ウェッジウッドのブルートンキン。
アーザンウェア(硬質陶器)製のカジュアルライン。
たっぷり容量で絶滅種のモーニングカップにおすすめ。
「トンキン」といえば昔、ウェッジウッドには「トンキンブラック」、「トンキンルビー」という超絶
名品がカタログ商品としてラインアップされていましたね。
東洋調の豪華でシックなシリーズでした。すごい値段でしたが。
「トンキン」てあのベトナム北部の「東京」のことでしょうかね。
もしかして「トウキョウ」と混同してっていうのは勘ぐりすぎ?
ブルートンキンはたしかに東南アジア風味です。
こうしてみるとどっちが自然な感じ?
カジュアルライン東洋趣味コンセプト。
もう絶対紅茶しか似合わないような、
英国中流階級風味(英国中流階級って運転手付きクラスです)の新作にも期待したいです。
バカラ ミズーリ
Baccarat missouri / masutard jar
バカラのミズーリというシリーズにマスタードポットがあります。
ほんとにおしゃれ。
絶妙のファセットカットがバカラクリスタルの輝きを最大限に引き出します。
高さ11.5cmの小ぶり具合もなかなか(マスタード入れですからあたりまえですが)。
レードルもバカラクリスタル製。
もう一回り大きいジャムポットもありますがマスタードほうがしゃれてます。
こういうヨーロッパ食卓文化らしい贅沢なアイテムが好きです。
これをこういうふうに使う提案のできる洋食器の創美が好きです。
マスタードポットにスウィーツ。
おすすめです。
ウェッジウッドのオズボーン
WEDGWOOD Osborne
アイテム数が減りつつあっていやな予感のするオズボーン。
先日ご紹介したパリスとは年季が違います。
何年くらい前に発表されたか勉強不足でわかりませんが洋食器の創美がオギャーと
生まれた20年前にはもちろんもうウェッジウッドの一流どころでした。
当時はリーカップ&ソーサーの日本上代が12,000でした。
高グレード品ですから撮影もこんな感じ。
いつもセットでご提案。クリストフル必須。
ビクトリア女王の愛した英国南端ワイト島。
晩年を過ごした別荘オズボーンハウスから命名されたことは有名です。
きりりとした全体像。
トラディショナルシェイプのリーカップにもっともマッチしたパターンだと思いませんか?
気品のあるいでたち。
珈琲が似合うウェッジウッド。
リーかキャンがお似合いです。
勝手ですが
裏管理人の現代ウェッジウッドのイメージはオズボーンにとどめを刺します。
祈、製造中止中止。
実りの秋
秋のテーマ
日本や中国からの「白い黄金」に憧れてその歴史が始まったヨーロッパの硬質磁器文化。
最初は模倣から。
そして身の回りの自然も題材になります。
植物、動物、風景、昆虫…。
当然、四季の移ろいや人の営みも。
歳時記ともいえる12か月を表現したヘレンドのフレミッシュカレンダーもいずれご紹介しましょう。
マイセンの陶板にも数々の四季シリーズがあります。
春・夏。
秋・冬。
2007年マイセンデイズ発表の一番新しい四季シリーズのプラーク(陶板)です。
で。今は秋。
「収穫」が題材になります。
セーブルのビスケット人形。商品説明はあらためてご紹介します。
少しわかりにくいですが右の2体は四季を表す子供四体のうちの「春」と「秋」。
右端が「秋」で果実を衣で抱いています。足元には葡萄が。
こちらはマイセン人形。
春のヴィーナスと秋のヴィーナス。たわわに実った稲穂を捧げ持つ子供があしらわれています。
ここまできてお詫びがあります。
実はこのテーマにしたきっかけが…。
ちょっと動機が不純でこれをオチにしたくて思いついたのでした。
先日の秋晴れの休みの日に裏管理人義母管理の畑でイモ掘り収穫の秋。夜天ぷら。
短いお付き合い
ヘレンド スペシャルペイント その1.
HEREND
今日は名品のご紹介。
たまにはすごいのをみてほっとため息。
ヘレンドには独自のマスターペインター制度があります。
洋食器の創美オフィシャルサイト名品特集「ヘレンド」でご紹介しています。
ヘレンド全ペインターのうちのたった3%前後のマスターペインター。
そのマスターペインターが特別なパターンを精魂込めて描きあげた作品を
「スペシャルペイント」と呼びます(わかりやすい)。
ペインターの署名はもとより品番は必ず「SP」のイニシャルが付記されます。
マイセンの「アトリエ作品」と同様の位置づけでしょうか。
洋食器の創美では数多くのヘレンドの名品を扱っています。
今、在庫があってもっとも迫力のある作品(裏管理人判断)がこれです。
SP1057。
2007年フランクフルトメッセ発表。世界限定20セットのティーフォーツーです。
蒔絵の漆器を彷彿とさせる仕上がり。
豪奢ながらも純和風の落ち着きをもつ重厚さがなんともいえません。
今のところ洋食器の創美の名品展会場でご覧いただけます。
もちろんネットショップへのお問い合わせも大歓迎。
合わせ技!
ひさびさにベッキオホワイト登場。
形だけでなくブランドも超えてコーディネイトすると幅が広がっておしゃれ。
テーブルコーディネイトの先生のお客様に教わりました。
主役はリチャードジノリのベッキオホワイト。
マイセンのブルーオーキッドにシェルディッシュ(S)。
箸置きもブルーオーキッド。人気アイテムです。
お箸も洋食器の創美の定番人気品クリストフルのアリアゴールドリング。
独仏伊三国同盟。お刺身なので日独仏伊。
涼しげな演出ならバカラのお力を借りましょう。
独軍撤退、仏軍増強。
アラベスクの援護射撃。
日仏伊三国同盟。
新鋭ミルニュイもいいですがアラベスクの繊細なカットがマッチします。
発砲スチロールに収まったスーパーの切り身でも一気にこんな感じです。
「使わないから。」でなくてチャレンジして「楽しみましょう」。
ジッツェンドルファ その4.(号外)
Sitzendorfer since1850 急遽その4.
ほんの一部でしたがレース人形の制作工程はいかがでしたか?
もう一回ジッツェンドルファにお付き合いください。
こんなのオーダーしました。
サンプルからブラッシュアップ数回。
ちょっと早いですが。
こちらです。
磁器レースのクリスマスツリー!!
色合いがたいへんでしたがいい感じでしょう。本邦初公開です。
2サイズできました。これは小さいタイプで高さ19.5cm直径16.5cmくらいです。
すてきな演出をしてみました。
ロイヤルコペンハーゲンのかわいいフィギリンのニッセシリーズと。
そういえばお手入れはほこり飛ばしのエアスプレーがおすすめです。
シャワーで水洗いももちろんOK!!
もうすぐネットショップでもアップしますからお楽しみに。
ジッツェンドルファ その3.
Sitzendorfer since1850 その3.
三連続登場のジッツェンドルファの最終回(まだがんばりますが)は
もちろん、磁器レース人形です。
磁器焼成によるレース人形を世界で初めて世に出したのがジッツェンドルファです。
よく似たレース人形はアイリッシュドレスデンが有名です。
第二次大戦後にロシア軍の圧制から逃れてドレスデンを脱出してアイルランドで工房を構えたのがアイリッシュドレスデンです。1963年に再開されたと言われています。
型を携えてはるばる海を越えたサア夫妻の努力の賜物です。
そのオリジナルともいえるジッツェンドルファのレース人形。
世界限定30体の2003年モデル。
とにかくレース職人の繊細な技と感性がものをいいます。
レースの自然なたわみにいつも感心します。
研修での貴重なレース職人の仕事ぶりをご覧ください。
①レースリボンに慎重に磁土を塗ります。
②自然な動きになるようにレースを付けます。
③形を整えます。
①でレースのリボンに塗った磁土が焼成されてリボンが燃え尽き磁器のレースが残る
わけです。
少しでも磁土の厚みが均一でなかったりすると焼成時の収縮で割れてしまいます。
レース職人はみな女性で4人しかいないとのことでした。
いかに手間がかかるかおわかりいただけますね。
ほとんどがレースで覆われた2005年限定モデル。高さ32cm。
かわいい娘たちもいます。
一番大事なお顔。
アップの写真がありませんが何度も協議とリクエストを重ねた努力が実ってみなさんとっても上品なお顔立ちになっています。
洋食器の創美ではいつでも特別価格で取り扱っています。
急遽、明日続編。。。。