皆様こんにちは。
今日の西浅草界隈は素晴らしい秋晴れ。
芸術の秋とも申しますが
美術工芸品を愛でる秋でもあります。（笑）
今日はちょっぴり重厚な感じ…
「世界で最も豪華で特別なディナーサーヴィス」といわれる
ロイヤルコペンハーゲンのフローラダニカのご紹介です。
ロイヤルコペンハーゲン フローラダニカ チョコレート碗皿 １－１４１－０５３
カップの口径６．５ｃｍ、高さ６．５ｃｍ、容量１８０ｍｌ
ロイヤルコペンハーゲン窯の栄光そのものといえる
フローラダニカ
ロシアのエカテリーナⅡ世への贈り物として
1790年から制作が開始、12年後にエカテリーナの死去により
全セットの完成を見ずに制作が途中で中止された話は有名ですね。
カリグラフィーでラテン語による植物の学術名が描かれています。
原寸大の植物を器に描くため、カップの胴に横向きで絵付けされ
根っこまで書き込みされています。
※小振りな花（植物）は縦に描かれるモノもありますがごくわずかです。
細かなギルディング（金彩）と反復して描きこまれる粒々のパールの模様が
好きと言う方も多いです。
こちらはプレート２５cm です。 １－１４１－６２４
リムの段差が深い形状がコペンハーゲンらしいですね。
制作中止され、デンマーク王室に収められたフローラダニカは
１８０３年に王室の祝宴で初めて使用されて以降
王室の特別な席で使用される「ロイヤルディナーサーヴィス」となるのです。
誰も入手（購入）など出来るはずもなく
一般に購入の門戸が開かれたのは１８８８年のスカンジナビア博覧会会場から
というスゴイ歴史を持つ食器なのです。
現在は現行品・ヴィンテージ・アンティーク品を問わず
非常に希少価値が高まっているフローラダニカですが
洋食器の創美の特別催事なら
ステキなフローラダニカを手にとってご覧いただけます。
ご興味ある方はお近くの創美までお問い合わせくださいね。
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