SPODE since1770
根強い人気のブルーイタリアンで有名なスポード。
日本ではウェッジウッドがポピュラーですがボーンチャイナを生み出した英国を代表する窯
といえばスポードです。
洋食器の創美で大人気のブルーイタリアン。
スポードの創設者はジョサイア1世。一気に発展させたのは息子のジョサイア2世。
ジョサイア・ウェッジウッドとは別人です。
スタッフォードシャーのストーク・オン・トレントは英国陶磁器の中心地。
ウェッジウッド・スポード・ミントン・ロイヤルドルトンなどの工場が集中しています。
1700年代前半にこの地で有名な陶工に7歳のときから弟子入りして修行を積んだ
ジョサイア1世。
20年で独立。さらにその10年後にスポード設立。
修行時代の弟子仲間のなかにジョサイア・ウェッジウッドもいたところが歴史の妙です。
その頃からライバル意識があったかもしれませんよね。
創業250周年を記念して1983年にリニューアル発表されたトラップネルスプレイズ。
水色が新鮮ですてき。
未完成で粗悪な素材だったボーンチャイナを二代目ジョサイア2世のときに改良して
透明感ある現在のボーンチャイナ完成。
ファインボーンチャイナの登場です。
さらにジョサイア2世時代に銅版転写技術を開発。そして完成。
ファインボーンチャイナの完成と銅版転写技術の完成。
これなくして英国陶磁器界の発展は考えられません。
1806年にはその功績が王室にも認められ「ロイヤルウォラント」(王室御用達許可証)を
授かっています。
フルールドリスゴールド。英国王室の香り。