休日予約投稿編です。
久々に天候に恵まれた休日は汗ダラダラ。
部屋の掃除(洋食器の創美ではクリンリネスといいます)、隣家にはみだした
梅の木の剪定、庭の変なところで生えていたトクサを庭池へ移植、赤玉土を
入手ついでにウォーターポピーとクロメダカ追加…。洗車も。
そんなこんなで庭でゴソゴソやっていると同居人の「イチゴが~っ」の声。
淑女のみなさま、いつのまにか実がなっておりますです。
幸多からんことをお祈り申し上げます。
今年の夏は引く手あまたの恋の季節になること保証付(笑)。
思い起こせば二か月前。
初の苗木植え挑戦のワイルドストロベリーの結実です。
なにもしていませんが(笑)。
う~む。
こんなふうに実がなるようです。
てっぺんにあのワイルドストロベリーに
デザインされている花が咲いているの
わかります?
英国の童話や民話にいい言葉があり
ます。
「半分は妖精のためにとっておく」。
ウェッジウッドの英国らしい自然と共存することを大事にするガーデニングというか
ビオトープガーデンの考え方の基本です。
鳥が食べにくるでしょうか?
ベッキオホワイトのカップ
他の追随を許さない継続的人気品、スーパースターのベッキオホワイト。
このブログでも最多出場回数・最多拍手数獲得(初登場記事23拍手!)の実績
の持ち主です。
豊富なアイテムや伝統、使いやすさ、おしゃれ度など言い尽くしてきました
が用途というか目的別にも人気なんですね。
引出物や贈り物。
ご自宅用ではエントリーモデルでもありお買い足し需要もあり…。
ついつい見逃しがちなカップ&ソーサーも堅調なことが強みです。
陽射しを浴びたこのカット。
大好きなカットの一つです。
コーヒーカップ&ソーサー(L)とティーカップ
&ソーサー。
白磁がまぶしいでしょ。
お料理系アイテムの充実が人気の秘訣で
すがコーヒーブレイク、ティータイムの主役
も充分にこなすマルチプレイヤーです。
コーヒーカップ&ソーサーとティーカップ&ソーサーにプレート17cmと20cm。
基本アイテムを見直してみるとまた新たな魅力が生まれるはずです。
なぜかしまったままになっていたり、ティーカップやコーヒーカップはそろえて
いなかったり。
ベッキオホワイトの使い手のかたでもそんなことがありませんか?
ぜひ日陰から陽射しのもとへ。
たまには基本に戻ってみましょう。
ナルシス
Richard Ginori ミュージオナルチーゾ
1750年代に開発されたミュージオのフォルムは「クラシコ」が有名ですがいろいろな
パターンがあります。
ミュージオナルチーゾ。
ナルチーゾはナルキッソス(=ナルシス)のことです。
ネメシスに自分しか愛せないようにされて水面に写
る自分に恋をしてそのまま死んでしまう美少年。
その跡に咲いたスイセンの花。
で。スイセンも描かれています。
優しく透明感のある色調です。
カップのエナメル調のパターンもしゃれてます。
華やかなイメージのRジノリですが
こんなシックなパターンもあるわけ
です。
休日はじっと池をみつめていること
が(しかも腹ばいになって)多いウラ
カンですがもちろん美少年ではあり
ません。
稚魚観察中の変なオヤジです。
フランケンシャルとブルーダイヤモンド
フェイザンブルー
プラム!
アビランド
HAVILAND since1842
「リモージュ(焼き)」って聞いたことあります?
フランスのリモージュ地方で磁器焼成に必須のカオリンが発見されたのが1768年。
以来、フランスの磁器全般を「リモージュ」と呼ぶようになったわけです。
もちろんセーブルもリモージュの一つといってもよろしいかと。
ジョルジュボワイエ、ベルナルド、レイノー、そしてアビランド…。
全般的には優雅なイメージです。
15年くらい前には洋食器の創美全店で展開していましたが今はすっかり見かけなく
なりました。
けっこう厳しい状況のようです。
アビランドのアンペラトリスユージェニー。
名品です。
ナポレオンⅢの皇后ユージェニー(ウジェニー)・アンペラトリス・フランシスがこよなく
愛した可憐なスミレの花があしらわれた清楚な逸品。
昨日ご紹介したセーブルがフランス政府の正式
な晩餐会等やギフトに使われることことになって
います。何度もしつこいですが国窯ですからね。
そんななか唯一エリゼ宮でも採用されているのが
こちらのアビランドのアンペラトリスユージェニー。
民窯代表。
一般品はプリントですがエリゼ宮に納められる
ものはハンドペイントだそうです。
磁器窯とともに登場するヨーロッパの歴史上の女性のなかではユージェニーが
もっとも上品で気品やセンスの良さが際立っていると思います。奥ゆかしささえ
感じられるような。
そんな彼女をよく表した作品ですね。
蛇足ですがユージェニー妃のご成婚前のフルネームがすごいんですよ。
その名はマリア・エウヘニア・イグナティア・アグスティナ・デ・パラフォックス・イ・
キルクパトリック!!
この名を冠していたら落語の「寿限無」(笑)。
エリゼ宮仕様
Sevres
フランス国立磁器製作所セーブル。
「幻の陶磁器」といわれる所以はもうお分かりですね。
本日はすごいカップ&ソーサーを登場させましょう。
これです。
エリゼ宮仕様のコーヒーカップ&ソーサー。
シェイプはペイール。
フランス国窯のセーブルならではの作品。
今はエリゼ宮はフランス大統領官邸です
からサルコジ大統領が執務したりしている
わけです。
こちらはそのエリゼ宮で使うために作られ
たカップ&ソーサーなんですね。
24金の金彩に色絵付けの花文様。
地色はやはり「王者の青」ファットブルーが選ばれています。
何客用意するのか定かではありません。
半ダースか1ダースかあるいはもっとか。
いずれにしても予備も制作するのがしきたりのようですが、その予備のうちの一客
がこちらです。
かつてはポンパドール夫人も過ごしたエリゼ宮殿で使われているカップ&ソーサー
が陳列されていたりする洋食器の創美の名品展なのでした。
今はありません。
価格ですか?
こればっかりは言わぬが華です。