ウィーン少年合唱団

 日本に天使の歌声がやってきましたね。 
 澄み渡る透明な響き。
 世の中の垢にまみれたうらかんも清められるでしょうか。
 無理かも(笑)。
 元は宮廷の聖歌隊。
 19世紀の磁器人形に少年の聖歌隊はないような。
 天使に昇華してデザインされたのでしょうか。
 アウガルテン ウィンナーローズ_2  Sohbi
 全寮制のウィーン少年合唱団の寄宿舎兼練習場は、
 アウガルテン宮殿!
 荘厳なのです。
 あそこで走り回ったり、叫んだり、できそうにないですね。

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アウガルテンのランプ

 ランプベースがアイテムにラインアップされているヨーロッパ磁器窯は数多くあります。
 フラワーベースに配線用の穴が加工されているのがお約束。
 アウガルテンにもあります。
 
 ウィンナーローズ 5089/910-787
 アウガルテン ウィンナーローズ ランプ  Sohbi
 メロンブラック 7027/910-015
 アウガルテン メロンブラック ランプ  Sohbi
 金具加工もシェイドもオーストリアで制作しているところがアウガルテンのこだわり。
 シェイドのデザインにもそれが現れていますね。
 オシャレ♪

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医龍3

娘は阿部サダヲが大好きです。
医龍シリーズはなにからなにまで録画していてリビングのTVは始終オペの真っ最中(笑)。
医龍3
一昨日PART3がスタートしました。
うらかん、突然どうした?
FUJItvの回し者か?
とうとうボケたか?
あのですね。
明神大学長鬼頭笙子の学長室にアウガルテンとモーゼルがさりげなく飾られている、
という都市伝説(笑)があるのご存知?
夏木マリがいつか使う場面があるか?
アイテムは何か?
注目!!
「一番にわかった洋食器ファンには半額でご提供!!」
って嘘です。
●↓追記で確認↓●

“医龍3” の続きを読む

アウガルテン リヒテンシュタイン

アウガルテン。
名窯中の名窯ですね。
>>復習はこちらでどうぞ
合理化や商業ベースの革新には一顧だにしない伝統保守派最右翼の貴重なブランド。
オーストリアのアウガルテン窯にはヨーロッパ磁器に魅入られた根強いファンが数多く
いらっしゃいます。
価格が高い上に入手自体が困難。
だからこそ憧憬の対象になる存在であり続けているわけです。
AUGARTEN Liechtenstein 114_5730
アウガルテン リヒテンシュタイン  Sohbiネットショップ
こちらのリヒテンシュタイン。
みなさんのアウガルテンのイメージとは少し異なるのでは?
初期のパターンでもっとも伝統のある114シェイプに描かれる名品です。
東洋風の花文が絵付け見本のように散らばった独特の構図。
自分たちのパターンを模索しているかのように見えます。
それが今、とても味のあるものにしていると思いませんか。
アンティークのような希少品です。
描き手が少なく、ひじょうに高価です。
>>Sohbiネットショップmini名品展に追加しました。

ロブマイヤーと一緒に…。

ロブマイヤーに一番合うチャイナはなんでしょう?
そりゃあもうオーストリアハプスブルグ家つながりでアウガルテンしかありません。
品質、手作り、希少性、ブランドのグレード、歴史。
どれをとっても最高の組み合わせです。
アウガルテンの001シェイプとロブマイヤーのバレリーナシリーズには偶然の共通点
があります。
薄さと飲み口の微妙な端反り(ハゾリ)。
ロブマイヤー チューリップ  Sohbiネットショップ アウガルテン  Sohbiネットショップ
実用とデザインを究極まで追い求めたら同じような結果になったのでしょうか。
たいへん高価ですがAUGARTENを見直してみませんか。
磁器質の美しさと優雅な風情。
とっておきに。
スペシャルセレクションをこれからご案内しましょうね。お楽しみに。
>ネットショップのアウガルテンコーナーはこちら

祝290周年!

AUGARUTEN  since1718
東洋以外で最古の磁器窯マイセンが2010年で300周年を迎えます。
ヨーロッパで二番目の窯アウガルテンは今年で290周年。
あちこちで記念イベントがひそやかに優美に開催されています。
なんといっても一時は泣く子も黙るオーストリアの窯。
歴史をひも解いてみて下さい。
栄華が続いてさえいれば最強最高の帝国です。
洋食器の創美はアウガルテン大好きです。
価格が玉にキズですが。
アウガルテン プリンスオイゲン  洋食器の創美 アウガルテン ウィンナーローズ  洋食器の創美
左:アウガルテン最古のベルヴェデーレシェイプのプリンスオイゲン。
右:ヘレンドのウィーンのばらのオリジナルともいえるウィンナーローズ。
ペインターはたった60名。
現行品でここまで薄く焼成されたカップはアウガルテンくらいしか見当たりません。
採算度外視の伝統的な作りこみが高価になる理由です。
詳しくは以前の記事で。
実は来月某日一日限りのスペシャルイベントがあります。
ご興味がおありでしたら洋食器の創美の最寄の店舗かネットショップにお問い合わせ
下さい。

アウガルテンのチェスセット

以前マイセンのチェスセットをご紹介しましたがご記憶にありますでしょうか?
M.エッサーによる1923年の名品でしたね。
「横浜モアーズ店ファイナル名品展」ですてきなご夫妻にもらわれていきました。
先日府中店に入店した際にアウガルテンのチェスセットが入荷。初めて見る
アイテムでしたので激写してきました。
    アウガルテン チェスセット_1  洋食器の創美 アウガルテン チェスセット_2  洋食器の創美
ちょっとわかりにくくて申し訳ありません。
1924年にデザインされて別名アール・デコ展と呼ばれるパリ万博(1925年)に出展されて
注目を浴びた作品です。
駒がアウガルテンの磁器人形。
アウガルテン チェスセット_3  洋食器の創美 品番011_210_1518
 チェス盤は鏡でした。
 それぞれのフィギュリンがなんともいえず可愛い。
 キングとクィーン、ビショップとポーン、ナイトとルーク。
 チェス盤から離れて飾れる雰囲気です。
 チェスというより小さな磁器人形コレクションとして
 おすすめしたい逸品です。
どなたかに”checkmate”されるでしょうか。

マリアテレジア Maria Theresia (5098)

アウガルテンのマリアテレジア
裏管理人が最初に魅せられた洋食器がアウガルテンのマリアテレジアでした。そのことはウィンナーローズの記事で独白済みです。
AUGARTEN。
マイセンに次ぐヨーロッパの名窯は1718年にウィーン磁器工房としてその歴史が始まります。
1744年にはハプスブルグ家当主マリアテレジアの勅命により直属窯となります。
このときハプスブルグ家の盾の紋章の使用が正式に認められたわけです。
アウガルテン 窯印  洋食器の創美実際にはそれまでさんざん使われて鑑定泣かせのウィーン窯。
最高の支援者マリアテレジアの狩猟用のアウガルテン宮殿の調度品として納められた
のがこちら。
アウガルテン マリアテレジア_02  洋食器の創美清潔感あふれる気品。
狩猟好きのマリアテレジアのために狩猟を表わすもみの木のグリーンを基調にした名品です。
白磁の美しさと見事に調和したシンプルで格調の高いお姿。
   花のモチーフは6種類。
        アウガルテン マリアテレジア_a  洋食器の創美アウガルテン マリアテレジア_b  洋食器の創美アウガルテン マリアテレジア_c  洋食器の創美
        アウガルテン マリアテレジア_d  洋食器の創美アウガルテン マリアテレジア_e  洋食器の創美アウガルテン マリアテレジア_f  洋食器の創美
           上段左からA:Rose、B:Daisy、C:Dog Rose
           下段左からD:Strawflower、E:Narcissus、F:Violet
もちろん絵柄のご指定も可能です。

ウィンナーローズとウィーンのばら

アウガルテン オールドウィンナーローズ
AUGARTEN Old Wiener Rose
裏管理人が洋食器に魅せられるきっかけになったのがアウガルテンでした。22年前。
とあるマダムがオーナーのショップ(バブルがまだ残っていて趣味が高じたお店がたくさんありました)で商談していたときになんともいえず品のいいデミタスでコーヒーが出てきて一目惚れ。
マダムも美しいかたでしたが印象に残ったのは見たこともなかったモカカップでした。
アウガルテンのマリアテレジアだったんですね。
アウガルテン マリアテレジア コーヒーカップ&ソーサー  洋食器の創美
ご存知マリーアントワネットのお母さん。
マリアテリジアの援助でアウガルテンの歴史が始まります。
ちょっと前置きが長くなりました。
みなさん、ヘレンドのウィーンのばらはよくご存じでしょう?
ヘレンド ウィーンのばら ティーカップ&ソーサーimg_01  洋食器の創美
これこれ。人気品です。
では。
アウガルテンのウィンナーローズは?
アウガルテン ウィンナーローズ ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美
これです。名品です。
「ウィーンのばらの真似ですね」とかいわれて可哀想。本家です。
アウガルテン イコール ハプスブルグ家純正御用達し窯。泣く子も黙ります。
でさらに。
アウガルテンのオールドウィンナーローズ
アウガルテン オールドウィンナーローズ ティーカップ&ソーサー  洋食器の創美
これです。ヘレンドのウィーンのばらのオリジナル。ウィンナーローズの先代。元締めです。
オールドウィンナーローズ>ウィンナーローズ>ウィーンのばらっていう順番です。ヘレンドはアウガルテンの技術やパターンを継承して始まった窯ですからこういうことが起こります。
お伝えしたかったこともう一つ。
オールドウィンナーローズにだけあるものは?
お気づきですか。わざと大きな画像を連続しましたから。
そう。
メインの柄での蕾の有無です。
ハプスブルグ家。といえば「薔薇」です。
ハプスブルグ家では「薔薇の花」=愛情と「薔薇の蕾」=忠誠を尊び家を表す花として薔薇を用いました。
「忠誠心」を省略する意図があったのでしょうか?
ヴェルサイユの薔薇・・・。マリーアントワネットのことです。
というわけで、
裏管理人流真性ウィーンのばらはオールドウィンナーローズに止めを刺します。
おあとがよろしいようで。