「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場より~最終章
火曜日でついに津田沼店の名品展は幕を閉じました。
通算二桁億円のお買い上げをいただいた津田沼名品展は秋には船橋?名品展
として続行です。たぶん。
開店メンバーだった裏管理人が15年後の最後の名品展の搬入から搬出作業まで
参加するとはなんという巡り合わせでしょうね。
悲喜こもごも。
昨日は搬出日。こんな感じです。
修羅場といえば修羅場です。
三桁万円の名品もゴロゴロしています。
急いでチェックして包んで箱詰めしてい
つものエアサス仕様トラックに積み込ま
なければなりません。
電光石火、25日からのセールの陳列ま
で終えたのでした。
手伝っていただいた応援入店の若い衆の皆様まことにありがとうございました!!
スープチューリン
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart6
ROIYAL COPENHAGEN
Flora Danica 1_141_178
本日は怒涛の搬出日。
○億円相当の名品を8時間ほどで梱包出荷しなければなりません(汗)。
まだ撮り置き画像があります。
何度か登場させたロイヤルコペンハーゲンの
フローラダニカのスープチューリンです。
世界一贅沢なディナーサービス。
今どきこんなアイテムを仕入れちゃう洋食器屋
さんあんまりありません。
ご覧のように三種類のデンマークに自生する
植物が描き込まれています。
モチーフの原典は学術図鑑ですから各植物の名前もラテン語の学術用語でペインター
自ら記します。
こんなです。
左:本体の底面、右:蓋の裏。
人気のピンク系の花が選ばれた超おすすめ品です。
大きめのサイズでアップロードしてありますから拡大してどうぞ。
今回連続で津田沼会場からご紹介した名品の数々は今週から洋食器の創美
新宿サブナード店でご覧になれます。
新宿サブナード店は広いですよぉ~。
空飛ぶ絨毯
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart5
いよいよ本日最終日。
明日は恐怖の搬出です。ネットショップはとうとう一週間以上ほっぽらかしですが
ブログだけは夜な夜な気合いで営業中。
だいぶよれてきました。
マイセンの人形でもあり壁飾りでもありのすてきなアイテムがこれです。
900700/73361。
必殺P.シュトラング&H.ヴェルナーコンビの作品。
千夜一夜ですね。
風になびいてます。
浮いているようにも見えます。
どうやって飾るか想像できますか?
おしゃれなインテリアですよぉ。
寝かせても人形が浮いているのがおわかりですか。
こんなふうにうしろにフックに掛ける穴が開いていて
掛けると立体的な壁飾りになるんです。
千夜一夜のプラーク(陶板)とコーディネイトして
飾ったらすてきでしょうね。
しゃれていて大好きなアイテムです。
こんな名品もファイナル大特価ですよぉ(笑)。
マイセン・ヘレンド・フローラダニカ・セーブル・モーゼル・アンティーク各種・リヤドロ・
Gジェンセン・ヘキスト・KPM…。
テーブルウェア全般・花器・陶板・銀器・置物・人形・直筆絵画…。
千秋楽です。
ヘレンド 狛犬
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart4
神社やお寺さんの境内に居ますね。石像の一対の狛犬。
まとめて狛犬と呼んでいますが口を開けている方が獅子、口を閉じている方が狛犬
というのが正しいそうです。
ここでいう獅子というのは想像上の神獣でライオンではありません。
麒麟などとともに伝説の動物として初期マイセンでもよく題材になっています。
口を開けるのと閉じるのとで、「阿吽の呼吸」の「阿-あ-」(最初)と「吽-うん-」(最後)
まで表してひいては永遠・宇宙まで象徴しているんだとかで壮大です。
昨日は天使でしたが狛犬は「神使」とも言われます。
前置きが長くなりましたが、ヘレンドの狛犬がこれです。
HEREND SJ-5309とSJ-15296。
こちらは「西安の黄(SJ)」の狛犬の一対。
洋食器の創美では右足上げと左足上げ
と呼んで区別しています。
どちらも口を閉じていますから「うんうん」
になっちゃいますね(笑)。
ヘレンドのシノワズリシリーズ各種で
左足上げ集合!! の図。
左から西安の黒、赤地菊、西安の黄、
西安の赤(ゲデレ)。
並ぶと超ユニークでしょ。
左のほうに餌をもっている人がいると
しか思えません(笑)。
親分登場。
G-5308はLサイズ。こちらもパターンは各種
ラインアップされています。
な~んか体型がネットショップスタッフの愛犬
太郎(パグ犬)に似ているような…。
でもこの手描き、たいへんですよぉ。
地色ももちろんハンドペイントですから。
さすがのヘレンドもインドを起源とする「阿吽」や「宇宙」までの深読みはできなかった
ようですがポーズで一対をデザインした点はさすが。
お玄関にお対で飾れば魔除け厄除け福は内で完璧!!
アンティークマイセン 天使文
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart3
超絶希少品アンティークマイセンです。
200年以上前のマイセンは古マイセン(コマイセン)と呼ばれることが多いんですが
こちらはひじょうにエポックメイキングな古マイセン。
1760年頃の天使文のカップ&ソーサー。
パーパー(赤紫)ロカイユ文様と金彩装飾付き。
意外に思われるかもしれませんがマイセンの
天使絵の作品はひじょうに寡作です。
今のマイセンには天使絵の定番は皆無。
アンティークでもマイセンの天使絵というだけ
でたいへん高価に取引されます。
さらにこちらは18世紀半ばの作品です。
マイセンがロココ様式を採用し始める初期の
天使絵です。
初めてチャレンジした作品の可能性すらあり
ます。1800年代および1900年代初めの天使
絵とは筆致も表情も明らかに異なります。
天使自体があんまり美しくはないんですね。
素朴な天使です。
まだ王侯貴族に媚びない天使ともいえます。
このあと100年くらいで受注増のためにどんどん可愛く美しく絵画的な天使へと変貌
していくわけです。
写真は1客ですが実はこれ6客あります(もちろんすべて異なるモチーフ)!!
学術的価値すら認めうる名品です。
それが特別でもなくふつうに陳列されています。
おそるべし名品展(笑)。
セーブルのビスケット人形
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりpart2
語りつくすには店のPCの前で作業する時間がとても足りません。
店にいると「いらっしゃませ~。」と本能で体が動いちゃうんですね。
泣く子も黙る「幻の陶磁器」フランス国立磁器製陶所セーブルのビスケット人形。
今津田沼会場に三体ほどありますがこれいいです。
セーブル ビスケット人形 「シーソー」 1766年デザイン ソフトペースト
彩色しない磁器人形。
贅を尽くしたフランス宮廷食卓文化のなかに砂糖菓子をデザートとして供する習慣
がありました。いろいろな形に固めた砂糖をサービスしてポキポキ折りとって食べた
んでしょうね。
当時は砂糖は貴重品ですから権勢を誇示する意味もあったわけです。
それを磁器で表現したのがこのセーブルのビスケット人形です。
施釉せずに砂糖の質感を再現しています。
彩色せずに光の陰影だけで細部にわたってここまで造形するこだわりと技術。
型だけではなく彫刻師がさらに彫りこんでディテールを仕上げるのだと思います。
そのアイテム数は約2500種類。
そのなかでもこちらの作品は「ソフトペースト」と言われるセーブルの伝統の軟質
磁器で作られていて明るく美しい「白」となっています。
セーブルのビスケット人形にマイセンの人形絵付師のマイスターが彩色したらどん
な素晴らしいフィギュアができるか想像してみたくなりませんか。
銀巻き
「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」会場よりご紹介part1
ずいぶん前に藤沢名品展会場からシルバーオーバーレイ技法のカップ&ソーサー
をご紹介しました。
同様の渋い色のリチャードジノリの80年くらい前のアンティークが入荷しています。
ご説明した通りのパターンがこちらにも。
ぜひ前の記事を読んでからご覧ください。
ね。やっぱりちょっと強引につながって
ます。
ハンドルとカップの継ぎ目の部分が特
にユニークでしょ。無理があります。
今回はIXY画像ですから拡大してみて
ください。
何回でも確認したくなる悲しい性。
でもそういうことを繰り返しているうちに上手下手など判断できる様になったりするもの
なんですよ。
津田沼ファイナル名品展その1
津田沼店
洋食器の記事をご期待の方には申し訳ありませんが津田沼店閉店記念ブログ
記事キャンペーン中です(笑)。
本日「洋食器の創美津田沼店ファイナル名品展」初日です。
早く出かける準備をお願いします(笑)。
1992年開店でオープンスタッフとして配属された店舗だったことは昨日お話しました。
生ける証人がこれです。
同じく開店メンバーだった名物スタッフから
「もらってぇ」と半分強引に譲り受けた二匹
のネコ。
そのうちの一匹マリ(正式名称マリリン)が
今もこのように我が家で健在です。
以前登場させたようにただいま三匹です
が当然こいつが長老です。
人間にしたらすごいおばあちゃん。
15年前に握りこぶしくらいのを家族に内緒で連れて帰ったら、あにはからんや
大うけ!!
以来、津田沼店の守り神としてひたすら眠る食べるの繰り返しです。
考えすぎかもしれませんが、
その津田沼店が閉店するのでなんだか心配なんですよ。
とにかく今日から22日(火)までイケイケドンドンよろしくお願いいたいます。
洋食器の創美 津田沼店
1992年9月OPEN。
決して便利とはいえない場所で移転もしないで15年以上営業を続けていた津田沼店
がついに閉店します。
ずっと支えていただいたお客様方にほんとうに心よりお礼申し上げます。
なんといっても裏管理人の配属店です。
いまだに入店しても職場というよりMy HOMEという感じです。
洋食器のこと全然知らない30歳代前半だったんですね~。
ちょっとさびしいかもしれません(泣)。
が、しぶといですよぉ。
撤退ではありませんよ~。
今月の横浜モアーズ店同様、船橋方面で大々的に再出発します(笑)。
なんと14店舗最大坪数で6月下旬からど~んといきます。
乞うご期待。
で。
4月16日(水)~4月22日(火)まで
「津田沼店ファイナル名陶名品展」
開催です。
配属店かつ担当店ですからこりゃあもう本日の
搬入日から搬出日まで9日間連続どっぷり入店
しかありません。
15年分ですから休んでる場合じゃありません。
ついにBLOGも一日一記事途切れるかもしれませんので先に宣言しておきます。
ヘロヘロの内容になっていたら大繁盛していると思ってくださいね。
伝説の津田沼店で最後の名品展です。
なにはなくてもイケイケドンドンよろしくお願い申し上げます。
狭いですよぉ(笑)。