My favorite item PART2

ヘレンドのトゥッピーニの角笛に引き続き。
「お。これいいな。」・・・。「うん。やっぱりいいな。」第二弾です。
20年も洋食器ばっかり扱っていましたから何度か見ていたはずなのですが彼女に魅入られたのはほんの数年前です。
KPMベルリンケレス decor17
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_03  洋食器の創美
こちらはティーカップ&ソーサーです。
23pcsティーセットのアンティークが入荷したのをみたときに感動しちゃいました。
優雅なたたずまいと彩色。
KPM流ユーゲントシュティール(アールヌーボー)ここにありって感じです。
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_01  洋食器の創美
ご覧のようにティーソーサーはカップを置くところが偏心しています。
にもかかわらず奇をてらったようにならないところがすごい。
CERES(ケレス)。
ローマ神話の豊穣(農業)の女神ですね。で、勝手に「彼女」ってあつかましい裏管理人です。
豊かさの象徴コーヌコピア(ゼウスに授乳したヤギの角)にたわわに実るフルーツと緑葉がレリーフで表現され鮮やかに彩色されています。
KPMベルリン ケレス17 ティーカップ&ソーサー_02  洋食器の創美
そして周りには収穫を表す稲穂の金彩。
抑え目の装飾とアールヌーボー様式。
でありながらテーマは古典。
フリードリヒ大王が愛してやまなかったロココ様式からの挑戦。当時のKPMにおいていかに斬新な試みだったことでしょう。
「やるときゃやるよ。」ってバウディス(ケレスのデザイナー)の声が聞こえてきそうです。
KPMベルリン ケレス17 デザートプレート  洋食器の創美
1913年にデザインされたようにはとてもみえないでしょう?
裏管理人が言うのもなんですが。
高いです(泣)。

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