ワイン造り

マイセンはドイツですがビールよりワイン。
ブドウ栽培のヨーロッパの北限に位置するから。
バインリーフなどブドウが題材になったパターンがたくさんあるのもうなづけます。
“Group of wine-growers”(ワイン造り)というタイトルの大きなマイセン人形があります。
マイセン ワイン作り_01  洋食器の創美 樽のブドウを踏んでいる場面ですね。
 このタイプと圧搾機を使っている場面
 のものもあります。
 それぞれ大小二種類でいずれも1700
 年代のデザインです。
 こちらは小さいほう。 といっても高さ
 25.5cm 。
 18世紀半ばのリリース。
 ブドウを踏んでいる二人の部分は蓋
 のように別パーツになっています。
マイセン ワイン作り_04  洋食器の創美 マイセン ワイン作り_03  洋食器の創美
マイセン ワイン作り_02  洋食器の創美 7人の子供たち。
 表現力豊かなデザインでしょ。
 みな楽しそう。
 葛飾北斎生誕の年に世に出た子たち。
 
 樽の後ろでさぼってるヤツいます(笑)。

マイセン デビーゼンキント

梅田名品展薫風の陣最終日はマイセンの天使人形を。
フランスロココの申し子M.V.アシエがマイセンにやってきて1775年に考案した一連の
天使人形をDevisenkindと呼びます。
16種類の高さ15cm前後のかわいい天使たち。
それまでの大きな人形と違って愛らしいサイズとデザイン。
天使人形人気爆発のきっかけになった作品群です。
三角の台座が特徴。
マイセン デビーゼンキント  洋食器の創美
台座にはフランス語で愛の箴言が記されています(アシエがフランス人だったからでし
ょうね)。
左から「恋にとどめを」、「安心」、「従属させる愛」、「恋の結実」、「浮き上がる気分」。
アンティークで、という方が多いですし洋食器の創美もアンティークが主力ですが、
今回のように現代物なら揃えるのが楽ですね。
もちろんご注文も可能です。
ずっと入店していましたから梅田店からの発信になりましたが、
洋食器の創美ではこのような特別催事がどこかの直営店でいつも開催されています。
お近くの店舗のときはぜひご参加くださいね。
>>洋食器の創美イベント情報はこちら
次会場は梅田会場にさらに名品を追加した福岡会場です!!
期間:5月30日(土)~6月7日(日)
>>お問い合わせは福岡店までどうぞ

マイセン超絶ハンドペイント~梅田名品展その4

磁器絵付けの「フルーツ画」と「バード画」はもっとも難しいジャンル。
マイセンでも限られたマイスターにしか許されない部門です。
旧東ドイツ時代のスペシャルペイント作品がこちら。
マイセン バード&フルーツ  洋食器の創美
フルーツとバード両方の描きこみです。おそるべしその技術と集中力。
1963年作ですが人手に渡った作品ではありません。
ペインターNoはなんと二桁。
息をのむ美しさとはこのこういうことを言うのでしょう。
ケータイ画像でとてもそのすばらしさを正確にお伝えすることができませんがなんとなく
すごさがお分かりでしょう?
二日目に大お得意様のお宅へ貰われて行きましたがあわてて撮らせていただきました。

小さなムックの物語~梅田名品展会場PART3

19世紀のドイツのおとぎ話。
「小さなムック」が題材になったマイセン人形がいくつかリリースされています。
手びねり人形にもムックがいますね。
今回身長約18cmのムックが梅田名品展に間に
合うように全力疾走でやってきました。
マイセン人形 ムック  洋食器の創美 900300/73389
 
 走ってます(笑)。
 
 コミカルな作風でしょ。
 何回かご紹介した靴履いてます。
 走ってるのでかかとから離れて今にも
 脱げそう。
 なにをそんなに急いでるんでしょうね。
 ストーリーまでは勉強不足で把握してい
 ませんから場面まではわかりません。
 躍動感あふれるデザイン。
 この子は2006年生まれの3歳。
 
 一昨日のアンティーク人形との対比があまり
 に強烈なところが楽しくてご紹介したくなった
 わけです。
 
 こんな感じでぜひお出かけ下さい(笑)。

ウサギのカップ

今やマイセンのデザイナーのリーダーとなったザビーネ・ワックス女史のことは何度かご
紹介済みです。
2000年に彼女がデザインした限定品のリメイク定番化アイテムがあります。
フォルムもパターンもデザインできる彼女の才能がいかんなく発揮されたカップ&ソーサー。
洋食器の創美通称「兎のカップ」。
マイセン 兎のカップ&ソーサー  洋食器の創美
ハンドルがウサギしてます。
ソーサーにもウサギのレリーフが隠し絵のようにデザインされています。
自身で考案したフォルムに自身の感性でパターンを着想した自己完結作品。
「春」「夏」「秋」「冬」の4パターンのラインアップ。
手前正面が「秋」:622790、右が「春」:622590、左「夏」:622690。
残念ながら「冬」:622890が写っていません。
ユニーク!!

Night&Day

夜と昼の象徴が明と暗、光と闇、動と静を象徴するのでしょうか?
マイセン人形にナイト&デイで対になる人形があります。
↓これです。
マイセン ナイト&デイ  洋食器の創美
左Night、右Day。
なかなか同時にそろうことがありません。
このツーショットはNightが1900年代後半、Dayが1900年前後の100歳前後違い(笑)。
台座へのペイントの丁寧さや肌の色の自然さが違います。
同年代のNightが現れたらペアで一気に価値が上がります。

マイセンのか~ごめかごめ♪

J.J.ケンドラー考案フォルムのノイエアウスシュニット。
そのテーブルウェアの種類たるや数知れず。約700種類と言われていることはご紹介しましたね。
手元にある図録で数えたら775種類!!
↓こんなのもテーブルウェアとして掲載されています。
マイセン ブルーオニオン センターピース_01  洋食器の創美  マイセン ブルーオニオン センターピース_02  洋食器の創美
↑センターピース80512 高さ43cm       ↑センターピース80518 高さ56cm          
高さでお分かりのように大きいでしょ?
テーブルの中心にど~んと据えて「どうじゃ。うちの豪勢なもてなしは。」みたいな。
当時は「白磁=希少」ですからサイズや装飾も競ったことでしょう。
それにしても左の人形。
ただいま「か~ごめ、かごめ~。か~ごのな~かのと~りは…」中にしか見えない。
右は男女が戯れていて、もう石投げたくなります(笑)。
ちなみにどちらも発注可能です。

純正わけあり品

今や世の中、「わけあり品」が大人気。
PC関係のネットショップなどでも「箱が傷んでいる」とかどうみても安くする理由付け優先
企画みたいなのがあふれかえっています。
お買い得なんだからうれしい限りで文句をつけるつもりは全然ありません。
洋食器の創美はもともとむか~しから大得意。
カップ単独品、ソーサー単独品、金飛び、長期滞留品など。
で。
本日のご紹介はこちら。
マイセン純正わけあり品。かなりグレードの高い?わけあり品です(笑)。
マイセン ティタニアとツェットル像S 洋食器の創美
何度かご紹介したティタニアとツェトル像。
P.シュトラングとH.ヴェルナーによる現代マイセンを代表する作品ですね。
ティタニアの向かって右の睫。
右から六番目と七番目の間が不自然でしょ。この間にもう一本あるべきなんです。
この作品のハイライトとも言える睫が一本足りない「わけあり」。
POINTは彩色後や移送中に折れたわけではないということ。
ちゃんと釉薬がかかっています。
本焼成の窯から出てきた時点で発見されたんでしょうね。
「おいおい、ここおかしくねぇ?」
「ありゃぁやべ」
などといいつつ、あまりの惜しさにsecondとして世に出すことが決まります。
撮影しませんでしたがバックスタンプにスクラッチの入ったセカンド品です。
格安。

本家本元

Meissen Blue Onion  800101/00582
まずまず何回目の登場でしょうか?
詳しいご説明は省きましょう。
マイセンのブルーオニオンはあらゆる洋食器のルーツ(ふるっ!)です。
アイテムとしてはノイエ・アウスシュニットのコーヒーカップ&ソーサーに止めを刺します。
マイセン ブルーオニオン コーヒーカップ&ソーサー  洋食器の創美
紅茶もOK。
ちょっと最近常套手段になってきましたが、なんと今なら半額。
お知らせしないわけにはいきません。
>>こちらです。

高価な湯のみと急須

洋食器の急須と湯のみっていうと矛盾していて面白いでしょ。
ジャパニーズティーポット、ジャパニーズティーカップなどと呼ばれることが多いようです。
欧米でも日本茶(緑茶)と和菓子にじわじわ人気が出ています。
今、NYやParisでそういう喫茶店を個人で始めればきっと流行りますよ~。
“YEMON”とか(笑)。
Meissen >>1001 Nacht<<
マイセン アラビアンナイト 急須&湯のみ  洋食器の創美
これでサービスしてその辺の番茶で一杯20ドル、15ユーロなど。ウハウハ。
1000杯以上サービスしたら元が取れます(笑)。
洋食器の創美で調達すれば600杯くらいで大丈夫です。
16日(月)までの藤沢名品展でご覧いただけますよ~。