品番の仕組み(マイセン編)

マイセンの品番の基本
マイセンのアイテム数おそらく30万種類以上。
メーカーとしても品番管理は必須です。
わけわかんなくなっちゃいます。
助かるのは製品に品番が描きこまれている点です。例外もありますが。
まずデコレーションナンバー。
このブログでも「decoNo.なになに」っていうふうに表示しています。
いわゆるパターンとかシリーズとか。
柄(がら)を6桁の番号で表します。クリックして拡大してみてくださいね。
マイセン 品番_02  洋食器の創美
オレンジ色で020610/394って読めます?
020610がデコレーションNo.でイエローローズのこと。マイセン イエローローズ コーヒーカップ&ソーサー  洋食器の創美
020610っていうと必ずイエローローズのデコレーションになります。プレートでも花瓶でも。
ちなみにスラッシュのあとの3桁や4桁の数字はペインターさんの番号。
カップとソーサーで違っていたりします。同じこともあります。
裏管理人個人としてはカップとソーサーを異なるペインターで微妙な筆致の違いを楽しんでいます。
それにしても慣れるまで数字読めません。なんだか下手というかクセが強いです。こんなです。
number
‘1’が逆Vの字みたいだったり、だいたい縦長。
絵付けの美しさと字の読みやすさは別問題のようですね。
最初の写真はソーサーですがカップにはデコレーションNoが描き込まれていない場合もあります。
マイセン 品番_04  洋食器の創美
これがさっきのイエローローズのカップです。ペインターNoしか見当たりません。このあたりの描く描かないの基準は明確ではないようですがペインターNoは必ず入ります。
この6桁のデコレーションNo.に5桁フォームNo.(型)が組み合わされて製品が特定できるようになっています。
型の番号は成型の段階で刻印されます。
最初のソーサーの写真と4番目のカップの写真を拡大してよくみるとそれぞれ(00)562と(00)572の刻印が確認できます。
これが型の番号です。
ちょっとややこしいのはこのカップ&ソーサーの型番は00582。
カップが00572、ソーサーが00562。合わせて00582。
しかして020610-00582はイエローローズのコーヒーカップ&ソーサーとなります。
少しずつ例外がありますがこんな仕組みです。
デコレーションNo.に型番をくっつけて、見たこともないアイテムを発注したことも数知れず。
絵付けのない白磁や下絵付けだけのブルーオニオン等はペインターNo.やペインターの記号だけになるのがほとんど。
マイセン 品番_05  洋食器の創美
マイセン 品番_06  洋食器の創美
マイセン 品番_07  洋食器の創美
上から順に、ブルーオニオン・ブルーオーキッド・波の戯れホワイト。
ブルーオーキッドには下絵付けのデコNoも確認できますね。
波の戯れホワイトはドイツ語の「白」という意味の単語が記されます。こうしておけばマイセン以外のペインターが絵付けしても「外絵付け」ってすぐにわかるでしょ。自衛策です。
モチーフ番号がプラスされたりいろいろですが、お買い足しのときなど知っていると確実です。
稀に描き忘れや描き間違いもあったりします。手作りの宿命ですね。

One Reply to “品番の仕組み(マイセン編)”

  1. コーヒーカップの極意

    昭和レトロの懐かしいデザイン。微妙に四角型をしています。金塗装が派手です。今回購入したカップの中で一番お気に入りです。お友達へのプレゼントにと考えていましたが、自分で使いたくなりました。使い勝手が良く、ティータイムにおすすめの商品です。デザインは素敵だけ

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