皆様こんにちは。
「マイセン幻影」とはイギリス・ドイツ・イタリアの
3国の合作映画で、原題はUTZ(ウッツ)と言います。
マニアックな映画ですが食器好きな皆様の中には
ご存知の方もいらっしゃるのでは?
ワタクシは1993年の渋谷Bunkamuraで見ました。
(マイセン幻影パンフレットより)
主人公はドイツ・マイセン近くで生ま育った、ユダヤ人の老貴族・ウッツ男爵。
20世紀のドイツ・東欧の激動の時代を潜り抜け
チェコ(当時はチェコ・スロヴァキア)の首都プラハにひっそりと住んでいます。
祖母の遺産で何不自由なく暮らし、女が大好き(笑)
マイセン人形をこよなく愛し、人形収集に人生を捧げた趣味人の
心情を淡々と描いた作品です。
ウッツ役は旧東ドイツ出身の アーミン・ミューラー=スタールさん。
マイセン人形収集家の役に東独出身者の俳優とは泣かせます。
ステキな映画でとてもおススメなのですが
残念ながらDVD化はされていない模様… BS・CSをチェックしましょうね。
実はこの映画を記念してマイセン人形が作られました。
原型はマイセンの芸術家5人衆の一人、ペーター・シュトラングが制作。
マイセン人形 UTZ 900300/73530 高さ36.5cm
ウッツ男爵がマイセン人形の古典「イタリア喜劇」を手に持つ
映画のワンシーンそのものです。
マイセン人形を手に持つ恍惚の表情のコレクターがいます。
ペーター・シュトラングの天才ぶりが発揮された作品と言えるでしょう。
映画同様、簡単にはお目にかかれない超マニアック品番のマイセンです。
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