アンティークマイセン 天使文

「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart3
超絶希少品アンティークマイセンです。
200年以上前のマイセンは古マイセン(コマイセン)と呼ばれることが多いんですが
こちらはひじょうにエポックメイキングな古マイセン。
アンティークマイセン 天使文_5  洋食器の創美 1760年頃の天使文のカップ&ソーサー。
 パーパー(赤紫)ロカイユ文様と金彩装飾付き。
 意外に思われるかもしれませんがマイセンの
 天使絵の作品はひじょうに寡作です。
 今のマイセンには天使絵の定番は皆無。
 アンティークでもマイセンの天使絵というだけ
 でたいへん高価に取引されます。
アンティークマイセン 天使文C&S_3  洋食器の創美 アンティークマイセン 天使文C&S_2  洋食器の創美
アンティークマイセン 天使文C&S_1  洋食器の創美 さらにこちらは18世紀半ばの作品です。
 マイセンがロココ様式を採用し始める初期の
 天使絵です。
 初めてチャレンジした作品の可能性すらあり
 ます。1800年代および1900年代初めの天使
 絵とは筆致も表情も明らかに異なります。
 天使自体があんまり美しくはないんですね。
素朴な天使です。
まだ王侯貴族に媚びない天使ともいえます。
このあと100年くらいで受注増のためにどんどん可愛く美しく絵画的な天使へと変貌
していくわけです。
写真は1客ですが実はこれ6客あります(もちろんすべて異なるモチーフ)!!
学術的価値すら認めうる名品です。
それが特別でもなくふつうに陳列されています。
おそるべし名品展(笑)。

セーブルのビスケット人形

「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart2
語りつくすには店のPCの前で作業する時間がとても足りません。
店にいると「いらっしゃませ~。」と本能で体が動いちゃうんですね。
泣く子も黙る「幻の陶磁器」フランス国立磁器製陶所セーブルのビスケット人形。
今津田沼会場に三体ほどありますがこれいいです。
セーブル ビスケット人形 「シーソー」 1766年デザイン ソフトペースト
セーブル ビスケット_1  洋食器の創美 セーブル ビスケット_4  洋食器の創美セーブル ビスケット_2  洋食器の創美 セーブル ビスケット_5  洋食器の創美
彩色しない磁器人形。
贅を尽くしたフランス宮廷食卓文化のなかに砂糖菓子をデザートとして供する習慣
がありました。いろいろな形に固めた砂糖をサービスしてポキポキ折りとって食べた
んでしょうね。
当時は砂糖は貴重品ですから権勢を誇示する意味もあったわけです。
それを磁器で表現したのがこのセーブルのビスケット人形です。
施釉せずに砂糖の質感を再現しています。
彩色せずに光の陰影だけで細部にわたってここまで造形するこだわりと技術。
型だけではなく彫刻師がさらに彫りこんでディテールを仕上げるのだと思います。
そのアイテム数は約2500種類。
そのなかでもこちらの作品は「ソフトペースト」と言われるセーブルの伝統の軟質
磁器で作られていて明るく美しい「白」となっています。
セーブルのビスケット人形にマイセンの人形絵付師のマイスターが彩色したらどん
な素晴らしいフィギュアができるか想像してみたくなりませんか。

銀巻き

「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりご紹介part1
ずいぶん前に藤沢名品展会場からシルバーオーバーレイ技法のカップ&ソーサー
をご紹介しました。
同様の渋い色のリチャードジノリの80年くらい前のアンティークが入荷しています。
ご説明した通りのパターンがこちらにも。
ぜひ前の記事を読んでからご覧ください。
アンティークジノリ シルバーオーバーレイ_1  洋食器の創美 アンティークジノリ シルバーオーバーレイ_5  洋食器の創美
アンティークジノリ シルバーオーバーレイ_2  洋食器の創美 アンティークジノリ シルバーオーバーレイ_3  洋食器の創美
アンティークジノリ シルバーオーバーレイ_4  洋食器の創美
 ね。やっぱりちょっと強引につながって
 ます。
 ハンドルとカップの継ぎ目の部分が特
 にユニークでしょ。無理があります。
 今回はIXY画像ですから拡大してみて
 ください。
何回でも確認したくなる悲しい性。
でもそういうことを繰り返しているうちに上手下手など判断できる様になったりするもの
なんですよ。

津田沼ファイナル名品展その1

津田沼店に突撃中ですのでどうしてもこういうご案内になります。
洋食器の創美の「ヨーロッパ名陶名品展」ってこんな感じなんだぁと雰囲気を
お知らせする意味でもしばらくお付き合いください。
昨日の初日はおかげさまで大盛況大パニック状態となりました。
まことにありがとうございます。
まだまだあと6日間ありますからぜひ!!
津田沼ファイナル名品展_01  洋食器の創美 津田沼ファイナル名品展_02  洋食器の創美
左:閉店ファイナル名品展につきHERENDで作ったスペシャルセット価格コーナー。
右:天下の「幻の陶磁器」セーブルコーナー。
なにしろ狭いお店ですから隅から隅まで名品逸品希少品でいっぱいっぱいです。
店メンバー一同心よりお待ち申し上げております。

津田沼店

洋食器の記事をご期待の方には申し訳ありませんが津田沼店閉店記念ブログ
記事キャンペーン中です(笑)。
本日「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」初日です。
早く出かける準備をお願いします(笑)。
1992年開店でオープンスタッフとして配属された店舗だったことは昨日お話しました。
生ける証人がこれです。
MARI 同じく開店メンバーだった名物スタッフから
 「もらってぇ」と半分強引に譲り受けた二匹
 のネコ。
 そのうちの一匹マリ(正式名称マリリン)が
 今もこのように我が家で健在です。
 以前登場させたようにただいま三匹です
 が当然こいつが長老です。
 人間にしたらすごいおばあちゃん。
15年前に握りこぶしくらいのを家族に内緒で連れて帰ったら、あにはからんや
大うけ!!
以来、津田沼店の守り神としてひたすら眠る食べるの繰り返しです。
考えすぎかもしれませんが、
その津田沼店が閉店するのでなんだか心配なんですよ。
とにかく今日から22日(火)までイケイケドンドンよろしくお願いいたいます。

洋食器の創美 津田沼店

1992年9月OPEN。
決して便利とはいえない場所で移転もしないで15年以上営業を続けていた津田沼店
がついに閉店します。
ずっと支えていただいたお客様方にほんとうに心よりお礼申し上げます。
なんといっても裏管理人の配属店です。
いまだに入店しても職場というよりMy HOMEという感じです。
洋食器のこと全然知らない30歳代前半だったんですね~。
ちょっとさびしいかもしれません(泣)。
が、しぶといですよぉ。
撤退ではありませんよ~。
今月の横浜モアーズ店同様、船橋方面で大々的に再出発します(笑)。
なんと14店舗最大坪数で6月下旬からど~んといきます。
乞うご期待。
マイセン ヒナギク 228410  洋食器の創美 で。
 4月16日(水)~4月22日(火)まで
 「津田沼店ファイナル名陶名品展
 開催です。
 配属店かつ担当店ですからこりゃあもう本日の
 搬入日から搬出日まで9日間連続どっぷり入店
 しかありません。
 15年分ですから休んでる場合じゃありません。
ついにBLOGも一日一記事途切れるかもしれませんので先に宣言しておきます。
ヘロヘロの内容になっていたら大繁盛していると思ってくださいね。
伝説の津田沼店で最後の名品展です。
なにはなくてもイケイケドンドンよろしくお願い申し上げます。
狭いですよぉ(笑)。

隠れた大ヒット商品

今までご紹介したように、
ラブグローブフィギュアケースなど洋食器の創美には隠れた人気品がいろいろ
あります。
カップ&ソーサースタンド_1 
 これもそうです。
 なんだかわかりますかぁ~?
 こうするとインベーダーゲーム(ふるっ!)の
 インベーダーみたいです。
 組み立てる前ですね。
 
 こんなです。
                          ↓
カップ&ソーサースタンド_2 カップ&ソーサースタンド_3
ね。
コレクションが引き立ちます。
ソーサーも見せたいなぁと思うすてきなカップ&ソーサーなどバッチリです。
モーニングやデミタスなど特殊アイテムはちょっとむずかしい場合もありますが、
だいたいはOK。
はめ込むだけで心配でしたら木工ボンドで接着しちゃいましょう。
せっかく人気なんですが今回のロットで売り切りになってしまいます。
洋食器の創美の各実店舗に今なら在庫あります。
最後なのでネットショップでもアップしています。
こちらです。
マイセンのイエローローズは別売りですよぉ~(笑)。

咲き乱れ

今日は春を楽しみましょう。
日曜日でお休みのかたも多いでしょう。
仕事? パスです。
花を愛でてリフレッシュして下さい。
今まであまり気にしていなかったのですがけっこう庭のあちこちで花が咲きます。
紅梅・白梅でヘレンドをご紹介しましたがそれ以降、
ボケ、モモ、ミツマタ、サツキ、スイセン…。
こんなです。
ヤマモモ ヤマモモ_2
シャクナゲ モモ_03
いつもは饒舌にいろいろご説明しますがどうも知識がなくてどれが何という花木
なのかすらよくわかりません。
ただ、ついこの前まで枯れ木にしか思えなかったのがこういうふうになるのがと
ても不思議な感じです。
予定の無い休日はひねもす眺めつつリフレッシュです。
もう歳なんですね。

ヘレンドグリーン

「ヘレンドグリーン」という言葉があるのかどうか定かではありませんが、
商品をご説明するときによく口から飛び出します。
小学校の色鉛筆や絵の具やクレヨンの「みどり」っていう色。
そのものの色を使った食器って意外と少ないと思いませんか?
ヘレンド ウィーンのバラ  洋食器の創美 たとえばこのウィーンのばらのボーダーライン
 のグリーン。
 まさしく、「みどり」。
 純朴な緑色に安心感を覚えます。
 紅茶の色、珈琲の色がよく似合います。
 カメラマンさんもちゃんとショコラ系で色の組み
 合わせを考えたんでしょうね。
ヘレンド アポニーグリーン  洋食器の創美
     こちらはアポニーグリーン。
     これまたお料理とバッチリの相性。
     料理三原色、赤・黄・緑。
     このカットすごく美味しそうでしょう?
     最近はもっぱら魚料理、肉は鶏肉で
     満足な加齢嗜好になっちゃってます
     から食器もグリーンで浄化作用を。
     身体によさそうです。
「緑」系の食器、お料理用におすすめです。

ワイルドストロベリー

Wild Strawberry ”Fragaria Vesca”
何度か登場済みでみなさんよくご存知のワイルドストロベリーをなにゆえいまさら?
とお思いでしょ。
あのですね、バラ科・和名エゾヘビイチゴのワイルドストロベリーです。
ワイルドストロベリー またまた柄にもなく園芸系です。
 3月半ばくらいに植えた苗がみごとに活着した様子。
 だいたいはなんでも枯れさせてしまいますがなんと
 か生き延びそうな気配。
 ワイルドストロベリーをうまく育てて実がなると幸福
 が訪れる
とか。特に女性にとっての結婚・出産にご
 利益大ということでこちらも女性に人気です。
もし万が一、花が咲いたり実がなったらまたご報告しようと思います。
うまくいったらこのブログの読者のみなさまに幸福がやってくる…はず。
ウェッジウッド ワイルドストロベリー_01  洋食器の創美
今までウェッジウッドのワイルドストロベリーしか頭にありませんでしたが、ほんとのワイルドストロベリーもお若い女性に大人気だったんですね。
育てたワイルドストロベリーの実でジャムを作って葉っぱでハーブティー。
それをウェッジウッドのワイルドストロベリーでいただけば…。
そりゃあもう王子様が何十人も現れて選び放題間違いなし(笑)。