フッチェンロイター マリアテレジアホワイト

HUTSCHENREUTHER Maria Theresia form02013
昨日リチャードジノリの代表的シェイプ「アンティコドッチア」のアンティコチェリーを
ご紹介しました。
だいたいどこの窯にもシェイプのグループに名前や品番があります。
フッチェンロイター サマードリームグリーン  洋食器の創美 フッチェンロイター サマードリームブルー  洋食器の創美
何度か登場させたサマードリームシリーズ。
左は廃番になったグリーン、右が現役のサマードリームブルーでしたね。
フッチェンロイターでもっともトラディショナルなシェイプです。
で、フッチェンロイターではこのシェイプのグループをマリア・テレジアと呼んでいます。
なにゆえハプスブルグ家の女帝の名前にしたのかはわかりません。
フッチェンロイター マリアテリジアホワイト  洋食器の創美 
 その白磁バージョンがこちら。
 マリアテリジア・ホワイトとなります。
 上品でポーセリンアートを楽しまれるかたにも
 人気です。
 最近入荷するようになりました。
 いい感じでしょ。
モダンなフォルムの白磁も斬新ですてきですが、こういう伝統的な正統派の白磁は
意外と少ないです。
おすすめです。

リチャードジノリ アンティコチェリー

RICHARD GINORI  Antico Cherry
2006年に発表されたリチャードジノリアンティコチェリー。
ハッとするデザインはイタリア製ならでは。
インパクトありますね。
リチャードジノリ アンティコチェリー_2  洋食器の創美 みなさんよくご存知のイタリアンフルーツと
 同じシェイプです。
 この形をANTICO DOCCIA(アンティコドッチア)
 と呼びます。
 1700年代半ばにデザインされたRジノリ最古の
 シェイプです。
 で、アンティコチェリーとなるわけです。
リチャードジノリ アンティコチェリー_1  洋食器の創美
          大胆なデザイン。鮮やかな色彩。
          元気が出そうなパターンです。
          ソーサーやプレートには白磁の部分
          に同じく白のエナメル調でチェリーが
          デザインされています。
          拡大してみてください。
最近のパターンの中ではでかなり印象的です。
もっと人気が出てもいいと思います。

冷茶

マイセンクリスタル 冷茶グラス
缶コーヒー飲みます?
一日最低二本は飲みます。
缶コーヒーを飲みながらKENT ultra1を一服するのが至福の時間です。
というか中毒症状かもしれません。
日本には自動販売機がどこにでもあります。
だんだん赤いHOTから青いCOLDの表示が増えてきました。
いつの間に変わっていくんでしょうね。
自販機からも季節の移ろいを感じます。
そこでそろそろ冷茶グラス。
マイセンクリスタル M 冷茶  洋食器の創美 マイセンクリスタル 冷茶グラス ティーローズ  洋食器の創美
どちらもマイセンクリスタルの冷茶用のグラスです。
左:’M’、右:’ティーローズ’。
ヨーロッパ発でこういうアイテムはなかなかありません。
キャビアなどちょっとした珍味などのサービスにもGOODです。

エウロペの誘拐

バロックとロココの中間期に開窯したヨーロッパ初の硬質磁器窯マイセンは当然その
美術様式の影響を受けながら数々の名品を生み出しました。
フランス宮廷文化に代表される優美華麗豪奢なロココ様式がもてはやされたあとの
18世紀半ば以降には、
「わしらこのままでいいのか」
「これは一種の堕落ではないんか」などという反動の風潮が生まれます。
「新古典主義」が新たなトレンドとなるわけです。
ヨーロッパ文化の心のふるさとギリシャ・ローマ時代への回帰です。
そこでマイセンもギリシャ・ローマ神話をテーマにした作品を世に問うんですね。
名品がたくさんあります。
アンティークマイセン エウロペ  洋食器の創美 「エウロペの誘拐」
 こちらは1900年前後のアンティーク。
 
 フェニキア王の美しい娘エウロペに一目惚れした
 ゼウスが白い美しい牡牛に化けて誘惑する場面。
 そう。この牛はゼウスなんですね。
 美しい牛に思わず乗ってしまったエウロペ。
 ここぞとばかりにこのままゼウス牛はクレタ島まで
 連れ去るのでした。
 本来の姿に戻ったゼウスとエウロペは結ばれ、
 めでたしめでたし。
 
エウロペ(EUROPE)=ヨーロッパの呼び名の起源となったお話です。
 
それをわかってこの作品を鑑賞すると個体の良さの判断材料にもなります。
なんともいえない牡牛の「目」がPOINT。
「しめしめ」、「よしよし」、「にんまぁ」というような目。表情。
当然、農耕用もしくは食用の牛に見えてはいけません(笑)。
そこはかとない気品を醸し出しているか、など。
元の題材などを知っているのと知らないのでは楽しみ方に大きな差が出ますね。
洋食器の創美はそういうのにすごくこだわるんですよ。
でもなんで牛なんでしょうね。
最後はまた白い牛となって天に駆け昇って牡牛座になったんだとか。
ちなみにこの原型もJ.J.ケンドラーによるものです。

このウェッジウッドいくつわかります? part2

廃番ウェッジウッド一気6アイテム第二弾。
ウェッジウッド アフロディーテ  洋食器の創美 ウェッジウッド マンハッタン  洋食器の創美 ウェッジウッド ビアンカ  洋食器の創美ウェッジウッド オスタリー  洋食器の創美 ウェッジウッド オーガスタス  洋食器の創美 ウェッジウッド クタニクレーン  洋食器の創美
発売時期も価格も順不同です。
今日のはどうですか~?
洋食器の創美のメンバーでも全問正解者は少ないかも。世代が違いますし。
左上から時計回りで
アフロディーテ、マンハッタン、ビアンカ、クタニクレーン、オーガスタス、オスタリー。
ビアンカすてきです。ウィンザーシェイプという形でウィリアムズバーグリボンというのも
ラインアップされていました。ポットがいい形でしたね。
クタニクレーンは前回のブルーサイアムと同世代。二大東洋調シリーズ。
アフロディーテとマンハッタンはデルフィシェイプに力を入れ始めたころのパターン。
アフロディーテはプレートがかなり個性的でした。
オーガスタスは確か例のJ.ウェッジウッド没後200周年記念の際に登場。
オスタリーは伝票を書いた記憶もないくらい一瞬の取り扱いでした。
こうやってみると生き残るシリーズって少ないですね。
日本での人気がかなり大きく影響するようです。

Mt.Fuji

フジヤマ
「冠雪した富士山が見たい富士山が見たい」と同居人が150万回唱えるので
例によって先日の貴重な週一休日にリフレッシュを兼ねて出動しました。
必殺の関越道>圏央道>中央道コースで7時過ぎに出て8時半過ぎに河口湖
到着。超速です(笑)。
富士山_1 富士山_2
左:河口湖から、右:山中湖から。
富士山_3 ぐるっと南下して富士演習場の先のパーキング
 から。だいぶ登ったのでまだ雪が残っています。
 
 それぞれ北から、東から、南からっていう感じです。
 河口湖から見る富士山が一番均整が整っていて
 美しいですね。
 
「洋食器の創美の公式ブログがこれでいいのかっ?」
「ついにネタ切れか?」
「たまにはいいっしょ」と開き直りそうですがちゃんとオチあります。
以前横山大観の朦朧体の記事でH.ヴェルナーの直筆絵画をご紹介しましたね。
洋食器の創美で扱っています。
で。
Hヴェルナー直筆絵画_03  洋食器の創美 現代マイセン発展の原動力となった天才絵付師
 H.ヴェルナーが富士山を描くとこうなります。
 2007年04月のマイセンカレンダーに採用された
 そのタイトルは”JAPAN”。
 2007年は世界中の名勝がテーマになっていて
 04月が日本でこれだったんですね。
 五重塔はご愛嬌。
稜線の美しさから見て河口湖方面からの富士山でしょうか。
強調されていますが頂上の形も右が尖ってます。
残念ながら桜とのシチュエーションは撮れませんでしたが4月の富士山 in JAPANと
いうことで。
ほうとう_1
          で。山梨での帰路のお昼は「ほうとう」しか
          考えられません。
          県内で10店舗くらい展開している「小作」が
          絶対おすすめです。
          14時には自宅に戻っていたのでした。
なんだか毎日大忙しです。

横浜店本日OPEN!!

洋食器の創美横浜店移転新規オープンです!!
横浜店_01  洋食器の創美 横浜店_02  洋食器の創美
引越し中の写真で店舗も回りもまだ殺風景ですが地上20Fの新築コンカード横浜
の1Fです。
洋食器の創美店番004の新生横浜店が4月4日(金)開店ということで。
当然本日より「開店記念セール」突入!!
営業時間は10:30から20:00。
3月29日まで岡田屋モアーズで営業していたのが電光石火!!
洋食器の創美らしい早業です。
あまりの素早さにWEBチームも店舗紹介ページをリニューアルする暇もありません。
ピカピカ店舗でいつものピカピカ?メンバーが心よりお待ち申し上げております!!
場所と連絡先は先日の記事でご確認ください。
こちらです

ウェッジウッド製造中止品カタログその4 そしてロココ様式

前回まとめて6種類の廃番品をご紹介しましたが「ロココ」がなんで「ロココ」なのか
ちょっと気になりました。
別に気にしなきゃいいんですがほんと自分でもめんどくさい性分です。
でね、も少しきれいな画像のストックがないか探したらありました。
これです。
ウェッジウッド ロココ_2  洋食器の創美  ウェッジウッド ロココ_1  洋食器の創美
う~む。左の画像ではっきりしましたね。
金彩文様がロココしてます(笑)。
アンティークマイセン フィギュア_1  洋食器の創美 1700年代のフランスはルイ15世の時代の美術様式の
 一つがロココ様式。
 豪壮なバロック様式のあとの曲線を基調とした優美で
 繊細なスタイルを言います。
 18世紀半ばにマイセン人形の台座に貝殻をイメージし
 たデザインをF.E.マイヤーが発案しましたがそういう
 装飾をロカイユ(rocaille)装飾と呼びます。
 ロココの語源はそこからきているんですよ。
 左のアンティークマイセンの人形の台座もそうです。
あくまでもロココ様式の一つの特徴でしかないのですがこのグニョグニョっとした
文様の金彩でウェッジウッドは「ロココ」と名づけたんでしょうね。
まさかウェッジウッドをきっかけにロココ様式のご説明をすることになるとは…。

ロイヤルコペンハーゲン プリンセスブルー

ROYAL COPENHAGEN
Princess,Blue(1104)
produced since 1978
ロイヤルコペンハーゲンのプリンセスが今年で30周年です。
誰もあまり騒ぎませんのでお祝いに採り上げましょう。
なにをかくそう、けっこうお気に入りですし。
ロイヤルコペンハーゲン プリンセスブルー  洋食器の創美 ご存知の通り、ホワイトハーフレースとブルーフルー
 テッドハーフレースの中間ともいえるシリーズです。
 クォーターレース(笑)。
 1775年から続くパターンの派生バージョンとはいえ、
 これはこれでなかなかいいパターンだと思います。
 価格も比較的リーズナブルですし。
 特にプレート類は使いやすいです。
正式にはプリンセスブルーといいます。
ロイヤルコペンハーゲン プリンセスパープル  洋食器の創美
        こんなシリーズがあったからなんですね。
        プリンセスパープル(バーガンディ)。
        品番1156。
        縁に金彩が施されていました。
        フルレースにもありましたが廃番です。
        ワインカラーがひじょうに新鮮でしょう?
白じゃ物足りない、伝統的なパターンが好き、手描きにこだわっている、丈夫でなきゃ、
やっぱり歴史のある窯のでないと、もちろんなるべく低価格歓迎。
などと裏管理人のわがままな無理難題をクリアする貴重なプリンセスブルーなのです。

モーゼル 150周年スペシャル続編

Moser GALA
超絶宝物展アマフォーラはいかがでしたか。
今日はこれまたすごいのを登場させましょう。
モーゼルの現役マイスターエングレイバーによる技のみ掛け値なしの作品が
こちらです。
モーゼル ガーラ  洋食器の創美 花瓶 ガーラ
 GALA 
 
 
 品番GAL-3098
 世界限定10点
 内色被せ
 高さ28cm
 
サルバドール・ダリ40歳のときの作品、
「目覚めの直前、柘榴のまわりを一匹の蜜蜂が飛んで生じた夢」を忠実に
エングレーブで再現した見事な作品です。
手前の彫刻と向こう側の彫刻の裏表の見え方を計算して原画の遠近のイ
メージも表現しきっています。
なにも申し上げることはございません。
お約束のお値段ですか?
LEXUSででも車選べます。