MINTON Haddon Grove / Haddon Rise
昨年の夏に「ハドンホールの仲間」の記事でご紹介したハドングローブと
ハドンライズが廃番になりました。全アイテムです。
左ハドングローブ、右ハドンライズ。
それぞれ2004年1月、2004年3月デビューでしたからたった4年間の命。
オリジナルのハドンホールが満60歳。
ロイヤルコペンハーゲンがフルーテッドメガで既存パターン
のアレンジ版の先鞭をつけたのが2000年です。
その成功を機にそういうパターンがトレンドのようになって
いろいろ出てきましたが、どうでしょう。
ちょっと安易で考えものだと思いませんか。
手直しで新柄とはどうよ?
4年で終わっちゃうのもいたしかたないことかと。
といいつつハドングローブはなかなかいいと思っていました・・・。
松鶴ふたたび
HEREND GEPS
お正月にめでたいパターンとしてご紹介したヘレンドのGEPS「松鶴」。
先日洋食器の創美の実店舗で「松鶴ディナーセッティング」演出をみてビックリ。
ディナー皿とスープ皿がたくさん入荷していたんですね。
うっかり撮影してくるのを忘れてしまったんですが独特のいい感じでした。
左プレート25cm(GEPS-2524)、右スープ23cm(GEPS-2501)。
おめでたい席にこちらでサービス。
絶対にいいと思います。
ウェッジウッドのフェスティビティ復活!!
みなさんお待ちかねのフェスティビティが来月やってきます。
先月末にラズベリーのマグが奇跡的に出てきてメルマガでお知らせしましたが
相当な数にもかかわらず9時間で完売!!
恐るべしフェスティビティ人気。
そんな人気なのに洋食器の創美はなにゆえ半年近くもたもたしておるのかっ!?
ウェッジウッドの工場仕様変更待ちだったんです。
撮影ホヤホヤがこれです。
左からフェスティビティラズベリー、アイボリー、ブルー。
お分かりですか?
ホワイトがなくなってアイボリーになりました。
実はラズベリーとブルーも名前は同じですが微妙に色合いが変わりました。
地色のクリーム系が少し強くなってかえって温かみがでて良いと思います。
画像ではほとんど違いがわかりませんがそういう変更です。
ブルーは少し薄くなったような。
お約束のコンビセットもアイボリー&ブルーにリニューアル
しないといけませんね。
この記事のはすべて撮影用に取り寄せたNEWバージョン
です。我慢できずにご紹介してしまいました。
今後のメルマガをお見逃し無く!!
ロイヤルコペンハーゲン エコバッグ
エコバッグ???
小さいころよく母親の買い物(といっても毎日の夕飯の買い物)についていきました。
動機は不純で肉屋さんのあつあつのコロッケを一個GETすること(笑)。
みんな網目のMy買い物籠をぶらさげてました。
八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さん(関西は食べ物系によく「さん」が付きます)・・・。
「市場」のあんちゃんが「はい。おばちゃん入れとくで。」とかいいながら新聞紙で包んだ
野菜なんかを買い物籠に入れるのがお決まりでした。
そういえばプラスチック容器なんかありませんでしたね。
大企業はバンバン公害の元を吐き出し垂れ流ししていましたが庶民はまったくもって
エコロジーだったわけです。
いまや「エコバッグ」。
こちらのロイヤルコペンハーゲンのエコバッグも大人気で品切れ続出とか。
大袈裟な気もしますがスーパーにもコンビニにも持って行きましょう。
どうせならちょっとおしゃれに。
残念ながらネットショップでは扱えません
が洋食器の創美全店で扱っています。
入荷するなりSold Out続出みたいですが。
ラブグローブともども「母の日」の贈り物
推奨品です。
モーゼル150周年記念 復刻品
Moser AMPHORA
昨年のモーゼル創業150周年で数々の限定品が発表されました。
なかでもひじょうにゴージャスなフラワーベースがこちら。
花瓶「AMPHORA」 REP-3073
世界限定数50点
1882年にデザインされた作品の復刻です。
高さ25.5cm。琥珀色のモーゼルガラスに多色
エナメル彩と金彩。
なんともいいがたい豪華な花瓶です。
モーゼルといえば繊細なエングレーブが特徴で
すがこちらは困難なガラスへのエナメル彩と金彩
とガラスの装飾技術が駆使された逸品です。
復刻するにあたってその製造方法を理解することに5年近い年月が必要だったとの事です。
同じモーゼルなのになにゆえ?とお思いでしょ。
仕様はわかっても製造レシピは残っていないそうなんです。
技術の流出を防ぐためにもあくまでも口伝と身体で覚えるのが基本なんですね。
文書にはしないマイスターの世界。
こちらはそんな希少な限定復刻品の最後の一点です。
「名品展」というより「宝物展」という感じです。
スプリングバーゲン
火曜日の午後からずっと府中店に入店しています。
ネットショップがほったらかしになっていて会員様には大変申し訳ない今日この頃。
来週はいきますよ~。がんがん。
懐かしいウェッジウッドやネットショップ限定品やもちろん特価メニューも。
ロイヤルコペンハーゲンもご期待下さい。
もうしばらくすれば超絶人気のウェッジウッド・フェスティビティ情報もお知らせできる
と思います。
メルマガで最新最速情報をご案内いたしますので会員様は今月いっぱいお見逃し
なく!!
洋食器の創美ネットショップ会員登録ご希望の方はこちらからどうぞ。
人形のケース
磁器人形はいくつもご紹介しましたね。
お手入れはPCなど精密機器の掃除用エアスプレーがおすすめです。
ホームセンターなどで格安で売っています。
毛筆の筆もいいですが触るの不安ですね。
「ハタキ」は厳禁です!! 絶対にやめましょう。
最終手段は首と底を持ってバスルームでシャワーを浴びさせてあげてください。
シュシュっと中性洗剤の泡で包んで数分経ったらシャワーで流します。
人間と同じくらいの温度でもOK。
そのあとはさっきのエアスプレーで水気を吹き飛ばして自然乾燥。
ドライヤーはあまりおすすめできません。
洗えば取れるのですが水シミみたいなのがこみいった箇所に残るとやっかいです。
風邪ひきませんからご心配なく(笑)。
さりげなくそのままむきだしで飾るのがカッコイイというのが裏管理人流ですが、
小さいお子さんがいたり、我が家のように恐怖のやんちゃ猫が三匹いたりする
場合はこんな手もあります。
じゃ~ん。
となんのことはない。フィギアケース。
実はこのケースは自慢なんですよ。
洋食器の創美オリジナルです。
受注生産です。
そっくりのが某社にありますが洋食器の創美が
先です(笑)。
3サイズが定番で別注もOK。
変則六角形の強化ガラス製。
一切フレームのない職人技が冴えるガラスケースです。
斜めカットでガラス同士の接着面積が広いから丈夫なんですね。
背面が鏡ですからでベースやカップ&ソーサーを飾ってもすてきです。
天地左右に充分な余裕のあるサイズに入れるのがポイントです。
価格は決してお安くありませんが丈夫です。
実は洋食器の創美の人気アイテムなのでした。こちらでCheck!!
リンドナーふたたび
Lindner since1929
最近お問い合わせがとても多くて嬉しい悲鳴のリンドナー。
ご紹介済みですがもう一度。
ドイツはババリア地方の手作りの窯です。
洋食器の創美が創業期から一時も切らさずに扱い続けている唯一のメーカー。
そろそろそれが「安心」と申し上げてもよろしいのではないかと。
もちろんフランクフルトメッセでも毎年出展されています。
人気を二分するコバルトフラワー(左)とジェイド(右)。
ロココ調の凝ったフォルムとレリーフがご覧いただけますでしょう?
ほんとのファミリー企業で生産数に限界がありますから他ではほとんど出回っていません。
「問屋制家内工業」っていうのがぴったりです。
左はリンドナーの最上級パターンのカージナルコバルト。これは手描きです。
右がネットショップ一番人気のベルサイユ。ミニチュアカップもあります。
その良さはぜひご自身の目でお確かめください。
こんなところでも使われています。
ネットショップのリンドナーコーナーはこちらです。
マイセンの花瓶日本風味
マイセンの2007年限定品のなかからすてきな花瓶を。
100点限定で発表されました。
823084/50041 VASE
Chrysanthemum pattern,cobalt blue
and gold H:27.5cm lim100
どう発音するのかさっぱりですが
「Chrysanthemum」イコール「菊」です。
見ればわかりますが。
ご紹介したくなったのは下絵付けの青絵による
有田様式の絵柄に惹かれたのが理由です。
相当の腕を要します。
脚の菱文様もあなどれません。
リッチな金彩が全体を引き締めます。
2001年にマイセンが初めてペインターの実名サインを入れて限定ベースを発表した
ときにもほぼ同じのパターンのアイテムがありました(金彩がありませんでしたし下の
部分の装飾が違っていました)がそれだけマイセンで重要視されているパターンとい
うことができます。
磁器文化の一つとして大事にしたい作品です。
KPMベルリン クアランド41のピンク
KPM Berlin KURLAND41pink
KPMの記事はかれこれ5つほどになっています。
今日は洋食器の創美スペシャルオーダー品の登場です。
品番の見方やフォルムの説明は過去の記事をご参考くださいね。
クアランド28というデコレーションがあります。
これです。
KURLAND Decors_28
クアランドのシェイプにピンクの彩色と
金彩が施された上品なパターンです。
でもこの飾りで本体に花絵付けされた
パターンはなぜか存在しないんです。
そういう品番がそもそもありません。
そこでですね。
以前のKPM担当バイヤーが半分思いつきで「28番に41番の花絵付けをしたら絶対に
素敵なはずだから描いてみて欲しい」って工場で直談判したわけです。
あにはからんや、通っちゃったんですね~。
確かにこんなにすてきでした。
左は定番のクアランド41。
右がスペシャルオーダー”クアランド41ピンク”。
(写真はコーヒーカップとティーカップの違いがあります)
さすがに新しい品番は付きませんでしたからあくまでも「クアランド41のピンク」という表現
になりますが正真正銘のKPMの超希少品と言えます。
28+41で”クアランド69″誕生ならかっこ良かったですが。
かなりなオーダー数でなければ受注してもらえませんでしたが洋食器の創美のお得意様
パワーでもうほんの数点しか残っていません。
先日ご紹介したモーゼルのメーリケベース10点復刻といい、
手作りのこだわり工房はこういう注文には意外なほど柔軟な姿勢を示すことが多いです。
王侯貴族から受注して名をかけて制作して納めてきた伝統職人の血が騒ぐのでしょう。
津田沼店で承ったピンクでフルディナーのご注文も一点限りの制作アイテムが数多くあった
のにもかかわらず半年ほどで届きました。
■これには面白い後日談があります(ご本人からお伺いした実話です)。
そのお客様が百貨店さんのKPMフェアに招待されてKPMの絵付けの実演(KPMから来日
されたマスターペインターの一人)を見学していたときのこと。
いろいろ質問しているとそのペインターさんが通訳を通じてこう言ったそうです。
「この前、日本からすばらしい注文があって久々にスープチューリンやディナープレート
にも絵付けができてたいへんいい経験ができ、ペインター冥利に尽きる」と。
気さくでとってもすてきなそのお客様の返事が
「それわたし」(笑)。