マイセンフラワー

マイセンフラワー
Blumenmalerei(Flower Painting)
マイセンの花柄っていってもどれくらいの種類があるのか想像するのも怖いくらい。
「洋花」だけとしても同じ品番(デコレーションNo)でのバリエーションも勘定にいれると・・・。
2,000種類? 5,000種類以上?
きっとマイセン自体も把握できていないと思います。
今日は、なかでも一番なじみ深いフラワーのご紹介です。
「二つ花」とか「五つ花」とか聞いたことありますでしょう?
マイセン フラワー_01  洋食器の創美
左から「二つ花」「三つ花」「五つ花」です。花の種類がいくつかで数えます。
「一つ花」も「四つ花」っていうのもあります。
「四つ花」以上はカップとソーサーの柄は合わせません。
もうすこしわかりやすい写真。
マイセン フラワー_02  洋食器の創美
左から、二つ・五つ・三つ。二つと三つはメインのお花がカップとソーサーでそろっていますが五つは違っていますね。いいんです。それで。
マイセンフラワーとかジャーマンフラワーとかいわれる代表的な花絵付けです。
ややこしいのは「二つ花」や「三つ花」などそれぞれに花の向きや絵付けの場所の違いでさらに別の品番があること。
要注意です。奥深いです。
とにかくソーサーの裏に描きこまれている6桁のデコレーションNo.を確認すれば大丈夫です。
マイセン フラワー_04  洋食器の創美
decoNo100110の五つ花の6ピース。全部で三十花。
柿右衛門を写していて「このままじゃいかん」と思ったかどうかわかりませんが、
16世紀の植物園(花の園)ブームをうけて広まりつつあった花を装飾のモチーフにするトレンドをマイセンが採り入れることは自然な流れだったのではないでしょうか(裏管理人推測)。
マイセン フラワー_03  洋食器の創美
decoNo060110の三つ花の6ピース。全部で十八花。鬼も十八番茶も出花。
といっても花の種類は膨大です。注文に応えるにもある程度のパターンを決めないと注文するほうも描くほうもたいへん。
そこで賢い人が36種類のメインの花模様(花の種類)を決めて見本表を作ったわけです。
それが今も使われています。もちろん洋食器の創美にもあります。
アネモネ、クロッカス、デイジー、ポピーは3種類・・・。
例外。
五つ花の場合に限りまれにメインの花が36種類にはないピンクの薔薇になっていることがあって、それが入荷したときは積極的におすすめしています(下の写真の右端の花瓶がそうですね)。
36種類といっても添えられる花のアレンジはペインターにまかされていますから完全に同じパターンはまずありえません。
マイセン フラワー_06  洋食器の創美
マイセン フラワー_05  洋食器の創美
創業当初はオープンワークのディッシュ類や花瓶、大皿など手当たり次第っていう感じでした。
今は1客ずつで楽しむ時代とお話しましたが、こちらはやっぱり最低6ピースで花を楽しむのが正解です。
マイセン フラワー_07  洋食器の創美
さまざまな花々が咲き乱れてほんとうにすてきです。
男の裏管理人でもセットのご納品の際には感動しちゃいます。
フラワーのモチーフの関係でなかなかネットショップでアップできないのが残念!!

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