も黙るオーストリアの窯。
歴史をひも解いてみて下さい。
栄華が続いてさえいれば最強最高の帝国です。
洋食器の創美はアウガルテン大好きです。
価格が玉にキズですが。
左:アウガルテン最古のベルヴェデーレシェイプのプリンスオイゲン。
右:ヘレンドのウィーンのばらのオリジナルともいえるウィンナーローズ。
ペインターはたった60名。
現行品でここまで薄く焼成されたカップはアウガルテンくらいしか見当たりません。
採算度外視の伝統的な作りこみが高価になる理由です。
詳しくは以前の記事で。
実は来月某日一日限りのスペシャルイベントがあります。
ご興味がおありでしたら洋食器の創美の最寄の店舗かネットショップにお問い合わせ
下さい。
メダカ
休日投稿につきプライベート編です。
スイレン栽培挑戦中の庭池はただいま水生植物増殖中でその陣容は、
スイレン系がヒツジグサ、姫スイレン、マダム、ファイヤークレスト、オドラータ。
その他オグラコウホネ、ガガブタ、シラサギカヤツリ、トクサ、セリ、ヒメフトイ、
ウォータークローバーヨーロピアン、カキツバタ、オモダカ、ホメホタルイ…。
そしてメダカ150匹軍団の産卵用にアナカリスとカボンバ大量投入。
で。ついに。
5月に入るなり続々ベイベが…。
いい歳したオヤジながら初めて発見した
ときはけっこう感動的でした。
あちこち卵だらけです。
詳しくはプライベートブログで公開中です
が続々誕生中。
すでにそれなりの姿に成長したチビもチラ
ホラ。いつのまにかクチボソの稚魚も泳い
でいます。
昨秋から突然目覚めた庭いじり。
今や数字とPCに追われる毎日のカタルシスになっています。
太陽、雨、風、雪。
気温、季節。
植物、虫たち、いろんな生き物。
「ご来店数」や「売上」以外のことでも天気が気になる今日この頃。
ミントンのハイグレードシリーズ
MINTON Exotic birds / Argyle
ミントンは本来ひじょうにグレードの高い作品を得意とする窯だったことは何回か
ご案内しましたが、現役はなかなか見当たりません。
たとえばこちら。
左の写真の左からアーガイルのマラカイトブルーとバーガンディレッド。
そしてエキゾチックバード。
見るからにゴージャスでしょう。どれも大好きです。
アーガイルはご存知アーガイルチェックの
格子模様(ニットのセーターとかによくある
パターン)のボーダーラインがアシッドゴー
ルドであしらわれて豪華なレイズゴールド
の文様を引き立てています。
こんなにふんだんな金装飾なのに上品な
ところがすばらしい。
実は一番ほしいカップ&ソーサーがこのア
ーガイルです。
買えませんが(笑)。
エキゾチックバードにいたっては
アシッドゴールド&レイズゴールド
&パテシュールパテのMINTON
超絶三大技法が駆使された逸品
中の逸品です。
1840年にビクトリア女王が、1878
年にはエドワード7世が特注した
名品です。
さらに華麗なMINTON最上級のシュルズベリーという強力なシリーズもあります。
どれも豪奢な貴族趣味が明快ですばらしい!
ヘレンド?
ロイヤルアントワネット
サマータイム
「ウィンターにサマータイム」という泣ける記事ご覧いただけました?
もしくはご記憶にあります?
マイセンクリスタル’Summer Time’の活躍する季節到来!
こうやって結局年中おすすめしちゃうわけです(笑)。
じゃ~ん。
どうです。このスタジオ本格撮影。
マイセンクリスタルのサマータイムにソーメン。泣けるでしょ。
「小腹が空いたからソーメンでも食べる?」
チョチョイっとあり合わせでもこんなにCoolにサービスできます。
マグカップ勢ぞろい?
ミニチュアカップ&ソーサー
昨日今日と「津田沼店じまい閉店セール」応援入店中です。
大幅割引続出!!
ネットショップも久々にセールを組んでいますのでどうぞよろしくお願いします。
リンドナーの面白いアイテムがありましたのでご紹介です。
ミニチュアカップ&ソーサー。
さすがにシンブル(指貫)で有名な窯だけあって小さいアイテムは得意みたい。
ふつうのカップ&ソーサーと一緒に撮りましたが小ささがおわかりいただけます?
カップの口径48mm、ソーサーの直径75mm。
ちゃんと用途があってシュナップスを飲むのに使うとか。
アルコール度40%のドイツの蒸留酒。
食後の消化を助けるためにいただく習慣があるようです。
デミタスで食後のコーヒー、ミニチュアで食後のシュナップス。
どちらも小ぶりで面白いですね。
ネットショップにもアップしていますよ~。
磁器装飾時計
マイセンなどドイツの磁器製作窯には豪華な装飾を施した時計が数多く
存在します。
Sitzendorfer
2130/0/10(本体)と16143/10(台座)
立派な時計でしょう? 高さ50cm以上。
インテリアとしても秀逸です。
マイセンのアンティークで鳥花の装飾が
ついたこのクラスだととんでもない値で
取引されます。
昔ながらのゼンマイ式と電池式にわかれ
ますがマイセンは今でもゼンマイ式にこ
だわっています。
マイセンは1710年開窯。
時計ってどうなんだろう?とふと思い調べてみたら1300年代にはもう
機械式時計が存在していたそうです。
1510年にドイツの錠前職人がゼンマイ発明。
1583年に振り子式時計を考案したのはかのガリレオ・ガリレイだった
とは思いもよりませんでした。
ま、当時から分秒刻みのスケジュールの王侯貴族がどれくらいいたか
定かではありませんし、おおらかな指針だったのではないでしょうか。
アンティークの磁器装飾時計を見るなり「これちゃんと時計動くの?」とか
お尋ねがありますが、
「そうね、だいた~いね~♪」 とお答えするしかありません。
1960年前後生まれの方々の青春とともに「お疲れ様!SAS!!」
マイセンの茶器
Meissen tea bowl
独語で’Kopchen’と呼ばれるハンドルのない小ぶりなカップのことをティーボール
ともいいます。
一度ご紹介しましたね。
日本や中国からもたらされた茶碗などにはハンドルがありませんからその模倣
から始まったのがほんとうの理由ですが、ヨーロッパでも喫茶の習慣があって
実用性はあったみたいです。
トルココーヒーをいただいたりもしたとのこと。
いまもマイセンには湯のみがありますが容量100cc以下の小さなカップといえば
双剣マークか中国茶器と命名されているアイテムが代表選手です。
おなじみの双剣マークシリーズ。
ベットガー器の茶托が全部で七種類
ラインアップされています。
アルカンタス、ツタ、ブリオニア、ブドウ、
ドーム、シュタインと少し大きめのマイ
セン。
マイセンはアルブレヒト城を中心とした
マイセンの風景がデザインされています。
「中国茶器」という名で登場したのがこちら。
わかりづらいですが茶托だけでなくカップ
にもレリーフが施されていてカップと茶托で
レリーフがそろうようになっています。
こちらは六種類。
サイズは双剣とほとんど同じです。
どちらも酒器にも豆鉢にもいいでしょう。
マイセンとしてはお手ごろです。
すかさず波の戯れホワイトのSサイズ
ティーポットをこんなふうに急須がわり
にご提案するのが創美流。
じつはこの組み合わせ人気絶大。
ネットショップでは
マイセンの茶器はこちらにアップしています。