ウェッジウッド製造中止品カタログその4以降がしんどくなってきました。
商品説明なしで一気に6アイテム第一弾。
つい最近まで現役だったのもありますがけっこう短い命だった子達が多いです。
いくつ名前が出てきますか~?
全問正解だったら洋食器の創美で働いてみませんか(笑)。
左上から時計回りで
ロココ、マデリン、ブルーサイアム、グロブナーガーデン、ハミングバード、バレンシア。
裏管理人にとって一番思い出深いのはBRUE SIAMでしょうか。
「サイアムってシャム(タイ)のことなんですよ。アジアンテイストが入り乱れた感じで
おもしろいパターンですね。」とか言ってました。
ハミングバードも独特の雰囲気で好きな方が多かったです。
それ以外はあっという間に過ぎ去ったような・・・。
日本代理店さんのカタログに載っていても本国で廃番になっている場合やあとから復活
するケースなどいろいろですが懐かしいシリーズとしてまたこのコーナーやりますね。
マイセン 双剣
Meissen Crossed Sword (decoNo825009)
マイセンの剣のマークは有名です。
1722年にマイセンの検査官の提案で採用されたと言われています。
それまではAugust Rex(アウグスト強王)の頭文字ARを組み合わせたマークでした。
以降、責任者が替わるたびに微妙に変化しながら今日まで受け継がれています。
剣マークの変遷のおかげでアンティークの年代考証も可能となるわけです。
つきつめてご説明し始めるとえらいことになりますからここでは割愛。
そんな双剣マークがパターンとなったシリーズがあります。
グローサーアウスシュニットのフォルムに描かれ
る双剣はもちろん下絵付けです。
ちなみに製品の裏の双剣マークもすべて手描き
です。2~3名の専属ペインターが居るんですよ。
明けても暮れても製品に剣のマークを描き込ん
でいるんですね~。下絵で。
失敗しても修正ができない下絵付けですから
かなりの熟練を要します。
洋食器の創美では「双剣」と呼んでいるこちらの825009の絵付けはそのペインターが描くんでしょうか?
よく考えたらバランスよく描き込むのけっこうたいへんそう。
少しでも位置がずれたり剣が長くなったりしても修正できませんからあなどれない技です。
美しいフォルムのグローサーアウスシュニットあればこそのシリーズですね。
マイセン磁器質のきめ細かさと伝統の下絵付け。
おすすめです。
そういえばこんなのもありました。
2003年のマイセンデイズで発表されたSword Megaと
Strewn Swords。
decoNo77a004と77a005
こちらはAquatintaといわれる銅版転写です。
「マイセン。おまえもか。」とトレンドに乗ったマイセンに
少なからずショックを覚えましたがフェイドアウトしつつ
あるようです。
横浜店の移転について
引越しと新生活の季節ですね。
永らくご愛顧を頂戴いたしました洋食器の創美横浜モアーズ店が本日をもちまして
最後の営業となります。
数々の洋食器の創美ギネス記録をもつ店舗の閉店です。
ほんとうにありがとうございました(泣)。
で、引越しです。
今日から一週間以内には横浜駅「きた東口」から徒歩5分の新築できたてほやほやの
コンカード横浜1Fに大々的に洋食器の創美横浜店として移転増床オープンいたします!!
お客様へのサービスのおやすみは3月30日(日)から4月3日(木)の五日間のみです。
独り者の引越しでも落ち着くまでもう少し時間がかかるかと(笑)。
数日とはいえ、ご不便をお掛けすることをお詫び申し上げます。
今度は広々ピカピカ店内にイタリアンクラシック家具も常設店舗となります。
メンバーは不動ですから安心して今まで通りお気軽に。
来週末は洋食器の創美横浜店NEWへぜひともお立ち寄りくださいね。
洋食器の創美 横浜店
2008年4月4日OPEN!!
■住所
〒221-0056
横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜1F
■TEL/FAX
TEL:045-450-5893
FAX:045-450-5894
■営業時間
10:30-20:00(年末年始以外は休みません)
セーブル チューリップバスケット
先日、春らしくポートメリオンのボタニックガーデンをご紹介しましたが本日は
「花」にちなんでセーブルよりこれまたすごいアイテムをどうぞ。
Sevres Cesta tulipia pintada (Painted Tulipe basket)
ルイ15世の公妾ポンパドール公爵夫人は日本の歴史でいう側室のような立場
ですが国王の寵愛を一身に受けて政治的な力ももった才色兼備の女性です。
現フランス国立セーブル磁器製陶所が生まれたのもポンパドール夫人のバック
アップがあったからということも以前ご説明しました。
そのポンパドール夫人のお気に入りの一つがチューリップ。
自らの手で育てたかどうかはわかりませんが丈夫な球根のチューリップなら下々
の者を使うことなく手をかけたかもしれません。
庭のチューリップを愛でつつ、我が部屋でも楽しみたいと思いつきすてきな花鉢が
必要になったんですね。
はたと思いついたわけです。
「私の肝いりでフランス王立となったセーブルに作らせよう」と。
・・・このあたりのくだりは例によって裏管理人得意の推測です。
でこんなのができてきました。1755年頃です。
高さ12cm/直径18cm
チューリップベース。
写真ではわかりにくいですが実はひじょうに複雑な
造形になっています。
下半分は円じゃないんですよ。球根のようなくびれ
があります。
金彩とレリーフで表現されたチューリップ。
拡大して確かめてみてください。
花の部分の文様は「百合紋」と呼ばれる高貴な文様で
いろいろなところに用いられていますね。
チューリップはユリ科です。
形も文様も使う目的もチューリップ。
使う人はポンパドール夫人なので彩色はかの有名なポンパドールピンク。
絶品です。
底に穴が空いていないのが心配ですが。
またまたお値段ですか?
30-40本のチューリップの花束を1000束くらいプレゼントできます(笑)。
ちなみに今在庫あります(汗)。
ボタニックガーデン
portmeirion Botanic Garden
花の季節がやってきました。
我が家もスイレン、シラサギカヤツリなど水生植物の仕込み中です。
自然の植物を愛する英国発ポートメリオン社のボタニックガーデンのご紹介です。
Botanic Garden=植物園。
1972年に発表されてポートメリオン社を一躍有名にした花咲き乱れるシリーズ。
デイジー、シクラメン、パンジー、ワスレナグサ、スイセン、ヒヤシンス、キジムシロ、
イトジシャン、ヒメフウロ、イヌバラ、・・・。
花の種類とアイテム数はとても数え切れません。
洋食器の創美でも一瞬取り扱いました。
あっという間に売切れてしまいましたがそろそろ
また芽を出す予定です。
それぞれのアイテムにさまざまな花柄がライン
アップされているので品揃えがむずかしいのが
特徴でもあります。
ラブグローブでガーデニング。
ボタニックガーデンに紅茶で一息。
なかなかでしょ。
藤沢店のヨーロッパ名陶名品展
今日から31日(月)まで藤沢店で名品展開催です。
応援入店中で投稿が遅くなってしまいました。
アウガルテンのすてきな復刻品が入荷しています。
アウガルテンのインペリアルガーデン。
18世紀にハプスブルグ家の発注で制作されたのがオリジナルです。
その用途がまたすごいんですよ。
なんとピクニック用!!
で、こちらは一人用携帯用コーヒーセットというわけです。
おそらく革張りなどで別注のケースなんかも作らせたんでしょうね。優雅。
こんなすてきな演出コーナーも藤沢店ならでは。
何回かご紹介したヘレンドのGEPSとモーゼル
でコラボレーションセッティングされていました。
名品稀少品たっぷりご用意していますので
ぜひ期間中にお立ち寄りください。
ユーランダーパウダーブルー
WEDGWOOD Ulander Powder Blue
1927年に発表されたユーランダーパウダーシリーズはウェッジウッドのなかでも
ハイグレードなシリーズです。
以前はレイズゴールドでビクトリア様式の紋章が施されたコロンビアパウダー
シリーズがさらに上級パターンとして存在していました。
ブルー、ルビー、ターコイズ、シャグリーンの4カラーバリエーション。
ターコイズは最近、シャグリーンは一瞬にして廃番。
もともとホワイトハウスの発注で作られたというのは
有名な話です。T.ルーズベルト第26代大統領の晩餐
会用の発注だったとか。
ユーランダーパターンで食事をしながらポーツマス条約
の仲介の構想などを練ったのでしょうか。
任期前半は親日家だったようですので「日本もなかなか
やりよるわい」とか言いながら。
パウダー状のボーダー部分は職人がスポンジ状のもので表現する熟練技法が駆使
されていると聞いたことがあります。今はどうなんでしょう。
それと洋食器の創美の創業したころはブルーだけが他の色より高かったんですよ。
「ロイヤルブルーといって他の色より発色が難しいんです。」ともっともらしくご説明し
ていましたがいつのまにか同じになりました(汗)。
いまや生産量は極々少です。
そんな希少性の高いシリーズのさらに生産量がどんどん減っているティーポットがシュガー・クリーマーと一緒にネットショップに入荷してきました。
洋食器の創美での裏管理人世代にとっては懐かしいアイテムです。
USA風味の豪華さを持ちつつ英国王室の気品あり。
かえってこのクラスの方がポットなどの需要が高い(比率として)のかもしれませんね。
シルバー以外でこのカップに合うポットありませんから。
こちらにアップしています。
マイセンクリスタル M
Meissener Bleikristall
マイセンクリスタルは洋食器の創美の主力ブランドです。
マイセン磁器に「双剣マーク」をあしらった食器があるように
マイセンクリスタルには「Mマーク」がデザインされたグラスがあります。
こちらはシンプルなform11と呼ばれるシェイプの
ワイングラス。
手作業でエングレーブされる優雅な「M」はもちろん
マイセンクリスタル社のMでロゴマークにもなっ
ています。
もう裏管理人の脳みそは単純ですから、
松田様・三浦様・村山様・森下様、まゆみ様・
みゆき様・めぐみ様・・・。 おすすめです。
でも梅田店の店長だったときに監督としても成功したV9戦士の
M様にお求めいただいたことがあります。
ご自身のイニシャル「M」がお気に召していただけたのは確かでした。
商売人として黄黒虎党が一瞬にして朱黒読売ファンに変身したのを
覚えています。
上品なステムにたまごを思わせる優しいボウル。
仕事柄いろんなワイングラスをみていますがSimple is BEST
かと。
波の戯れ ふたたび
Meissen Wellenspiel
ザビーネ・ワックス女史のご紹介とともに何度か登場している「波の戯れ」。
カップやプレートだけでなく、ティーポットの形がすてきとも。
波の戯れシェイプでもうひとつおしゃれなアイテムがあります。
シュガーボックスなどいわゆる「ふたもの」がとてもエレガントです。
こんな感じです。
こちらはシュガーですがあと3サイズほど
ラインアップされています。
プレートの上にセットして使えば用途はい
ろいろ。
カバードボックス類は実用重視になりがち
ですがさすが女性デザイナー。
そういえば洋食器の創美札幌IKEUCHI店にこちらのアイテムの使い手がいます。
ほんとにお料理して使っているわけですから裏管理人とは説得力が違います。
お立ち寄りの際はぜひ尋ねてみてください。
ウェッジウッド フェスティビティ
フェスティビティの入荷が決定しました!!
洋食器の創美実店舗ではもうご予約販売を承っていますのでネットショップも
解禁します。
予定数は随時ご予約状況によって変動します。
入荷を待っていても入荷時点で全部ご予約分になりそうですのでお電話によ
るお問い合わせ対応をスタートいたします。
こちらがブルーとアイボリーのマグカップと
プレート21cmです。
このコンビマグセットが引出物でも超絶人気
です。
優しい色合いですてきです。
価格も魅力的。
左ラズベリー、右アイボリー。
微妙に前とは地色が異なります。
いずれのアイテムも4月末と5月末入荷となります。
もうかなり実店舗でもご予約が入っていますし日々残数が減っていきますので
必ず事前にご予約可能かお問い合わせくださいね。
なんだかネットショップらしくないパターンで申し訳ございませんがどうぞよろしく
お願いいたします。
ネットショップのフェスティビティコーナーはこちらです。
ご予約の売り違いがあるといけないのでみんな「品切れ」になっていますが・・・。
ネットショップ専用の入荷予定って洋食器の創美にはありませんので、
お問い合わせ前提でごめんなさい。
ネットショップに掲げているフリーダイヤルまでお問い合わせくださいませ。