男性パゴダ御一名様いかが?

Meissen Pagode,bewegl mannich 900300/67829
原型デザイン:JJケンドラー,1740年頃
マイセンのパゴダ人形はサイズが大/中/小でそれぞれ男性女性のラインアップですが
一番大きいサイズは製造中止になりました。
こちらはMサイズ高さ18cmの男性バージョン。
商家に置けば商売繁盛の福を呼ぶユニークな磁器人形。
ユーモラスな動きの仕掛けも有名で好き嫌いは別にしてぜひコレクションに加えたい
逸品です。
マイセン パゴダ_01  Sohbiネットショップ
マイセン パゴダ_02  Sohbiネットショップ マイセン パゴダ_03  Sohbiネットショップ
マイセン パゴダ_05  Sohbiネットショップ マイセン パゴダ_04  Sohbiネットショップ
マイセン パゴダ_06  Sohbiネットショップ
オモリでバランスをとって手と首と舌がなめらかに動く仕掛けがされており、そのために
中はきれいな空洞になっています↓       お尻にマイセンマーク↓
マイセン パゴダ_09  Sohbiネットショップ マイセン パゴダ_08  Sohbiネットショップ
その動きは・・・。

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B-Form

先日の金彩の話題に触発されて。
何度もご説明しましたが、マイセンのグランツゴールドを駆使したデコレーションには
B-FormとX-Formがありますね。
B-Formのもっともゴージャス仕様がこちら。
deco.No_012079
マイセン B-Form012079  洋食器のSohbi
カップ&ソーサーとプレートとコーヒーポットと。
壮観。このサイズのコーヒーポットは希少です。
カラーバリエーションが6色あります。
あのですね、ちなみにデコレーションNoの三桁目が色の番号です。
品番の仕組みはもういいってか(笑)。

ホワイトリム

マイセンの五つ花。
様式化された花絵付けのもっともゴージャスなデコレーションです。
が、こちらはなにかイメージが違うでしょ?
そうですね。金彩の縁取り装飾がありません。
マイセン 五つ花ホワイトリム コーヒーカップ&ソーサー  Sohbi
金縁加工がないだけでずいぶん可憐な感じになります。
300周年の天下のマイセンが金彩加工を忘れたのかって?
いえいえ、ちゃんと固有のデコレーションNoがあります。
100101。
100110が金彩装飾のあるベーシックな五つ花。
ここでハタと気づいたうらかん得意の勝手読み。
下二桁目が「0」だったら金装飾のないデコレーションなのでは?
ざっと調べてみたら確かに金装飾のないデコレーションは下二桁目は「0」になっている。
でも同じ金装飾でも下二桁目は「1」や「8」「9」など入り乱れている・・・。
ま。あまり関係のないことですが興味を持つと奥深い。
オヤジの独り言です(笑)。

やわらかいタッチ

先日のヘレンドのクツもそうですが、横浜店の名品展応援に行ったときのケータイ画像
がそのままになっていました。
ボカシがやさしいマイセン二種。
マイセン ダンシングブロッサム  洋食器の創美
左:風の花_660410 右:ダンシングブロッサム_829601
なかなかしゃれた命名です。
アンダーグレイスとオーバーグレイスの中間とも言えるマイセンお得意のイングレース
による絵付けでしょうか。
いい雰囲気でしょ。

マイセン 波の戯れ

Meissen  Waves
今やマイセンのマイスターのザビーネバックス女史が世に問うた波の戯れフォルム。
なんども紹介しすぎ?
最近また好きになってきたので再登場。
初入荷のときの懐かしい写真が出てきたんですよ。
マイセン 波の戯れシェイプ  洋食器の創美
左から、
波の戯れホワイト_000000,ベゴニア_720290,フローラ_704890,森の声_614501,
そよ風_704901。
ホワイトと森の声とそよ風にはさざ波レリーフがあるタイプ。
ベゴニアとフローラルはツルリとしたタイプ。
‘Waves Relief’と’Waves’と呼び分けられています。
5桁のフォルムNoの頭が29と28でも区別されています。
アイテムもどんどん増えて60種類近いラインアップです。
パターンは20種類くらいでしょうか?
15年弱で300年の歴史のマイセンに完全に定着させたのは立派だと思いませんか。

マイセンの酸化クロムの緑

1800年代初頭にマイセンで発明された「酸化クロムの緑」。
マイセンだけが持つグリーンの下絵付け顔料。
>>詳しくは以前の記事こちら
その秘伝の絵具を駆使した比較的新しいアイテム。
左843001/右843101
マイセン ギンコ&ヴァインホワイトリム  洋食器の創美
隠れていますが左はイチョウ、右はブドウの葉です。
グローサーアウスシュニットのフォルムに同様の技法で描かれています。
どちらも金彩がありません。
それがよけいにシック。
グリーンを完全主役にしたデザインが新鮮!
ザクセン王国時代の国旗、今のザクセン州旗もまさしくこの緑と白のデザイン。
マイセンとつながりの深い歴史のある色なんです。
ザクセンが公国から王国になったのが1806年、マイセンのキューンが酸化クロムの緑を
発明したのが1817年。
王国になったことを記念して10年かけて必死で開発したのでは、とはうらかん勝手読み。

予期せぬ出来事

マイセンの磁器人形はさまざまなジャンルに分かれます。
ガーデナーや天使など題材そのもので分類されたり、ロココや新古典主義などの美術
様式で分類されたり、時代だったり。
悲喜こもごもな人間模様を表現したカテゴリーもあります。
ただ今開催中名品展府中会場からのご紹介。
マイセン人形「予期せぬ出来事」。
1742年J.J.ケンドラー作/h28cm
フィアンセ宅で将来の義理のお父さんとカードゲームに興じるイケメン…。
府中名品展200907_01  洋食器の創美
そこへ「あなたの子よ!」と元カノ乱入。「証拠のラブレターもここにあるぞ」と弁護人。
府中名品展200907_02  洋食器の創美
あきれて大笑いのフィアンセとそのパパ。
府中名品展200907_04  洋食器の創美
なんでまた怒りも悲しみもしないんでしょう?
よくあることだったんでしょうかね。
まだ結婚前だし、「笑てなしゃあない」ってとこかも。
赤ちゃんを含めて6体、凝ったカードテーブル。
人生劇場一場面。制作技術はもちろんのこと舞台設定と演出がみごとです。
どういう人がどういう意味合いで発注したんでしょうね。

マイセン X-FORM

マイセン独自のグランツゴールドで装飾されるフォルムにB-FORMとX-FORMがあり
ます。
>>B-FORMはこんなです。
それぞれに多くのバリエーションがありますが’My favorite item’が
X-FORMのこちら。↓
マイセン011079/17582  洋食器の創美
コバルト地と小花をあしらった白磁が互い違いになったdecNo.011079。
マイセン011079/17582_1  洋食器の創美
なぜかほんとにめったに入荷しません。
ゴージャス系はあまり好みではないんですがこれだけはいつ見ても惹かれます。
フォルムと金装飾とパターンのバランスが最高。
非日常の極み。