ウェッジウッドの製造中止品については何度か触れました。
復活する場合もあります。
一部のアイテム(形)だけ出てくることはけっこうあります。
どこに行っても扱っていないウェッジウッド。
「あ~。○○ですね。」とわかってもらえるだけでうれしいことってありませんか。
それで、取り寄せ可能とかではありませんが
消息不明のウェッジウッドを少しずつでもご紹介していこうと思います。
第一回はトラディショナルシェイプのボーダーパターン4人兄弟。
赤:コロラド、緑:ジェイド、青:キングスブリッジ、
グレー:アムハースト。
コロラドとキングスブリッジが主流でした。
機能的で合理的なイメージですがラインの
鮮やかな色がボーンチャイナを引き締めて
すてきでした。
コロラドとジェイドは金の縁取り、キングスブリッジとアムハーストはプラチナカラー
の縁取りになっていました。
赤いラインのコロラドは珈琲もよく似合って裏管理人もお気に入りでした。
すっきりタイプの定番というポジションを確保していたと思います。
似たような新人が登場しましたが一瞬で消え去っていきました。
ブルーがカンタータ。
グリーンがコレール。
どっちがどっちだかどうしても覚えられない
うちに製造中止になりました。
ソーサーが写真の総柄とライン柄の二種類
ラインアップされていました。
バランスのいいトラディショナルシェイプのリータイプはすっきりパターンが意外に
マッチします。
コロラドには未練がありますね。
ミントン ハドンホールクリスタル
洋食器の創美ネットショップの不動の人気No1アイテムは
ウェッジウッドのワイルドストロベリーワイングラスペアです。
何回も登場させていますので
みなさん「もうわかったってば」状態でしょうね。
とにかくこちらが引出物に贈り物にご自宅用に
ひっぱりだこです。
そのワイルドストロベリーのワイングラスやタンブラーをただいま追随中でたまに
逆転することもあるのがミントンのハドンホールクリスタルのペアグラス。
その健闘ぶりに宣伝部隊に必殺スタジオ本格撮影
を依頼したのでした。
「ワイングラスで引出物」の記事でもご紹介しました
が今回はビジュアル重視。
最高にすてきなショットができてきました。
どうです。こちら。
カメラマンさんに「拍手」(笑)。
右のオールドファッションはワイルドストロベリーにはありませんから、アイス
コーヒーや冷茶にも用途が広いオールドファッションがよろしければこれで
決まり!!
オーソドックスなフォルムに伝統のハドンホールパターン。
洋食器の創美ネットショップ価格もがんばっています。
ご自宅用でも1件の贈り物でも「引出物特集」でご覧いただくほうがわかりやすい
と思いますよ。
フッチェンロイター バロネスホワイト
白磁の隠れた人気品があります。
その名はフッチェンロイターのバロネスホワイト。
これです。
絵付けがご趣味のホビーペインター様方のご支持も大きいです。
カップの底がまたしゃれてます。
ね。糸切りがないんですよ。めずらしい。安定感抜群。
みなさんお気づきでしょうが人気のエステールのホワイトバージョンです。
涼しげです。
あったかいお部屋でティータイム。
凝ったレリーフがホビーペインターさんたちの
創作意欲をかきたてるのでしょうね。
すてきなデザインです。
20年前の洋食器のSohbi創業のころ、この形はティルシェンロイトっていう窯でした。
グロリエッテというすごくお気に入りのシリーズがあったんですが、いつのまにか
フッチェンロイターに吸収されちゃったんでしょう。
トークが少なくていつも嬉々として裏返してご説明していました。
白磁としても秀逸だと思います。
マイセンクリスタルのマイセンフラワー
夕べはワインを楽しまれた方も多いでしょう。
マイセンの様式化された花絵付けのお話ご記憶にありますでしょうか。
そのマイセンクリスタル版があります。
マイセン磁器は36種類にバラがプラスアルファでしたね。
マイセンクリスタルは6種類です。
No1_ケシ No2_イヌバラ No3_ナデシコ
No4_チューリップ No5_シクラメン No6_バラ
写真はワイングラスのボール部分のアップ。
画像でいうと向かって右下の方にモチーフナンバーも彫られています。
花模様だけのグラスってとってもめずらしい
ことにお気づきですか?
磁器ものには花模様がすごく多いでしょう。
たとえばバカラで花模様のアイテムって
ちょっと思いつきません。
ましてやシャープなカットの飾りもなく、花だ
けが主役のグラス。
おしゃれです。
グラスのエングレーブ細工は裏側から見るとすごくきれいですから花柄のあるほうを
外側に向けてお花も一緒に楽しみましょう。
パーティーのときにグラスマーカーを使わなくても各ゲストのグラスがわかります。
6人までですが。酩酊しなければですが。
「あら。今日は私、シクラメンでいただきますわ。よろしいかしらみなさま。」などと(笑)。
もちろんタンブラーやシャンパンもラインアップされています。
ネットショップにもようやく出揃いました。
アンティークマイセン人形の良さ
すてきな天使人形
たびたび登場する愛機SH702iDには実店舗の特別催事応援の際に目に留まった
名品・秀作を保存してあります。
もちろんいずれBlogでご紹介するためです。
ケータイですから画質が悪いですが、
ずいぶん前に撮影した逸品をどうぞ。
天使によって芸術・科学・人文を表現したシリーズ(arts)があります。
1700年代後半のミシェル・ビクトール・アシエが手がけた数多くの天使人形にも有名
な作品があります。
地理学・美術・天文学・詩文…。
M.V.アシエ(いずれ詳しくご紹介します)作に三人の天使がスケッチをしている情景を
表現した作品がありますが、こちらは二人の天使でアシエによるものかどうかはわか
りませんでした。
今日お伝えしたいのはこの人形の歴史背景よりマイセンのアンティーク人形「良さ」の
ポイントなんです。
仕事柄、数多くのアンティーク人形を見ていますが「おお、これはこれは。」と感動でき
る人形はあまりありません。
ちっとも難しくないんですよ。
①色合いが自然(全体的に)
②描き込みが繊細
人形は型さえあれば作れます。
やはりシュタファーゼ(人形絵付)のすばらしさに尽きます。金属酸化物を含む磁器絵具
は環境問題で使えなくなった色もあるはずです。
コストのかけかたも現代とは異なります。当然差がでます。
マイセンのアンティーク人形同士でもすごく絵付けの丁寧さに格差があります。
裏管理人の好みの問題かもしれませんが。
どうです。
この優しくも美しい色合い。
肌の色の自然な色調。天使の表情。目・目元・眉・口。
イーゼルの木目。
スケッチしている絵自体がミニミニ陶板として通用しそうです。
①顔(特に瞳)→衣類の模様→台座の順に自然さと繊細さと描き込みの丁寧さをCheck。
②ちょっと離れて全体の色合いのまとまりをCheck。
③形のアンバランスをCheck(大きな補修はちょっと離れたほうがわかります)。
④細部の補修をCheck。
⑤もちろん気に入ったタイプでないとだめですね。
①と②が満点なら多少の入(にゅう)・貫入(かんにゅう)があろうが補修があろうが見合う
プライスならGETして間違いないと思います。
あとでわかるのはいやなものです。
ですので「これはいい」と琴線に触れたアンティークがあると意地悪なくらい徹底的に
「難」を探します。
そしてそれも承知の上でご説明して自信をもっておすすめさせていただくようにしてい
ます。当然価格もリーズナブルでなければなりません。
この子達はいい子達でしたよ~。
柄留めにふくらみのある1815年-1923年の作でした。
波乱のマルコリーニ時代を乗り切ってもっとも質の
高い作品が多い時代です。
当時のマイセンにしてみても自社の100年近い前の
作品の復刻になるわけで、マイセンの歴史のすごさ
に改めて気づかされます。
今日はイブで読む人少ないでしょうね~。
Merry Christmas!!
ヘレンド シノワズリその1.
HEREND Chinoiserie vol.1
ヘレンドのシノワズリについては一度ご紹介しました。
そのときに各作品もいずれって申し上げていたのでした。
第一弾は基本パターンにしましょう。
左から西安の赤・ゲデレ(G)、西安の黄(SJ)、西安の黒(SN)。
昨日のカラーバリエーションじゃないですが色違い的なラインナップです。
でも西安の黒だけは似ていますが絵柄は異なります。
西安の赤・ゲデレでヘレンドのシノワズリがデビューしたことはご案内しました。
「松竹梅」がパターン化されています。
もともと中国で歳寒三友と称され「清廉潔白」を表すそうですが日本では「めでたい」意味
になっていますね。
あと、天丼の「松」とか(笑)。本来はランキングに使うものではありません。
地色を黒で描きこむ西安の黒にみられる技法は「ファミーユ・ノワール」と呼ばれヘレンド
のシノワズリシリーズの特徴となっています。
最後に黒を塗るって聞いたことがありますがたいへんな作業ですよね。
もうひとつエントリーモデルともいえるパターンがこちら。
ポワッソン(PO)。
子孫繁栄を表す「魚藻文」という吉祥文様です。
かえって白地が新鮮です。
あんまり金魚が泳いでいる食器ってありません。配置が絶妙です。
どれもおめでたくてお正月にぴったり。
個性的なヘレンドのシノワズリはお好みの分かれるところですが、コレクションに一客
でも加わるともう麻薬のように増殖すること保証付きです。
フェスティビティその後
ウェッジウッドのフェスティビティ
ラズベリーとブルーとホワイト。
特にブルーとホワイトのマグコンビセットが超絶人気で、
「入荷→お知らせ→即完売」の繰り返しになっていましたがもう三ヶ月近く入荷
がありません。
お問い合わせも殺到しておりますので状況報告です。
ウェッジウッドもコスト削減のため英国以外の工場生産
に踏み切っています。
クィーンズウェアはポルトガル工場に移管中とのこと。
発色がなかなか難しいようです。
そんなわけでしばらく様子をみているしかない状況です。
ですので現状お問い合わせいただいてもはっきりしたご回答ができませんので
ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
なにかわかり次第、ブログやネットショップのお知らせと会員様にはメルマガでご
案内申し上げます。
カラーバリエーションその1.
色違いの洋食器を使うのは楽しいものです。
「統一感とバラエティー感を同時に楽しむ」とかいえばかっこいいでしょ。
第一弾はヘレンドの「インドの華」(Fleurs des Indes)。
品番イニシャルFDといえば「インドの華多彩色」となりますが、これが基本のようです。
おなじみのグリーンはFleurs des Indes VertでイニシャルFV。Vertは緑。
ぜんぶで10種類あります。
多彩色(FD)、グリーン(FV)、ターコイズ(FTQ)。
ブラック(FN)、ブルー(FB)、ライラック(FL)。
ちょっと見間違いがちなイエロー(FJ)、オレンジ(FH)、マロン(FM)。
一色足りないじゃないか。
申し訳ありません。同様の3pcsのカットがありませんでした。
これです。ピンク(FP)。
これで勢ぞろい。
ヘレンドは同パターンで色違いやモチーフ違い
作戦多いですね。
ブラックは最近デビューした色です。
インディゴとかも出場準備中なんでしょうか。
個人用は各色で楽しんでサービスアイテムは多彩色でそろえればインドの華尽くし。
酒井田柿右衛門もびっくりです。
完全復活
ウェッジウッド コーヌコピア
WEDGWOOD Cornucopia
一時発注不能となっていたコーヌコピアが完全復活しました。
「ウェッジウッドで珈琲」の記事などでちらちら顔を出していましたね。
けっこうお気に入りのシリーズですのでうれしいNEWSです。
豊穣のシンボル。大人のイメージ。歓迎。
なんと43アイテム、フルラインアップでオーダー可能です。
徐々に復活させてまいりますのでお楽しみに!!
リチャードジノリ御一行様
リチャードジノリ御一行様ご到着!!
洋食器の創美には毎週ヨーロッパからいろんな御一行様が到着なさいます。
はるばる海を渡ってくるんですね~。あたりまえですが。
ネットショップ会員様宛てのメルマガで先日
お知らせしたベッキオホワイトがど~んとや
ってきました。
いつもの40フィートコンテナです。
長い間息苦しかったことでしょう。
約15,000名様の団体様です。
電光石火の倉庫部隊が2-3日で全国の15
店舗に分配しちゃいます。速攻です。
倉庫っていうより中継基地なんです。
やっと陽の目を見るジノリ様御一行。
雪の札幌観光組から福岡めんたいこ組までそれぞれ日本全国に出発なさいます。
早く日本のご家庭でこんなふうにお役に立ちたいとおっしゃってました。
「わたしたち、年末年始にも大活躍いたします!!」
「そのために身支度もそこそこにぎりぎり間に合うタイミングでたどりつきました。」
「アローラ!!」(笑)
ネットショップも在庫ばっちりです。