My favorite item PART5

昨日の府中名品展でなつかしのオキニと再会。
調べ直すももどかしく速攻アップ。
2005年前後のマイセンデイズで発表されたような記憶(定かではありません)。
パールフォルムのモカカップ&ソーサーで6モチーフのラインアップ。
701590/33579/1-6 Meissen ’DREAM’
マイセン ドリーム モカカップ&ソーサー  Sohbiネットショップ
夢に出てきたアイテムが絶妙のバランスとタッチでデザインされています。
マイセン ドリーム モカカップ&ソーサー2  Sohbiネットショップ
作風からしてG.ガウベの仕事だと思うのですが確認はしていません。
ケーキや化粧品やポーチやとにかくレディがらみの小物でいっぱい。
宝尽くしのようなイメージにも。
レリーフのないマイセンの美しい白磁に描かれた数々の夢アイテム。
淑女に絶対オススメ!
そのうちちゃんとネットショップにもアップしますね。

My favorite item PART4-1

Meissen decoNo611010
私のお気に入りPART4でご紹介したマイセンの「青い花模様」(洋食器の創美では「現代花」)。
詳しくはそちらをご覧ください
その大好きな611010のティーカップ&ソーサーとモカカップ&ソーサーを撮影できました
のでお見せしたくてしたくて・・・。
こちらです。
マイセン 現代花 モカカップ&ソーサー  洋食器の創美 マイセン 現代花 モカカップ&ソーサー_1  洋食器の創美
Meissen 611010/23581 モカカップ&ソーサー。
マイセン 現代花 ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美 マイセン 現代花 ティーカップ&ソーサー_1  洋食器の創美
Meissen 611010/23633 ティーカップ&ソーサー。
どちらもコーヒーカップ&ソーサー(23582)とは異なるパターンで超新鮮。
贅沢な描き込みでうらかんを魅了します。
こんなにも技術を要するハンドペイントのパターンが「定番化」されている点がマイセンの
すごさでもあります。
美しい。

My favorite item PART4

Meissenn decoNo611010
「青い花模様」と呼ばれるデコレーションがあります。
洋食器の創美では通称「現代花」。
大好きなマイセンの一つです。
マイセン 現代花  洋食器の創美
 ツェップナーの名作グローサーアウスシュニットの
 フォルムにマッチした現代的な花絵付け。
 色調・構図がみごとでしょ?
 力強いデザインなんですが抑え目のトーンで全体
 のバランスがとれている秀作です。
 食器としてはひじょうにめずらしいパターンです。
現代マイセンの花絵付けのデザインといえばハインツ・ヴェルナーですが、
こちらはフォルクマール・ブレッチュナイダーと思われます。
Volkmar Bretschneider(b1930)。
もう名前の響きからしてカッコイイ。
陶板にも彼の有名な作品が多数定番化されています。
彼の作品は特徴(画風?)が一貫しています。
マイセン プラーク(陶板)  花とフルーツ  洋食器の創美
 「花とフルーツ」 931003/95516
 
 けっこう大胆なデザイン。
 たおやかな花ではなく生命力溢れる花になります。
 微妙に共通性があると思いませんか?
 
実は札幌マイセン美術館で彼の実際の作品(ウニーカート)を見たときにファン
になりました。
HWももちろんすてきですがVBもおすすめです。

My favorite item PART3

世間はもうお歳暮だ、クリスマスだ、で大騒ぎですね。
だいたい私たち小売業界が年々早めていますがWEBの世界に飛び込んで周りの早さに
さらにびっくり。
そんなご時勢にあえて「裏管理人お気に入り第三弾」です。
ヘレンドのトプカプ
HEREND Topkapi(TOP)
ヘレンド トプカプ ティーカップ&ソーサー_1  洋食器の創美
 東西文化の交流地点トルコはイスタンブールの
 トプカプ宮殿所蔵品から着想してデザインされ
 たそうです。
 シルクロードの終着点。
 オスマン帝国時代の居城トプカプ宮殿にはいった
 いどれほどの希少品がコレクションされていたん
 でしょう?
シノワズリシリーズの「宝尽くし」(POBO)とよく似ていますが
ヘレンドグリーンの単彩という点がお気に入りの理由の一つです。
以前呉服屋で働いていた裏管理人は「宝尽くし」系うるさいです(笑)。
留袖の裾模様など。吉祥文様の代表です。
打出の小槌、宝剣、丁子、法螺貝、巻子、隠れ蓑、扇子、巾着、如意宝珠、軍配、・・・。
ちょっと意味不明のかたも多いでしょうね。みんな意味があります。
仕事内容はもう思い出したくないですが役に立たないことはよく覚えています。
ヘレンド トプカプ ティーカップ&ソーサー_2  洋食器の創美 ここにも入ってますね。

My favorite item PART2

ヘレンドのトゥッピーニの角笛に引き続き。
「お。これいいな。」・・・。「うん。やっぱりいいな。」第二弾です。
20年も洋食器ばっかり扱っていましたから何度か見ていたはずなのですが彼女に魅入られたのはほんの数年前です。
KPMベルリンケレス decor17
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_03  洋食器の創美
こちらはティーカップ&ソーサーです。
23pcsティーセットのアンティークが入荷したのをみたときに感動しちゃいました。
優雅なたたずまいと彩色。
KPM流ユーゲントシュティール(アールヌーボー)ここにありって感じです。
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_01  洋食器の創美
ご覧のようにティーソーサーはカップを置くところが偏心しています。
にもかかわらず奇をてらったようにならないところがすごい。
CERES(ケレス)。
ローマ神話の豊穣(農業)の女神ですね。で、勝手に「彼女」ってあつかましい裏管理人です。
豊かさの象徴コーヌコピア(ゼウスに授乳したヤギの角)にたわわに実るフルーツと緑葉がレリーフで表現され鮮やかに彩色されています。
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_02  洋食器の創美
そして周りには収穫を表す稲穂の金彩。
抑え目の装飾とアールヌーボー様式。
でありながらテーマは古典。
フリードリヒ大王が愛してやまなかったロココ様式からの挑戦。当時のKPMにおいていかに斬新な試みだったことでしょう。
「やるときゃやるよ。」ってバウディス(ケレスのデザイナー)の声が聞こえてきそうです。
KPMベルリン ケレス17 デザートプレート  洋食器の創美
1913年にデザインされたようにはとてもみえないでしょう?
裏管理人が言うのもなんですが。
高いです(泣)。

My favorite item part1

裏管理人のお気に入り(その1)
今日はお休み。家の買い物やら植込みの剪定やら大忙しの一日でした。
で。
裏管理人のちょっと気になるアイテムのご紹介第1弾。
20年近く洋食器を扱っているとそのときどきで「お、やっぱりいいなぁ。これ。」っていうのが出てきます。
ここ2-3年で一番気に入っているティーカップは、
ヘレンドのトゥッピーニの角笛
ヘレンド トゥッピーニの角笛 ティーカップ&ソーサー_01  洋食器の創美
HEREND
Tupini, corne d’abondance : TCA-01726-00-0。
1800年代後半発表。
ヘレンドの絵付け三大技法の一つ、ミニアチュール(細密画)の逸品です。金彩の繊細さ、落ち着いたターコイズブルーと錆び朱。
近くで見るとその細やかな手描きの素晴らしさに圧倒されます。
ちなみにトゥッピーニはローマの旧家の名前ですが、その発注によるものかどうかは明らかではありません。
そして使う距離、あるいは遠目でみたときのまとまりのよさ。
飽きません。不思議です。
繊細さと全体のバランス。
なかなかではないでしょうか。
ヘレンド トゥッピーニの角笛 ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美