WEDGWOOD Ulander Powder Blue
1927年に発表されたユーランダーパウダーシリーズはウェッジウッドのなかでも
ハイグレードなシリーズです。
以前はレイズゴールドでビクトリア様式の紋章が施されたコロンビアパウダー
シリーズがさらに上級パターンとして存在していました。
ブルー、ルビー、ターコイズ、シャグリーンの4カラーバリエーション。
ターコイズは最近、シャグリーンは一瞬にして廃番。
もともとホワイトハウスの発注で作られたというのは
有名な話です。T.ルーズベルト第26代大統領の晩餐
会用の発注だったとか。
ユーランダーパターンで食事をしながらポーツマス条約
の仲介の構想などを練ったのでしょうか。
任期前半は親日家だったようですので「日本もなかなか
やりよるわい」とか言いながら。
パウダー状のボーダー部分は職人がスポンジ状のもので表現する熟練技法が駆使
されていると聞いたことがあります。今はどうなんでしょう。
それと洋食器の創美の創業したころはブルーだけが他の色より高かったんですよ。
「ロイヤルブルーといって他の色より発色が難しいんです。」ともっともらしくご説明し
ていましたがいつのまにか同じになりました(汗)。
いまや生産量は極々少です。
そんな希少性の高いシリーズのさらに生産量がどんどん減っているティーポットがシュガー・クリーマーと一緒にネットショップに入荷してきました。
洋食器の創美での裏管理人世代にとっては懐かしいアイテムです。
USA風味の豪華さを持ちつつ英国王室の気品あり。
かえってこのクラスの方がポットなどの需要が高い(比率として)のかもしれませんね。
シルバー以外でこのカップに合うポットありませんから。
こちらにアップしています。
ウェッジウッド フェスティビティ
フェスティビティの入荷が決定しました!!
洋食器の創美実店舗ではもうご予約販売を承っていますのでネットショップも
解禁します。
予定数は随時ご予約状況によって変動します。
入荷を待っていても入荷時点で全部ご予約分になりそうですのでお電話によ
るお問い合わせ対応をスタートいたします。
こちらがブルーとアイボリーのマグカップと
プレート21cmです。
このコンビマグセットが引出物でも超絶人気
です。
優しい色合いですてきです。
価格も魅力的。
左ラズベリー、右アイボリー。
微妙に前とは地色が異なります。
いずれのアイテムも4月末と5月末入荷となります。
もうかなり実店舗でもご予約が入っていますし日々残数が減っていきますので
必ず事前にご予約可能かお問い合わせくださいね。
なんだかネットショップらしくないパターンで申し訳ございませんがどうぞよろしく
お願いいたします。
ネットショップのフェスティビティコーナーはこちらです。
ご予約の売り違いがあるといけないのでみんな「品切れ」になっていますが・・・。
ネットショップ専用の入荷予定って洋食器の創美にはありませんので、
お問い合わせ前提でごめんなさい。
ネットショップに掲げているフリーダイヤルまでお問い合わせくださいませ。
ウェッジウッドのフェスティビティ復活!!
みなさんお待ちかねのフェスティビティが来月やってきます。
先月末にラズベリーのマグが奇跡的に出てきてメルマガでお知らせしましたが
相当な数にもかかわらず9時間で完売!!
恐るべしフェスティビティ人気。
そんな人気なのに洋食器の創美はなにゆえ半年近くもたもたしておるのかっ!?
ウェッジウッドの工場仕様変更待ちだったんです。
撮影ホヤホヤがこれです。
左からフェスティビティラズベリー、アイボリー、ブルー。
お分かりですか?
ホワイトがなくなってアイボリーになりました。
実はラズベリーとブルーも名前は同じですが微妙に色合いが変わりました。
地色のクリーム系が少し強くなってかえって温かみがでて良いと思います。
画像ではほとんど違いがわかりませんがそういう変更です。
ブルーは少し薄くなったような。
お約束のコンビセットもアイボリー&ブルーにリニューアル
しないといけませんね。
この記事のはすべて撮影用に取り寄せたNEWバージョン
です。我慢できずにご紹介してしまいました。
今後のメルマガをお見逃し無く!!
ウェッジウッド サラズガーデン
WEDGWOOD Sarah’s Garden
あんまり名品特集ばっかり続けると疲れますね。
印象に残っているウェッジウッドのご紹介でちょっと息抜きしましょう。
裏管理人が梅田店店長時代にウェッジウッドのサラズガーデンというシリーズが
たっぷり入荷したことがあります。
とにかくアイテム数が多くて陳列に困りました。
オイル・ビネガーポットやエッグカップから
テーブルマットにコースターまで色違いも
含めて実に70種類以上のラインアップ(汗)。
1998年発表のカジュアルウェア提案。
丈夫なクィーンズウェア製品です。
「やる」と決めたらとりあえず全部チャレンジ
していた洋食器の創美イケイケ時代です。
人気は上々でしたが管理しきれなくて縮小していったような。
ウェッジウッドで一度にそんなに多くのアイテム数を演出してみたことがなかったからか
妙に印象に残っています。
サラズガーデンというくらいですからこういうシチュエーションが似合います。
洋食器の創美では今はもうほとんど扱っていませんがヨーロッパのカタログを見るとまだ40アイテム以上が健在でした。
コテージ風の別荘やガーデンパーティーにバッチリですがふだん使いに。
復活させてみます?
あとですね。完全に余談ですが、
「サラ」で料理や食事というとどうしてもTDLの「グランマ・サラのキッチン」が連想され
ちゃうんですねぇ。
あのレストランにも似合いそうな気がします。
ウェッジウッド ハーモニー
WEDGWOOD Harmony
スウィートプラム、プシュケに次いでようやく洋食器の創美デビュー。
入荷は今月の中旬予定です。
一見シノワズリ調ですが実はヨーロッパ風味。
WEDGWOODジャパン様によると三美神に着想
して考えられたパターンとのこと。
Three Graces。「愛」、「純潔」、「美」の女神。
そして花籠や壷、花綱状の飾り模様。
新古典様式とビーダーマイヤー様式の「調和」
(ハーモニー)ともいえるパターンです。
マイセン的説明のできるところがGOOD。
控え目なブルーにも好感が持てます。
スウィートプラム、プシュケ、ハーモニー。
2008年並行輸入debutのこのウェッジウッド
三羽烏けっこういいです。
裏管理人はハーモニーおすすめです。
男性にもいいかと。
なにかひらめかないかと「ハーモニー・調和・ハーモニー・調和」と頭の中でグルグルさせ
ていると(一応記事の流れを考えるんですよ。これでも。)、
突然「人類の進歩と調和」のフレーズが思い浮かびました。EXPO70。
お若い方には「?」ですね。「こんにちわ~こんにちわ~♪」です。大阪育ちの裏管理人は
何回も行きましたね~。「月の石」、「動く歩道」、「太陽の塔」…。
残念ながら「オチ」のない着想でした。
ウェッジウッド 製造中止品カタログ その3
ウェッジウッド ジャスパーウェア
WEDGWOOD Jasper
うかつにもウェッジウッドのジャスパーをご紹介していませんでした。
ウェッジウッド開窯1759年。
クィーンズウェア(磁器に近い陶器です)の開発でテーブルウェア文化を
中産階級に広めた功績は民窯ウェッジウッドの真骨頂といえます。
その15年後、1万回以上の試行錯誤を経てジャスパーウェアを開発。
みなさんよくご存知の’White on Pale Blue Jasper’の誕生です。
素焼き風味の独特の風合い。
むか~し、百貨店さんの「大英国展」でジャスパーは
使って使ってツルツルになってからがホンモノってウ
ェッジウッドの美しい女性に教わったことがあります。
「汚れたらタワシでごしごし洗ってください」とも。
なめらかな生地になっていくみたいです。
自宅のいただきもののジャスパーのウェッディングプレートもそれを思い出して
クレンザーをつけたタワシでゴシゴシやった覚えがあります。
丈夫なんですね。
ジャスパーといえばウェッジウッドのトレードマークの
「ポートランドの壷」(写真手前)が有名です。
プレステージアイテムもいろいろ作られています。
こちらはジャスパーセージグリーン。
後ろの二点はワイン&ウォータージャグということ
でしたがご覧のように巨大な作品でした。
高さ60cmはあったと記憶しています。
限定品のアラベスクのセット。
こちらはポートランドブルーという色です。
ジャスパーのティーカップといえばちょっと舌触りが気になるし、インテリアとしてお
飾りのかたが多いのではないでしょうか?
一番お伝えしたかったのは「使って使って貴方だけのジャスパーにしてみてください。」
っていうことなのでした。
ウェッジウッド スウィートプラム
WEDGWOOD Sweet Plum
洋食器の創美は並行輸入ですから日本の市場では日本代理店さんのご意向が
優先します。
昨日ご紹介したプシュケや今日ご紹介するスウィートプラムも扱えるようになるま
で時間がかかるんですね。
ようやく「解禁」になりました。
遅ればせながら、これはもう怒涛のご紹介をするしかありません。
洋食器の創美ネットショップでは1月にデビュー
しましたが予想通り絶大な人気です。
プラムのパターンは数多くありますが実も花も
全体が表現されたものはあまりありません。
忠実に再現している点も見逃せませんね。
久々に特大画像のままご紹介したくなりました。
パステル調に表現したデザイナーの感性がすばらしい。
もしかするとワイルドストロベリークラスのポピュラーシリーズになることも期待
できる大型新人のDebut!!
ウェッジウッド プシュケ
WEDGWOOD Psyche
ギリシャ神話を題材にしたウェッジウッドはあまりなかったのでは?
エロスとプシュケの「愛の物語」。
人間と神が結ばれる稀有なストーリー。
「神話 プシュケ」で検索すれば詳しいサイトが
たくさんありますから内容のご紹介は割愛。
不安にかられてプシュケがエロスの寝顔を覗い
てしまうくだりはちょっと「鶴の恩返し」っぽいと
思いませんか。
純粋な「愛」の物語。
淡いながらも大人びたエメラルドグリーン。
エナメル彩調に盛り上げられた放射状のドット装飾。
ラブノットと呼ばれるほどけることのないリボン模様。
ストーリーも語れるウェッジウッドは裏管理人大歓迎です。
人間くさくて申し訳ありませんが「ご結婚祝い」に最適ですね。
もちろんいつまでもお幸せな熟年カップルのティーフォーツーにも・・・。
洋食器の創美ネットショップでも一昨日ようやくアップしました。
今月末には入荷します。
宣伝部隊の本格撮影カットがGETできたら再度登場させますね。
ウェッジウッド製造中止品カタログ その2
その1でラインパターン4人衆をご紹介しました。
今回もラインパターンといえばラインパターンです。ボーダーパターン?
1995年にジョサイア・ウェッジウッド没後200周年を記念して発表された
カーゾン(CURZON)。
マーブル調のブルーのボーダーがしゃれてい
ました。
1995年は新柄が数多く発表されましたがこちら
のカーゾンをお持ちのかたはけっこう多くていら
っしゃるのではないでしょうか。
伝統的英国調パターンとモダンが融合したような
イメージが上品。
爆発的に売れるわけではないのですが気がつくと無くなっているジワジワ
人気品でした。
このようなファインボーンチャイナの地色を活かしたラインパターンは定番的
な印象があります。今では生息数がかなり激減しています。
カーゾンにはグリーンのこんな兄弟もいました。
ランボーン。
カーゾンより少しあとから扱い始めたように思い
ます。
主流はカーゾンでしたが濃いグリーンで引き締ま
った感じでなかなかですよね。
没後200周年記念作の廃番品、多いです。
記念ロゴのバックスタンプのアイテムをお持ちでしたらぜひお大事になさってください。