現代マイセンもう50年

 そういえばネットショップ専属になってから奮戦記でのマイセンの記事が激減。
 「ネット向きではない」とよく言われますが、ブルーオニオンのカップ&ソーサーなど
 は月間売上点数が実店舗に勝っちゃうこともしばしば。
 久々にマイセンを語ります。
 昨年300周年を迎えたマイセン。
 
 そのアイテム累計数約240,000種類!
 しかもそのうち約180,000種類は需要さえあればいつでもリリース可能!
 これはすごい。型やサンプルだけでなく「技」の継承なくして成し得ないことだから。
 バロック、ロココの時代から始まったマイセンは時空を超えて蘇る。
 
 がしかし。
 ただそれだけでいいのか?
 
 そこで戦後の復興とともに1960年に「芸術の発展をめざすグループ」いわゆる五人組
 が結成されます。
 何回かご紹介しましたね。
 ハインツ・ヴェルナー、ルードヴィッヒ・ツェップナー、ペーター・シュトラング、
 ルディ・シュトレ、 フォルクマール・ブレッチュナイダー。
 マイセン 五人組人形  Sohbi
 ↑ シュトラング考案の五人組の手びねりクラウンフィギリン。
   左からツェップナー、シュトレ、シュトラング、ヴェルナー、ブレッチュナイダー。
 それぞれ分野は異なりますが、絵付師、造形師、彫塑師としての技術は超一流。
 でもそういう職人はマイセンにいくらでも居るわけです。
 新しいものを生み出すアーティストとしてのタレントでもあったことが特別なのです。
 旧東ドイツ時代の戦後マイセンは彼らの自由な着想と技術で燦然と輝きを取り戻します。
 あのですね。も少し長くなりそうなので、
 つづく。

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