今までご紹介したように、
ラブグローブやフィギュアケースなど洋食器の創美には隠れた人気品がいろいろ
あります。
これもそうです。
なんだかわかりますかぁ~?
こうするとインベーダーゲーム(ふるっ!)の
インベーダーみたいです。
組み立てる前ですね。
こんなです。
↓
ね。
コレクションが引き立ちます。
ソーサーも見せたいなぁと思うすてきなカップ&ソーサーなどバッチリです。
モーニングやデミタスなど特殊アイテムはちょっとむずかしい場合もありますが、
だいたいはOK。
はめ込むだけで心配でしたら木工ボンドで接着しちゃいましょう。
せっかく人気なんですが今回のロットで売り切りになってしまいます。
洋食器の創美の各実店舗に今なら在庫あります。
最後なのでネットショップでもアップしています。
こちらです。
マイセンのイエローローズは別売りですよぉ~(笑)。
咲き乱れ
今日は春を楽しみましょう。
日曜日でお休みのかたも多いでしょう。
仕事? パスです。
花を愛でてリフレッシュして下さい。
今まであまり気にしていなかったのですがけっこう庭のあちこちで花が咲きます。
紅梅・白梅でヘレンドをご紹介しましたがそれ以降、
ボケ、モモ、ミツマタ、サツキ、スイセン…。
こんなです。
いつもは饒舌にいろいろご説明しますがどうも知識がなくてどれが何という花木
なのかすらよくわかりません。
ただ、ついこの前まで枯れ木にしか思えなかったのがこういうふうになるのがと
ても不思議な感じです。
予定の無い休日はひねもす眺めつつリフレッシュです。
もう歳なんですね。
ヘレンドグリーン
「ヘレンドグリーン」という言葉があるのかどうか定かではありませんが、
商品をご説明するときによく口から飛び出します。
小学校の色鉛筆や絵の具やクレヨンの「みどり」っていう色。
そのものの色を使った食器って意外と少ないと思いませんか?
たとえばこのウィーンのばらのボーダーライン
のグリーン。
まさしく、「みどり」。
純朴な緑色に安心感を覚えます。
紅茶の色、珈琲の色がよく似合います。
カメラマンさんもちゃんとショコラ系で色の組み
合わせを考えたんでしょうね。
こちらはアポニーグリーン。
これまたお料理とバッチリの相性。
料理三原色、赤・黄・緑。
このカットすごく美味しそうでしょう?
最近はもっぱら魚料理、肉は鶏肉で
満足な加齢嗜好になっちゃってます
から食器もグリーンで浄化作用を。
身体によさそうです。
「緑」系の食器、お料理用におすすめです。
ワイルドストロベリー
Wild Strawberry ”Fragaria Vesca”
何度か登場済みでみなさんよくご存知のワイルドストロベリーをなにゆえいまさら?
とお思いでしょ。
あのですね、バラ科・和名エゾヘビイチゴのワイルドストロベリーです。
またまた柄にもなく園芸系です。
3月半ばくらいに植えた苗がみごとに活着した様子。
だいたいはなんでも枯れさせてしまいますがなんと
か生き延びそうな気配。
ワイルドストロベリーをうまく育てて実がなると幸福
が訪れるとか。特に女性にとっての結婚・出産にご
利益大ということでこちらも女性に人気です。
もし万が一、花が咲いたり実がなったらまたご報告しようと思います。
うまくいったらこのブログの読者のみなさまに幸福がやってくる…はず。
今までウェッジウッドのワイルドストロベリーしか頭にありませんでしたが、ほんとのワイルドストロベリーもお若い女性に大人気だったんですね。
育てたワイルドストロベリーの実でジャムを作って葉っぱでハーブティー。
それをウェッジウッドのワイルドストロベリーでいただけば…。
そりゃあもう王子様が何十人も現れて選び放題間違いなし(笑)。
フッチェンロイター マリアテレジアホワイト
HUTSCHENREUTHER Maria Theresia form02013
昨日リチャードジノリの代表的シェイプ「アンティコドッチア」のアンティコチェリーを
ご紹介しました。
だいたいどこの窯にもシェイプのグループに名前や品番があります。
何度か登場させたサマードリームシリーズ。
左は廃番になったグリーン、右が現役のサマードリームブルーでしたね。
フッチェンロイターでもっともトラディショナルなシェイプです。
で、フッチェンロイターではこのシェイプのグループをマリア・テレジアと呼んでいます。
なにゆえハプスブルグ家の女帝の名前にしたのかはわかりません。
その白磁バージョンがこちら。
マリアテリジア・ホワイトとなります。
上品でポーセリンアートを楽しまれるかたにも
人気です。
最近入荷するようになりました。
いい感じでしょ。
モダンなフォルムの白磁も斬新ですてきですが、こういう伝統的な正統派の白磁は
意外と少ないです。
おすすめです。
リチャードジノリ アンティコチェリー
RICHARD GINORI Antico Cherry
2006年に発表されたリチャードジノリアンティコチェリー。
ハッとするデザインはイタリア製ならでは。
インパクトありますね。
みなさんよくご存知のイタリアンフルーツと
同じシェイプです。
この形をANTICO DOCCIA(アンティコドッチア)
と呼びます。
1700年代半ばにデザインされたRジノリ最古の
シェイプです。
で、アンティコチェリーとなるわけです。
大胆なデザイン。鮮やかな色彩。
元気が出そうなパターンです。
ソーサーやプレートには白磁の部分
に同じく白のエナメル調でチェリーが
デザインされています。
拡大してみてください。
最近のパターンの中ではでかなり印象的です。
もっと人気が出てもいいと思います。
冷茶
マイセンクリスタル 冷茶グラス
缶コーヒー飲みます?
一日最低二本は飲みます。
缶コーヒーを飲みながらKENT ultra1を一服するのが至福の時間です。
というか中毒症状かもしれません。
日本には自動販売機がどこにでもあります。
だんだん赤いHOTから青いCOLDの表示が増えてきました。
いつの間に変わっていくんでしょうね。
自販機からも季節の移ろいを感じます。
そこでそろそろ冷茶グラス。
どちらもマイセンクリスタルの冷茶用のグラスです。
左:’M’、右:’ティーローズ’。
ヨーロッパ発でこういうアイテムはなかなかありません。
キャビアなどちょっとした珍味などのサービスにもGOODです。
エウロペの誘拐
バロックとロココの中間期に開窯したヨーロッパ初の硬質磁器窯マイセンは当然その
美術様式の影響を受けながら数々の名品を生み出しました。
フランス宮廷文化に代表される優美華麗豪奢なロココ様式がもてはやされたあとの
18世紀半ば以降には、
「わしらこのままでいいのか」
「これは一種の堕落ではないんか」などという反動の風潮が生まれます。
「新古典主義」が新たなトレンドとなるわけです。
ヨーロッパ文化の心のふるさとギリシャ・ローマ時代への回帰です。
そこでマイセンもギリシャ・ローマ神話をテーマにした作品を世に問うんですね。
名品がたくさんあります。
「エウロペの誘拐」
こちらは1900年前後のアンティーク。
フェニキア王の美しい娘エウロペに一目惚れした
ゼウスが白い美しい牡牛に化けて誘惑する場面。
そう。この牛はゼウスなんですね。
美しい牛に思わず乗ってしまったエウロペ。
ここぞとばかりにこのままゼウス牛はクレタ島まで
連れ去るのでした。
本来の姿に戻ったゼウスとエウロペは結ばれ、
めでたしめでたし。
エウロペ(EUROPE)=ヨーロッパの呼び名の起源となったお話です。
それをわかってこの作品を鑑賞すると個体の良さの判断材料にもなります。
なんともいえない牡牛の「目」がPOINT。
「しめしめ」、「よしよし」、「にんまぁ」というような目。表情。
当然、農耕用もしくは食用の牛に見えてはいけません(笑)。
そこはかとない気品を醸し出しているか、など。
元の題材などを知っているのと知らないのでは楽しみ方に大きな差が出ますね。
洋食器の創美はそういうのにすごくこだわるんですよ。
でもなんで牛なんでしょうね。
最後はまた白い牛となって天に駆け昇って牡牛座になったんだとか。
ちなみにこの原型もJ.J.ケンドラーによるものです。
このウェッジウッドいくつわかります? part2
廃番ウェッジウッド一気6アイテム第二弾。
発売時期も価格も順不同です。
今日のはどうですか~?
洋食器の創美のメンバーでも全問正解者は少ないかも。世代が違いますし。
左上から時計回りで
アフロディーテ、マンハッタン、ビアンカ、クタニクレーン、オーガスタス、オスタリー。
ビアンカすてきです。ウィンザーシェイプという形でウィリアムズバーグリボンというのも
ラインアップされていました。ポットがいい形でしたね。
クタニクレーンは前回のブルーサイアムと同世代。二大東洋調シリーズ。
アフロディーテとマンハッタンはデルフィシェイプに力を入れ始めたころのパターン。
アフロディーテはプレートがかなり個性的でした。
オーガスタスは確か例のJ.ウェッジウッド没後200周年記念の際に登場。
オスタリーは伝票を書いた記憶もないくらい一瞬の取り扱いでした。
こうやってみると生き残るシリーズって少ないですね。
日本での人気がかなり大きく影響するようです。
Mt.Fuji
フジヤマ
「冠雪した富士山が見たい富士山が見たい」と同居人が150万回唱えるので
例によって先日の貴重な週一休日にリフレッシュを兼ねて出動しました。
必殺の関越道>圏央道>中央道コースで7時過ぎに出て8時半過ぎに河口湖
到着。超速です(笑)。
左:河口湖から、右:山中湖から。
ぐるっと南下して富士演習場の先のパーキング
から。だいぶ登ったのでまだ雪が残っています。
それぞれ北から、東から、南からっていう感じです。
河口湖から見る富士山が一番均整が整っていて
美しいですね。
「洋食器の創美の公式ブログがこれでいいのかっ?」
「ついにネタ切れか?」
「たまにはいいっしょ」と開き直りそうですがちゃんとオチあります。
以前横山大観の朦朧体の記事でH.ヴェルナーの直筆絵画をご紹介しましたね。
洋食器の創美で扱っています。
で。
現代マイセン発展の原動力となった天才絵付師
H.ヴェルナーが富士山を描くとこうなります。
2007年04月のマイセンカレンダーに採用された
そのタイトルは”JAPAN”。
2007年は世界中の名勝がテーマになっていて
04月が日本でこれだったんですね。
五重塔はご愛嬌。
稜線の美しさから見て河口湖方面からの富士山でしょうか。
強調されていますが頂上の形も右が尖ってます。
残念ながら桜とのシチュエーションは撮れませんでしたが4月の富士山 in JAPANと
いうことで。
で。山梨での帰路のお昼は「ほうとう」しか
考えられません。
県内で10店舗くらい展開している「小作」が
絶対おすすめです。
14時には自宅に戻っていたのでした。
なんだか毎日大忙しです。