モーゼル(Moser) その1

Moser since1857 Czech
今年で150周年。
全国で記念イベントが催されています。
モーゼル パンジー/コンスタンス  洋食器の創美 150周年限定復刻品(左:Pansy1906年・右:Constance1903年)。
酸化鉛を24%以上含むガラスを「クリスタル」と呼びます。もともとは「水晶」のようなガラスという意味だったはずですが今はそういう区別になっています。
みなさんよくご存知の「バカラ」はクリスタルを代表する工房です。
モーゼルはカリガラス。
鉛を入れて透明度と屈折率を上げることよりもブナの木の灰を入れて高品質なガラスを作ることにこだわったわけです。
その透明度は限りなく天然水晶に近く、「カリクリスタル」ともいわれます。
モーゼル ディプロマット  洋食器の創美 自然の素材のエコロジー。時代の先端をいってます(笑)。
でも真剣に考えると製品にはまったく問題ありませんが「鉛」を使うって・・・。
どうしても工場から漏れたりとか。
金属酸化物の磁器用絵の具も環境問題で使えなくなった色があるように。
大丈夫なんでしょうか。バカラさんは。
また脱線して前置きダラダラ申し訳ありません。
ですので以前に「モーゼル」語ると長くなると申し上げました(開き直り)。
その2へ続く。。
たぶんその3.とか4.も。。。

そろえる数

6客?
初めての洋食器」で「勝負食器」をそろえておくのも本来の醍醐味みたいなことを口走りました。
では何人分そろえればいいの?って。
洋食器は6客、和食器は5客。
でも「なにゆえ?」
ウェッジウッド インディア ティーカップ&ソーサー6客セット  洋食器の創美15年くらい前までは贈り物も6客セットが主流でした。
6客というより偶数ですね。
アメリカではスターターセットは4客(4人分)。さすがに合理的です。
社会的地位も高くなってお付き合いがふえたらまた4客足して8客。さらに4客で12客。
1ダース!
12進法文化の欧州育ちだからでしょうか。6=半ダース。
マイセン Aヘルテン ボール  洋食器の創美 カラーバリエーションも6色。マイセンクリスタル アンティークスタイル タンブラー各色  洋食器の創美
和食器は本来そろえないで主(あるじ)超お気に入りのコーディネイト?(想像です)
1点1点の価値重視で奇数?(推測です)
半ダースに対抗して10進法の半分で5?(妄想です)
裏管理人は、
「欧米はとにかく夫婦単位なので偶数なのですよ。きっと。」
「6客あっても合計3組。ご来客2組。」
ってご説明してきました。
「欧米かっ!」
おもてなし用にそろえるならまず4客がおすすめです。6客なかなか使いこなせません。
その分、グレードアップ1.5倍。
またはサラダソーサーなどバージョンアップに1.5倍使えます。