洋食器の創美横浜店移転新規オープンです!!
引越し中の写真で店舗も回りもまだ殺風景ですが地上20Fの新築コンカード横浜
の1Fです。
洋食器の創美店番004の新生横浜店が4月4日(金)開店ということで。
当然本日より「開店記念セール」突入!!
営業時間は10:30から20:00。
3月29日まで岡田屋モアーズで営業していたのが電光石火!!
洋食器の創美らしい早業です。
あまりの素早さにWEBチームも店舗紹介ページをリニューアルする暇もありません。
ピカピカ店舗でいつものピカピカ?メンバーが心よりお待ち申し上げております!!
場所と連絡先は先日の記事でご確認ください。
こちらです。
ウェッジウッド製造中止品カタログその4 そしてロココ様式
前回まとめて6種類の廃番品をご紹介しましたが「ロココ」がなんで「ロココ」なのか
ちょっと気になりました。
別に気にしなきゃいいんですがほんと自分でもめんどくさい性分です。
でね、も少しきれいな画像のストックがないか探したらありました。
これです。
う~む。左の画像ではっきりしましたね。
金彩文様がロココしてます(笑)。
1700年代のフランスはルイ15世の時代の美術様式の
一つがロココ様式。
豪壮なバロック様式のあとの曲線を基調とした優美で
繊細なスタイルを言います。
18世紀半ばにマイセン人形の台座に貝殻をイメージし
たデザインをF.E.マイヤーが発案しましたがそういう
装飾をロカイユ(rocaille)装飾と呼びます。
ロココの語源はそこからきているんですよ。
左のアンティークマイセンの人形の台座もそうです。
あくまでもロココ様式の一つの特徴でしかないのですがこのグニョグニョっとした
文様の金彩でウェッジウッドは「ロココ」と名づけたんでしょうね。
まさかウェッジウッドをきっかけにロココ様式のご説明をすることになるとは…。
ロイヤルコペンハーゲン プリンセスブルー
ROYAL COPENHAGEN
Princess,Blue(1104)
produced since 1978
ロイヤルコペンハーゲンのプリンセスが今年で30周年です。
誰もあまり騒ぎませんのでお祝いに採り上げましょう。
なにをかくそう、けっこうお気に入りですし。
ご存知の通り、ホワイトハーフレースとブルーフルー
テッドハーフレースの中間ともいえるシリーズです。
クォーターレース(笑)。
1775年から続くパターンの派生バージョンとはいえ、
これはこれでなかなかいいパターンだと思います。
価格も比較的リーズナブルですし。
特にプレート類は使いやすいです。
正式にはプリンセスブルーといいます。
こんなシリーズがあったからなんですね。
プリンセスパープル(バーガンディ)。
品番1156。
縁に金彩が施されていました。
フルレースにもありましたが廃番です。
ワインカラーがひじょうに新鮮でしょう?
白じゃ物足りない、伝統的なパターンが好き、手描きにこだわっている、丈夫でなきゃ、
やっぱり歴史のある窯のでないと、もちろんなるべく低価格歓迎。
などと裏管理人のわがままな無理難題をクリアする貴重なプリンセスブルーなのです。
モーゼル 150周年スペシャル続編
Moser GALA
超絶宝物展アマフォーラはいかがでしたか。
今日はこれまたすごいのを登場させましょう。
モーゼルの現役マイスターエングレイバーによる技のみ掛け値なしの作品が
こちらです。
花瓶 ガーラ
GALA
品番GAL-3098
世界限定10点
内色被せ
高さ28cm
サルバドール・ダリ40歳のときの作品、
「目覚めの直前、柘榴のまわりを一匹の蜜蜂が飛んで生じた夢」を忠実に
エングレーブで再現した見事な作品です。
手前の彫刻と向こう側の彫刻の裏表の見え方を計算して原画の遠近のイ
メージも表現しきっています。
なにも申し上げることはございません。
お約束のお値段ですか?
LEXUSででも車選べます。
このウェッジウッドいくつわかります? part1
ウェッジウッド製造中止品カタログその4以降がしんどくなってきました。
商品説明なしで一気に6アイテム第一弾。
つい最近まで現役だったのもありますがけっこう短い命だった子達が多いです。
いくつ名前が出てきますか~?
全問正解だったら洋食器の創美で働いてみませんか(笑)。
左上から時計回りで
ロココ、マデリン、ブルーサイアム、グロブナーガーデン、ハミングバード、バレンシア。
裏管理人にとって一番思い出深いのはBRUE SIAMでしょうか。
「サイアムってシャム(タイ)のことなんですよ。アジアンテイストが入り乱れた感じで
おもしろいパターンですね。」とか言ってました。
ハミングバードも独特の雰囲気で好きな方が多かったです。
それ以外はあっという間に過ぎ去ったような・・・。
日本代理店さんのカタログに載っていても本国で廃番になっている場合やあとから復活
するケースなどいろいろですが懐かしいシリーズとしてまたこのコーナーやりますね。
マイセン 双剣
Meissen Crossed Sword (decoNo825009)
マイセンの剣のマークは有名です。
1722年にマイセンの検査官の提案で採用されたと言われています。
それまではAugust Rex(アウグスト強王)の頭文字ARを組み合わせたマークでした。
以降、責任者が替わるたびに微妙に変化しながら今日まで受け継がれています。
剣マークの変遷のおかげでアンティークの年代考証も可能となるわけです。
つきつめてご説明し始めるとえらいことになりますからここでは割愛。
そんな双剣マークがパターンとなったシリーズがあります。
グローサーアウスシュニットのフォルムに描かれ
る双剣はもちろん下絵付けです。
ちなみに製品の裏の双剣マークもすべて手描き
です。2~3名の専属ペインターが居るんですよ。
明けても暮れても製品に剣のマークを描き込ん
でいるんですね~。下絵で。
失敗しても修正ができない下絵付けですから
かなりの熟練を要します。
洋食器の創美では「双剣」と呼んでいるこちらの825009の絵付けはそのペインターが描くんでしょうか?
よく考えたらバランスよく描き込むのけっこうたいへんそう。
少しでも位置がずれたり剣が長くなったりしても修正できませんからあなどれない技です。
美しいフォルムのグローサーアウスシュニットあればこそのシリーズですね。
マイセン磁器質のきめ細かさと伝統の下絵付け。
おすすめです。
そういえばこんなのもありました。
2003年のマイセンデイズで発表されたSword Megaと
Strewn Swords。
decoNo77a004と77a005
こちらはAquatintaといわれる銅版転写です。
「マイセン。おまえもか。」とトレンドに乗ったマイセンに
少なからずショックを覚えましたがフェイドアウトしつつ
あるようです。
横浜店の移転について
引越しと新生活の季節ですね。
永らくご愛顧を頂戴いたしました洋食器の創美横浜モアーズ店が本日をもちまして
最後の営業となります。
数々の洋食器の創美ギネス記録をもつ店舗の閉店です。
ほんとうにありがとうございました(泣)。
で、引越しです。
今日から一週間以内には横浜駅「きた東口」から徒歩5分の新築できたてほやほやの
コンカード横浜1Fに大々的に洋食器の創美横浜店として移転増床オープンいたします!!
お客様へのサービスのおやすみは3月30日(日)から4月3日(木)の五日間のみです。
独り者の引越しでも落ち着くまでもう少し時間がかかるかと(笑)。
数日とはいえ、ご不便をお掛けすることをお詫び申し上げます。
今度は広々ピカピカ店内にイタリアンクラシック家具も常設店舗となります。
メンバーは不動ですから安心して今まで通りお気軽に。
来週末は洋食器の創美横浜店NEWへぜひともお立ち寄りくださいね。
洋食器の創美 横浜店
2008年4月4日OPEN!!
■住所
〒221-0056
横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜1F
■TEL/FAX
TEL:045-450-5893
FAX:045-450-5894
■営業時間
10:30-20:00(年末年始以外は休みません)
セーブル チューリップバスケット
先日、春らしくポートメリオンのボタニックガーデンをご紹介しましたが本日は
「花」にちなんでセーブルよりこれまたすごいアイテムをどうぞ。
Sevres Cesta tulipia pintada (Painted Tulipe basket)
ルイ15世の公妾ポンパドール公爵夫人は日本の歴史でいう側室のような立場
ですが国王の寵愛を一身に受けて政治的な力ももった才色兼備の女性です。
現フランス国立セーブル磁器製陶所が生まれたのもポンパドール夫人のバック
アップがあったからということも以前ご説明しました。
そのポンパドール夫人のお気に入りの一つがチューリップ。
自らの手で育てたかどうかはわかりませんが丈夫な球根のチューリップなら下々
の者を使うことなく手をかけたかもしれません。
庭のチューリップを愛でつつ、我が部屋でも楽しみたいと思いつきすてきな花鉢が
必要になったんですね。
はたと思いついたわけです。
「私の肝いりでフランス王立となったセーブルに作らせよう」と。
・・・このあたりのくだりは例によって裏管理人得意の推測です。
でこんなのができてきました。1755年頃です。
高さ12cm/直径18cm
チューリップベース。
写真ではわかりにくいですが実はひじょうに複雑な
造形になっています。
下半分は円じゃないんですよ。球根のようなくびれ
があります。
金彩とレリーフで表現されたチューリップ。
拡大して確かめてみてください。
花の部分の文様は「百合紋」と呼ばれる高貴な文様で
いろいろなところに用いられていますね。
チューリップはユリ科です。
形も文様も使う目的もチューリップ。
使う人はポンパドール夫人なので彩色はかの有名なポンパドールピンク。
絶品です。
底に穴が空いていないのが心配ですが。
またまたお値段ですか?
30-40本のチューリップの花束を1000束くらいプレゼントできます(笑)。
ちなみに今在庫あります(汗)。
ボタニックガーデン
portmeirion Botanic Garden
花の季節がやってきました。
我が家もスイレン、シラサギカヤツリなど水生植物の仕込み中です。
自然の植物を愛する英国発ポートメリオン社のボタニックガーデンのご紹介です。
Botanic Garden=植物園。
1972年に発表されてポートメリオン社を一躍有名にした花咲き乱れるシリーズ。
デイジー、シクラメン、パンジー、ワスレナグサ、スイセン、ヒヤシンス、キジムシロ、
イトジシャン、ヒメフウロ、イヌバラ、・・・。
花の種類とアイテム数はとても数え切れません。
洋食器の創美でも一瞬取り扱いました。
あっという間に売切れてしまいましたがそろそろ
また芽を出す予定です。
それぞれのアイテムにさまざまな花柄がライン
アップされているので品揃えがむずかしいのが
特徴でもあります。
ラブグローブでガーデニング。
ボタニックガーデンに紅茶で一息。
なかなかでしょ。
藤沢店のヨーロッパ名陶名品展
今日から31日(月)まで藤沢店で名品展開催です。
応援入店中で投稿が遅くなってしまいました。
アウガルテンのすてきな復刻品が入荷しています。
アウガルテンのインペリアルガーデン。
18世紀にハプスブルグ家の発注で制作されたのがオリジナルです。
その用途がまたすごいんですよ。
なんとピクニック用!!
で、こちらは一人用携帯用コーヒーセットというわけです。
おそらく革張りなどで別注のケースなんかも作らせたんでしょうね。優雅。
こんなすてきな演出コーナーも藤沢店ならでは。
何回かご紹介したヘレンドのGEPSとモーゼル
でコラボレーションセッティングされていました。
名品稀少品たっぷりご用意していますので
ぜひ期間中にお立ち寄りください。