ROYAL COPENHAGEN
いまさらご説明不要のロイヤルコペンハーゲン。
いまやパルメッテシリーズなどでぐっと身近になりました。
洋食器の創美の創業期はもっともブランド力の高い窯でした。
とにかくお客様の憧れ度合いが半端ではありませんでしたね。
マイセンより強いくらい。ほんとうです。
フルレースのフリフリ、繊細なハンドル。丈夫なプレート。
ブルーフルーテッドシリーズでピシッとそろえるのがステイタスだったわけで、
フルレースでいままさにご用命いただこうというお客様がいらっしゃったりする
と周りのお客様が羨望のまなざし…みたいな。
ブームとかトレンドとか。
ではなくて歴史と品質に裏打ちされた本物だと思います。
フローラダニカのバスケット
ROYAL COPEHAGEN Flora Danica
名品フローラダニカのご説明はくどくど終了済みです。
今回ご紹介するのはアンティークですが今も作られています。
ちょっと知ったかぶりの教えたがりの琴線に響いた画像がありました。
こちらなんですが…。
現役品番を当てはめると
1_141_397と1_141_637。
フルーツバスケットとダブルオープンワーク
ラウンドになると思います。
うしろのオープンワークのプレートはラウンド
だけで6サイズあります。
見るからにゴージャス。
バスケットの底面に花絵付けが施されます。
なにを教えたがりかというと。
実はこのオープンワークのプレートはこのフルーツバスケットの台に使うっていう
ことです。
残念ながら乗せている画像がありませんがさらに見事な雰囲気になることは想
像できますでしょう?
オープンワークのラウンドプレートは23cm、25cm、27cm、29cm、33cm、36cm。
順に品番は1_141_635、637、380、381、383、384。
23cmと25cmだけ品番が全然違うでしょ。
この二枚の正式名称はStand small(large) round fruitbasket,flat w.open-workboder
なんです。
フルーツバスケットも2サイズあってそれぞれがその台っていうことなんですね。
見た目は同じですからもちろんどういうふうに使ってもいいんですよ。
ちょっとその贅沢な発想と作り手のこだわりを知っておいて欲しかったのでした。
スズランとロイヤルコペンハーゲン
スズランがいつのまにかそれこそ鈴なりになっていました。
たしか一週間前は角みたいな葉がニョキニョキ生えていただけだったはずです。
植物のパワーってすごいですね。
可憐なイメージ。
そして先週撮影したばかりでまだアップもできていない新アイテムの一つに
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワー五つの花シリーズがあります。
スズラン。
あとポピー、マーガレット、チューリップに
バラのラインアップです。
自宅に花咲いていることも知らずに画像
加工したばっかりでした。
これはなにかの思し召しかとあわててIXY
を炸裂させたわけです。
そういえばスズランがモチーフになってい
る洋食器はあまり見かけませんね。
ちなみにポピーとマーガレットは区別が難しくてたいへんでした。
描き手の差もあるんでしょうね。
グリーンフルーテッド
ROYAL COPENHAGEN Green Fluted Plain 2_525
ブルーフルーテッドはご紹介済みです。
2年ほど前にグリーンフルーテッドという色違いが発表されましたが、ようやく
洋食器の創美でも扱い始めました。
ブルーが渋めのグリーンになってもうみなさんご存知でしょうがこんなです。
見慣れないからでしょうか。新鮮です。
19世紀後半にブルーフルーテッドと並行して作られていたとか。
新バージョンというより復活バージョンだったんですね。
1960年にはSASロイヤルホテルのディナーウエアに採用されたエレガントなシリーズ
です。
デンマークの五つ☆ホテルですが今でもグリーンフルーテッドでサービスされるんで
しょうか? 優雅に投宿経験のあるかたはぜひ教えてください。
こちらにアップしています。
スープチューリン
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart6
ROIYAL COPENHAGEN
Flora Danica 1_141_178
本日は怒涛の搬出日。
○億円相当の名品を8時間ほどで梱包出荷しなければなりません(汗)。
まだ撮り置き画像があります。
何度か登場させたロイヤルコペンハーゲンの
フローラダニカのスープチューリンです。
世界一贅沢なディナーサービス。
今どきこんなアイテムを仕入れちゃう洋食器屋
さんあんまりありません。
ご覧のように三種類のデンマークに自生する
植物が描き込まれています。
モチーフの原典は学術図鑑ですから各植物の名前もラテン語の学術用語でペインター
自ら記します。
こんなです。
左:本体の底面、右:蓋の裏。
人気のピンク系の花が選ばれた超おすすめ品です。
大きめのサイズでアップロードしてありますから拡大してどうぞ。
今回連続で津田沼会場からご紹介した名品の数々は今週から洋食器の創美
新宿サブナード店でご覧になれます。
新宿サブナード店は広いですよぉ~。
ロイヤルコペンハーゲン プリンセスブルー
ROYAL COPENHAGEN
Princess,Blue(1104)
produced since 1978
ロイヤルコペンハーゲンのプリンセスが今年で30周年です。
誰もあまり騒ぎませんのでお祝いに採り上げましょう。
なにをかくそう、けっこうお気に入りですし。
ご存知の通り、ホワイトハーフレースとブルーフルー
テッドハーフレースの中間ともいえるシリーズです。
クォーターレース(笑)。
1775年から続くパターンの派生バージョンとはいえ、
これはこれでなかなかいいパターンだと思います。
価格も比較的リーズナブルですし。
特にプレート類は使いやすいです。
正式にはプリンセスブルーといいます。
こんなシリーズがあったからなんですね。
プリンセスパープル(バーガンディ)。
品番1156。
縁に金彩が施されていました。
フルレースにもありましたが廃番です。
ワインカラーがひじょうに新鮮でしょう?
白じゃ物足りない、伝統的なパターンが好き、手描きにこだわっている、丈夫でなきゃ、
やっぱり歴史のある窯のでないと、もちろんなるべく低価格歓迎。
などと裏管理人のわがままな無理難題をクリアする貴重なプリンセスブルーなのです。
ロイヤルコペンハーゲン エコバッグ
エコバッグ???
小さいころよく母親の買い物(といっても毎日の夕飯の買い物)についていきました。
動機は不純で肉屋さんのあつあつのコロッケを一個GETすること(笑)。
みんな網目のMy買い物籠をぶらさげてました。
八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さん(関西は食べ物系によく「さん」が付きます)・・・。
「市場」のあんちゃんが「はい。おばちゃん入れとくで。」とかいいながら新聞紙で包んだ
野菜なんかを買い物籠に入れるのがお決まりでした。
そういえばプラスチック容器なんかありませんでしたね。
大企業はバンバン公害の元を吐き出し垂れ流ししていましたが庶民はまったくもって
エコロジーだったわけです。
いまや「エコバッグ」。
こちらのロイヤルコペンハーゲンのエコバッグも大人気で品切れ続出とか。
大袈裟な気もしますがスーパーにもコンビニにも持って行きましょう。
どうせならちょっとおしゃれに。
残念ながらネットショップでは扱えません
が洋食器の創美全店で扱っています。
入荷するなりSold Out続出みたいですが。
ラブグローブともども「母の日」の贈り物
推奨品です。
ロイヤルコペンハーゲン 製造中止品カタログ その1.
ウェッジウッドに引き続き、
製造中止アイテムのロイヤルコペンハーゲン版もご案内していくことにしま
した。
フィルム時代のポジをひっく返せばいろいろ出てくるはずなんですが、悲しい
かなポジからデータ化できるスキャナーが無い…。
ポラがあるのでなんとかなるかと。
第一弾。
ROYAL COPENHAGEN Tranquebar
「トランクエバー」はデンマークの植民地だったインドの東海岸にある地名です。
東インド会社経由でもたらされた磁器への憧れがヨーロッパでの磁器文化の始まり。
1911年から1933年までアートディレクターとして活躍したクリスチャン・ヨアヒムによ
るデザインですがインドを意識したものかどうかはわかりません。
(ヨーロッパでは柿右衛門スタイルがインド文様と呼ばれていたくらいです)
じゃっかん青みがかった磁体に手描きのチューリップ。
縁の文様も手描きですから手間がかかっています。
素朴なイメージ。
今ならこだわりのカジュアルスタイルといえるシリーズ
ではないでしょうか。
こちらはプレート25cmですが単純な裏管理人はインド
の地名というだけで「カレーにぴったり」というのをセー
ルストークにしていました。
でも神戸のインド人オーナーのカレーショップに入ったときにトランクエバーでカレー
が出てきて「うむ、正解。」と一人納得した懐かしい記憶があります。
お料理系アイテム復活させれば人気が出そうだと思いませんか。
ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワー
ROYAL COPENHAGEN Blue Flower
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドについては麦わら菊そっくりさん記事や
ブルーフルーテッドの記事で何回かご紹介しましたね。
ロイヤルコペンハーゲンのコバルトのアンダーグレイズ(下絵付けの青絵)でもうひとつの
代表的なパターンがブルーフラワーです。
1779年発表ですからブルーフルーテッドのハーフレースやフルーレースより100年以上
先輩です。
左がブレイデッド(プレイン)、右がカーブ。
違いがおわかりでしょうか。
braidedは「編んだ」、curvedは「曲線の」。そうです、まず地紋というかレリーフが異なり
ます。ブレイデッド(プレイン)は縁にボーダー状の編みこみ文様があります。カーブは流れ
るような地模様です(ベッキオホワイトとよく似ています)。
絵付けも違います。
左ブレイデッド(プレイン)、右カーブ。
どちらも25cmのプレートですが右のカーブの方が絵付けが多いでしょう?
プレートやディッシュ類にはこのようにオフセットさせて絵付けされるのがカーブの特徴で
もあります。
カバーのつまみの形状も全然別物となります。
ブーケは、ばら・ポピー・マーガレット・カーネーションなど15-20種類の花からペインターが
選んでアレンジしますので色合いも含めて完全一致するものはまずありません。
違いを楽しむわけですね。
最近はいろいろなバリエーションがでていますが結局はこのオリジナルの一部を使って新
しい提案をしているということです。
ブルーフラワーのブレイデッド(プレイン)とカーブをご紹介しましたがもうひとつ。
裏管理人もお気に入りだったアンギュラ。
正確にはブルーフラワーブレイデッドアンギュラでしょうか。
ご紹介済みのヘンリエッテと同じシェイプです。
パターンはブレイデッドと同じです。
描けないんではなくてこの形を作らなくなった
から製造中止なんでしょう。
1830年代にG.F.ヘッチというデザイナーが考案
した形をA.クローが完成させました。
angular=「角のある」です。
かっこいいですよね。
もうずいぶん長い間見かけません。
実はこのブルーフラワーアンギュラのコーヒーカップ&ソーサーが出てきたんですよ!!
今なら洋食器の創美全店にあるはずです。
もちろんネットショップも現品売り切りでアップしています。
ロイヤルコペンハーゲンのフィギュリン
ロイヤルコペンハーゲンのフィギュア(ちっちゃいのはフィギュリン)には名品が数多く
あります。
たとえばこちら。
Golden Eagle No.1020123 高さ50cm
アンダーグレイズの魚や動物のアンティーク
もコレクターの人気アイテムです。
ラインアップとしてはいまでもたいへん多彩
でシリーズ展開されている点も特徴的です。
部門がしっかりしているんでしょう。
子供、家族やわんちゃん、ねこちゃんのフィギュリンも豊富。
クリスマスらしい題材のアイテムもほんとに可愛いのがいっぱいあります。
クリスマスって北欧のイメージが似合います。
スノーマン一家とピクシィ(ニッセ)シリーズ。
ミニウィンターシリーズも雪が主役でクリスマスしてます。
左がミニウィンターシリーズ。
み~んな身長5cmから6cmくらいのミニサイズ。
ミニウィンターがあるからには右のようにミニサマーもあったりします。
製造中止が頻発するのがたまにきずですがこの季節になるとみんな活気がでます。
なかには一年間棚下でじっと待っていた子達も出てきます。
ネットショップでも一部アップしています。
ネットショップの子達は春も夏も秋もずっとお披露目していましたよ(笑)。