マイセン 麦わら菊 decoNo.823601
– Strohblumenmuster –
どこかでみたことのあるパターンでしょう?
そう。まさしくロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド・プレイン。
ご存知のかたも多いでしょうがオリジナルはマイセンだったのです。
1750年前後にマイセンでデビュー。あのブルーオニオンに遅れること約10年ということになります。
ブルーオニオン同様、修正のできないコバルト下絵付け。しかもフルーテッドのレリーフが深い。
見た目よりもペインター泣かせの文様です。
こちらがティーポット・シュガー・クリーマー・ティーカップ&ソーサーとケーキ皿。フルーテッドの地模様は同じですが形はロイヤルコペンハーゲンとはかなり違います。
1700年代後半の人気はこちらの麦わら菊がブルーオニオンを圧倒していたそうです。
ブルーオニオンのほうが発表は先ですが人気がでたのはずいぶん後のことで1800年代にはいってから。そのころにはもうあちこちに窯があってみんなが「今この模様で作ったら売れる」っていうんでバンバン真似されたのは有名な話です。
それからさすがのマイセンも危機感がでて文様のなかにも双剣のマークを入れるようにしたんですね。
ですから双剣マークが文様にはなくて底にだけっていうブルーオニオンのアンティークがあったらそれはかなり希少です。大事にして下さい。
ちょっと話がブルーオニオンに脱線しました。
裏管理人、今、ほんとうに「今」ひらめきました。
麦わら菊にも文様の中に双剣マークがあります(拡大してみてください)。
これってきっとロイヤルコペンハーゲンにパターンを譲ってからのことではないでしょうか。差別化するために。
ロイヤルコペンハーゲンはブルーフルーテッドプレインは1775年から制作って発表してます。
なので。
もしアンティークの麦わら菊で文様に双剣マークがなければ1750年から1775年の作品といえないでしょうか。ちょっと勝手に興に乗ってしまいました。
とにかく藍色の使いやすいパターンです。それはロイヤルコペンハーゲンでも証明されています。
ほら。すてきでしょう。
ワイルドストロベリー その1.
ウェッジウッド ワイルドストロベリー
発表1806年。製品化1965年?
日本でもっとも有名かつ人気のパターンですね。
その愛らしいパターンはいまさら説明の必要もないくらい。
2005年に日本代理店が「ワイルドストロベリー誕生40周年」の一大キャンペーンを実施していたのは記憶に新しいでしょう?
「オシャレでちょっとモダンなパターンですがもう150年以上も前からの伝統的なシリーズなんですよ。」って20年前からご説明してきた裏管理人はすごくあせりました。
ありゃ? 40年?
で、よく調べたらどうやらパターン自体は1806年に発表されたみたいです。いろんな書物ではそこがワイルドストロベリーの始まりになっているのが真相。ぎりぎりウソではなかったということで。
一安心です。
それにしてもそれならあと2年我慢して2006年に200周年キャンペーンしたほうがよかったですよね。
やっぱりセットで使うとすてきです。総模様のタイプほどまとまりがでるのが不思議です。
さすがに画像も豊富です。あんまり詳しい説明も不要でしょうから何回かにわけてご紹介していきますね。
その名の通りウェッジウッドでもっとも伝統的なトラディショナルシェイプのなかでもっとも美しく優雅なフォルムをもつピオニーカップ&ソーサー。
紅茶の国英国らしくこだわりのある形です。ティーカップのピオニーは紅茶専用。中にも模様があって紅茶の色と香りを楽しむのに最高です。
20年くらい前はグレードの高いシリーズほどピオニーを主体にデザインされていました。
野イチゴ。
自然を愛する英国らしいパターン。花と実と葉。絶妙です。
昔はもうすこし強めの色合いでしたが、今はひじょうにおとなしい色彩です。
こんなオリエンタルシェイプとかいうのもありましたね。
プレゼント用のギフトアイテムも豊富です。
バリエーションもひじょうに充実しています。コーヒーと紅茶のカップ&ソーサーの形だけでも7種類はあります。カラーバリエーションも含めるともっと。
ガーデンパーティーにも最適ですがディナーだってほら。
視覚でお楽しみいただけましたでしょうか?
またいずれ、バリエーションのかずかずをご紹介しますね。
請うご期待。
洋食器の創美ネットショップではリーとピオニーのペアセットがお得です。
ちょっとわかりにくいところに陳列しています。
My favorite item part1
裏管理人のお気に入り(その1)
今日はお休み。家の買い物やら植込みの剪定やら大忙しの一日でした。
で。
裏管理人のちょっと気になるアイテムのご紹介第1弾。
20年近く洋食器を扱っているとそのときどきで「お、やっぱりいいなぁ。これ。」っていうのが出てきます。
ここ2-3年で一番気に入っているティーカップは、
ヘレンドのトゥッピーニの角笛。
HEREND
Tupini, corne d’abondance : TCA-01726-00-0。
1800年代後半発表。
ヘレンドの絵付け三大技法の一つ、ミニアチュール(細密画)の逸品です。金彩の繊細さ、落ち着いたターコイズブルーと錆び朱。
近くで見るとその細やかな手描きの素晴らしさに圧倒されます。
ちなみにトゥッピーニはローマの旧家の名前ですが、その発注によるものかどうかは明らかではありません。
そして使う距離、あるいは遠目でみたときのまとまりのよさ。
飽きません。不思議です。
繊細さと全体のバランス。
なかなかではないでしょうか。
店頭販売
今日(4日)は久々に終日実店舗に入店。
以前ご紹介した津田沼店。セールの初日。おかげさまで大盛況でした。
やっぱりいいですね。
お客様と直接お話ししながらあれこれご案内するのは。なんといっても例の津田沼店ですから洋食器にご興味があって、さらに勇気のあるご来店です。
まずはコミュニケーションから。ちょっと今日はそんなにゆっくりお話しできる状況ではありませんでしたが、売る売らないの商品のお話だけでは楽しくありません。
お得意様とは近況報告会。ご新規様とはお住まいやお持ち洋食器のお話。
裏管理人は脱線しばしば。
でも必ず「自然に」洋食器の話にもどります。
そういうネットショップを目指したくてって最初の方の記事で自己紹介しました。まだネットショップとしての基本すらできていませんが。
0120-52-1270。 お電話大歓迎。
「メールより電話」派のへんなネットショップです。
そのままWEB通さずに電話注文になることもしばしば。洋食器ほどキーボードが好きではないお客様も多いと思っています。
裏管理人のネットショップメンバーほとんど全員そうです(自慢してどうする)。
「あら。○○様~。お久しぶりですぅ。お元気でいらっしゃいますか」みたいな会話が増えてます。いただいた洋食器がどういうものかとか、そういうお問い合わせほど嬉々として承っています。
このブログ。
「ビジネスブログじゃない」「仕事じゃない」とは口が裂けても言えません。
が。
経験を活かしつつ洋食器の良さをWEBの世界でお伝えしたいっていうのが
開設のほんとうの理由です。結果としてネットショップや実店舗にお立ち寄りいただければいい。
くらいの。
で。
ブログの機能がよくわかっていないのが大問題ですが、
コメントとかいろいろ頂戴してそれにお答えする。それが広がる。
コミュニケーション。
そうなったら本望です。
マイセン スワンサービス
マイセン スワンサービス
-Meissen Swan Service- decoNo.397185
いわく。
1700年代のヨーロッパ磁器食卓芸術の最高峰。
世界で初めてのサービスセット。
J.J.ケンドラーの傑作。
まさしく「おっしゃる通り」のマイセンのスワンサービスのご紹介です。
こちらは2004年50セット限定版のセットです。2セット扱いました。
マイセン初期の稀代の天才彫刻家ヨハン・ヨアヒム・ケンドラーによってデザインされたサービスセットです。1737年から1741年の4年がかりで2000ピース以上からなる世界初のサービスセットを完成させたそうです。
サービス。
もてなすことができるセット。それを同時に考案したところがすごいと思いませんか。ヨーロッパの食文化に合わせたアイテムのオリジナルといってもいいわけです。ポットやプレート・チューリンなど。
洋食器のルーツ。
いつも最初にそれをご説明します。
これはなんとマスタードポット。2004年限定50点。
オーダーした2点とも入荷前にご用命いただいた逸品です。
大きく見えますが容量450ccで小ぶり。なのでよけいにすてき。
「鳥はわたしダメ・・・。」 まあ、そうおっしゃらずに。
クリスチャンにとっては白鳥は純真・慈悲・聖母マリアの象徴です。風と水の象徴でもあります。
当時の財務大臣H.C.ブリュール伯爵の注文でケンドラーが責任者となって制作した2000ピース以上のオリジナルはエルミタージュ美術館とドレスデン陶磁器美術館にその一部が所蔵されています。
スワンといっても微妙にオリエンタルな点がユニークです。
「水」がテーマになっていて、魚・貝・かたつむりなど水辺の生き物が立体的に表現されています。
ティーカップのハンドル。
もうひとつ。裏管理人なりの初期マイセン解釈からのうんちく。
西洋で初めてベットガーが硬質磁器焼成に成功し、ヘロルトが絵の具と絵付けを開発し、ケンドラーが造形を考案し・・・。彼らがいなかったら今のマイセンはあり得ません。
意外なことにヘロルトとケンドラーはあまり仲が良くなかったといわれています。
力を合わせて。じゃなかったようです。
両雄並び立たず。天才同士。
ケンドラーは絵付師でもあったヘロルトが少しでも絵付けしにくい形を考えて発表したということです。
このスワンサービスはその最たるものと思います。描くスペースありません。
それをうけて必要最小限で最大の効果をだす絵付けをデザインするヘロルト。
結果オーライ。工夫が芸術性を高めます。実力者同士の切磋琢磨。
そういう目でもう一度ご覧ください。
常時現品在庫があるとは限りませんが、
品番が確定できればスワンサービスはほとんどのアイテムが発注可能です。
洋食器のオリジナルとして1客から。おすすめです。
マイセンクリスタルの話
マイセンクリスタルのこと
-Meissener Bleikristall-
クリスタルといえばバカラ。
もちろん洋食器の創美もグラス・花瓶はいうまでもなくアクセサリーからシャンデリアまで販売しています。
が。
マイセンをもっとも得意とする洋食器の創美(Sohbi)は15年以上前からマイセンクリスタルにたいへんこだわっています。
マークは双剣ではなくこの“M”マーク。
よく磁器と同じ双剣マークがはいった「波の戯れ」のグラスと混同されますが、あちらはカリガラスでクリスタルではありません。作っているのはモーゼルという150年の歴史を持つチェコのガラス工房。
マイセン磁器発祥の地ザクセンはクリスタルガラスの歴史も古く1700年頃。
以来、マイセン磁器文化とともに300年におよぶ卓上芸術に貢献しています。
ただし。
「マイセンクリスタル社」の設立は1947年。今年で60周年。けっこう最近です。でもその歴史は300年超。
1970年代からはマイセン磁器のデコレーションをエングレーブすることが認められ、数々の芸術性の高い作品を制作し続けています。
上から順に千夜一夜物語、ブルーオニオン、ブルーオーキッド。
マイセンと一緒に使うと最高におしゃれ。優雅。心憎い演出ができます。
余談ですが、ご承知の通りマイセンはドイツですがマイセン市民のお気に入りはビールではなくワイン。ぶどうを育てるヨーロッパでの北限がマイセンやドレスデン。ドイツワイン。白。
マイセンでは磁器もヴァインリーフが一番人気。ザクセン州のカラーである緑はぶどうの葉から。とかとか。
ワイングラス一つ一つにそれぞれ違う小人。ワインデカンタに白雪姫ともう一人の小人。ぜんぶ揃えないと白雪姫未完成のお客様たいへん、販売員嬉しいシリーズ。
色付きの花瓶も多種多彩です。
色付きグラスはインテリアとしても際立ちます。おすすめです。
それぞれに異なる楽器がエングレーブされたミュージックシリーズのワイングラス。
人気の冷茶グラス
マイセンクリスタル。
洋食器の創美(Sohbi)なら価格・品揃えともに最高に充実しています。
ブルーパルメッテの人気
ロイヤルコペンハーゲンのブルーパルメッテが売れるわけ
2005年デビューのニューフェイス。
手頃な価格で大ヒット中です。
TGT(ターゲット)はぴたり日本。
日本の生活様式に照準が合わされているのがラインアップから分かります。
ティーカップありません。シュガー・クリーマーもありません。フルーツソーサーありません。
でも。
小さなカップあります。レンゲあります。ドンブリあります。小皿から大皿までサイズ豊富です。
電子レンジOKの手描きです。
さらに。
安い。
使えるアイテムでロイヤルコペンハーゲンで安い。売れるわけです。
みなさん、ご自身のアイデアでどんどんお使いになっています。朝昼晩ぜんぶ使えるくらいです。
リムのないクープ状のプレートはほんとにマルチに使えます。
これはプレート12cm。小皿です。
こうなったらもう洋食器ではありません。
ボール22cmとプレート26cmにプレート10cmとスプーンで本格ラーメンセット。
26cmの上にボール。スプーンはレンゲ、10cmはレンゲ置きまたは香の物。完成です。
実はこれ津田沼店のお得意様考案の組み合わせ。以後成功例多数。
もちろん、ブルーフルーテッドと一緒に”洋”で使ってもすてきです。
肩肘はらずにふつうの食卓でロイヤルコペンハーゲン。
おすすめです。
バカラで涼しげに
洋食器の楽しみ方(その2)
位置皿があって、上げ膳・下げ膳・・・。
洋食器ってだれかが運んでくれて、のイメージがありますね。お皿ごとにサービス。
なので。
重ねてみるといっきにすてきな演出ができます。美味しそうです。ちょっといつもと違う感覚になれます。
とりあえず、重ねちゃいましょう!
これからの季節は涼しげなクリスタルを使うといいです。
クリスタルといえばバカラ。
アラベスクの16cmプレートにボールの12cmをのっけると、ほら。
涼しげです。
ウェッジウッドとコーディネイトするとまた違った演出になります。
合わせるチャイナで雰囲気を変えるのが腕のみせどころ。
もちろんその前にお料理の腕も。
でも、ありあわせでもきっと美味しくいただけます(失礼)。
応用編。
マイセンのブルーオニオンの記事でご紹介したマイセンの溝の無いコーヒーソーサーも使います。
このローハンのワイングラス。
ステムが短くて安定感のある形でワインだけではもったいない。18cmか20cmのプレートを敷いたらオードブルでもデザートでもバッチリです。お持ちでしたらぜひ試されてください。
こういうときにも「お茶飲み」の記事で裏管理人がこだわったケーキ皿が活躍します。
これはアラベスクの上においたローハン。バカラ+バカラ。
ふつうはお家に給仕いません。洗い物増えます。ご主人様無関心かもしれません。
でも。
日常の中のこういう演出って大事です。ちょっとゆっくりできた午後に。
ぜひ。
カットが美しいミルニュイのプレートとウェッジウッド。
ロイヤルコペンハーゲン フローラダニカ ~ 世界一贅沢なサービス
ロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカのご紹介です。
世界中の女性の憧れです。別格です。上品かつ豪華。
デンマークに自生する植物を網羅した植物図鑑「フローラダニカ」は1761年から1883年までの120年以上をかけて編纂されました。
正編51巻。補遺編3巻。1巻60葉。
ぜ、全部で3240葉!!
この植物図鑑を原画にして王立ロイヤルコペンハーゲン磁器製作所がディナーサービスの制作を始めたのが1790年です。
王室の命によるものですが、ロシアの女帝エカテリーナの発注説や植物学のリンネが名を馳せていたライバル敵国の隣国スウェーデンに対抗するため、とか。
いずれにしても小さな国で軍事力は劣っていてもその文化・科学・産業の高度をしめす目的があったことは間違いありません。
オリジナル1802点。ローゼンボーグ城所蔵でいまでも公式晩餐会で使われるそうです。12年間制作にあたった絵付け師バイエルは失明(悲)。
で。
とにかく、その美しさとアイテムの豊富さから「世界一優美で贅沢なディナーサービス」と称される名品中の名品です。
熟練ペインターによって植物図鑑から忠実に描き写されるため、花弁・根・雄しべ・雌しべ・実など他の花柄の洋食器とは完全に一線を画します。
そうなるとデザイン性がないようにお思いでしょう?
ところが。
図鑑は平面です。サイズ決まってます。
食器は立体です。曲面です。大きさいろいろです。ハンドルや飾りがついていたりします。
そこに不自然ではないように省略することなくアレンジして描き込むことは各ペインターの経験と感性によって決められるそうです。
そして器の底にはラテン語でその植物の学名が記されます。
ちなみに金彩は専門のペインターが施します。24金。
このプレートはバスケットレースとも言われます。実はもうひとつ上の写真のフルーツバスケットの受け皿に使います。
なんて贅沢!!
手前の三角の器はカスタードカップ&スタンド。ホイップクリームを入れたそうです。
なんて贅沢!!
たいへんな人気アイテムでこれ一つから「フローラダニカの世界へようこそ」ってなるお得意様、すごく多いです。
これだけ贅を尽くしつつ、一部のご紹介だけでもこんなにいろいろなアイテムがあること自体が希少です。
いつもダニカをご用命いただいているお得意様。
てっきりカップ&ソーサーはお持ちと思っていたら実はまだ。っていうことがよくあるちょっとめずらしい名品です。みなさん使う順番とか理屈を超えて魅了されちゃうんですよね。
あと意外なのはけっこう使うお客様多いです。すごいですね。
<洋食器の創美(Sohbi)HDC神戸店での芦屋のお得意様との会話>
裏管理人:「このプレートでしたら絵皿としてもお飾りになれますね。」
お得意様:「あら私、食器は飾りたくないの。使うものでしょ。」
裏管理人:「…。そ、そ、そうでございますとも。」
いやほんとの話です。ちゃんとダニカのディナープレート6枚お持ちいただきました。
かっこいいお客様です。
最初はコケなどの地衣類・菌類・海藻やキノコまで描かれていましたが今は美しい草花が選ばれています。
何度か特別注文で指定発注しました(なんと一度はペインターさんまでご指名)が、基本的には柄指定ができないのがタマにキズ。
ですから、数多くのなかから手にとって比較して選びましょう。
洋食器の創美(Sohbi)の「ヨーロッパ名陶名品展」でご覧いただけます。
洋食器の創美(Sohbi)のフローラダニカの販売実績は年間200点以上です。
安心です。
ネットショップでもアップしてみたい(悔)。
ティーポットの話
<美味しい紅茶の淹れかた>
ポットを使う(お湯で温めておきます)
茶葉の分量は正確に
新鮮な水(ミネラルウォーターは×)を十分に沸騰させる
ポットで蒸らす
お湯の注ぎかたや茶葉とどんな紅茶かによって蒸らす時間が違ったりは勉強してください。って裏管理人も詳しくありません。
美味しくて楽しければいいのです。
そこで。
ティーポットです。
茶葉のジャンピングには陶磁器でなるべく球形のティーポットがいいといわれています。
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフラワーカーブ。まさしく美味しく淹れられそうな形です。約1000cc5-6人分
天下のマイセン・ブルーオニオンも実用を考えた形です。ハンドルと注ぎ口は「木」が表現されています。
とはいってもせっかくだからおしゃれな形や色柄も楽しみたくなるのが人の常。そうするとイタリアンフルーツなんかもおすすめです。
華やかです。安定感のある形とインテリアにもなるデザインで人気です。
シンブルで有名なドイツの手作りブランド、リンドナーのティーポットもアンティークな形で超人気品です(750ccサイズ)。
間違えました。これはジャパニーズティーポット。マイセンの急須です。マイセン磁器製のティーストレーナー付き。
みなさま一番安心するウェッジウッドのワイルドストロベリー。こちらは600cc3-4人分のSサイズ。
ところで、前回セットのお話をしましたが、今はいろんなカップで楽しむのが主流です。
そこでよくある質問。
「カップいろいろでポットはどうすればいいですか。」
すかざず裏管理人はお答えします。
「BESTはシルバーですね。」
「何にでも合う。割れない(当たり前です)。おしゃれ。」
クリストフルのバガデルなら実用本位でほんとにおすすめです。
「ポットは白磁でっていうのもおすすめです。」
ベッキオホワイトもいいですが白磁のポットならぜったいにマイセンの波の戯れホワイト!!
これはミニサイズですが1050ccもあります。しゃれた形できれいな球体です。なんといってもマイセンの白磁です。レリーフもきれい。全体のデザインがとってもバランスがいいです。
でもほんとうは合う合わないとかではなくて、お気に入りのティーポットが一番。色・柄・形・大きさ、好みのティーポットを選ぶのが正解です。
ティーポットのこと
茶漉し(ティーストレーナー)
日本の急須のように中の注ぎ口とつながる部分に網がついているわけでもなく、あってもせいぜい5mm弱の穴がポツポツ。お茶っぱ、出ます。
茶漉し必須。
すてきなアンティークシルバーなんかをじっくりゆっくり探しましょう。
洋食器の創美のクリスタル&アンティーク展でも見られます。
ふた(カバー)
だいたいはロックできるようになっています(ベッキオホワイトはのっかってるだけっていう感じです-イタリアらしいおおらかさ-)。
ほとんどの窯が注ぎ口とハンドルに一直線にするとはずせるようにつまみがデザインされています。
よくわかっていないとふたのツメ折れます。気をつけましょう。90度回転してロック。
ウェッジウッドは穴がヒント。確認してみてください。
ティーバッグもいいですがたまにはティーポットで。
ティーバッグをティーポットで。でもいいくらいです。
楽しんでみてください。