洋食器の創美でもっともあってしかるべきロケーションの実店舗はそりゃあもう全国区の
銀座店です。
銀座は銀座なんですが有楽町寄りで半地下状態で奥まった場所で店内の照明が暗くて
どちらかというと常連さんでもってるショットバーとかが似合う雰囲気でした。
ありがたいお得意様方は超一流でそんな銀座店を12年間支えていただいています。
それがなんだかみなさんご承知のように周りが変わってきてるんですね。
粘り勝ちです。
お客様のご愛顧のおかげさまです。
でついに。
リニューアルOPENします!!
「陳列棚に照明が付いて明るさ1.5倍!」とかいうだけで
店長はもう欣喜雀躍してます(笑)。
「あら。どこが変わったの?」(禁句です)
店メンバーも心機一転さらなるサービス向上に燃えて
います。
超人気品のランプやシャンデリアも取り扱い開始!
店メンバー全員の写真も要請したのですがどうして
も勘弁してほしいとのこと。
メンバーはリニューアル不要です。
落ち着いて楽しめるいいお店です。
引出物はダントツ受注実績を誇ります。
洋食器の創美銀座店リニューアル記念 「リヤドロ展&有田展&年末ザ・バーゲン」
開催期間は12月5日(水)~12月16日(日)です!!
銀座店詳細はこちら。
ヘキスト キョウト
Kyoto
「京都」というシリーズがヘキストにあります。
自白済みですが裏管理人は関西出身です。実家は大阪市内。
高校時代のデートはもっぱら京都、キタとミナミの地下街、そして神戸。クールファイブ。
海外の人からみればやっぱり歴史のある京都が注目されるんでしょうね。
歴代Emperorがもっとも長期間居を構えてていたわけですから。
そういえば京都に本拠をお構えのブランド洋食器の日本最大級のネットショップもあります。
Webの世界でのその歴史と実績の大きさはわが奮戦部隊とは比べようもありません。
そのヘキストのキョウトがこちら。
エキゾチックモードというコンセプトが明記されて
います。
思い切りがいいのは左の写真のように彼らなりの
考えの和食器?(和のイメージ)にアイテムが集約
されている点です。
パターンだけでなくシェイプまで別途制作するところがヘキストの偉いところです。
こりゃもう洋食器ではありません。
アイテム名もはっきりしています。左のはsake bottleとsake cupとなっています。
<海外のヘキストKyotoのカタログより抜粋>
・・・in tune with the philosophy that,even in everyday life,greatness is to be
discovered in small things.・・・日常生活においても細事から大事を見出す哲学に
よって調和がはかられた・・・
裏管理人のいいかげんな訳ですが商品説明がすごいことになってます。
そっくりさん part2
マイセンのストローフラワーとロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドプレイン、
そしてヘキストのアマリエンブルグ
マイセンとロイヤルコペンハーゲンの「麦わら菊文様」そっくりさんのことはご紹介済みですが。
もひとつ居たのを忘れていました。
ヘキストのアマリエンブルグ(Amalienburg)DecoNo.6221。
元祖マイセンの「麦わら菊」が1750年発表。
パターンを譲り受けたロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドプレインが1775年。
ヘキストのアマリエンブルグはいつなのか調べてみましたが不明です。
左からマイセン、ロイヤルコペンハーゲン、ヘキスト。みんな名窯です。
そして
「ロイヤルコペンハーゲンvsヘキスト」どっちが先か?(もしかしてどっちでもいい?)
ヘキストは開窯1746年。マイセンが「麦わら菊」を発表する4年前です。
前述のようにブルーフルーテッドプレインは1775年。
ヘキストはマイセンの腕っこき職人が作った窯であることはご説明しました。
開窯後もうわさをききつけて続々と職人が流れ込んだはずですのでヘキストのほうが
先だというのが裏管理人推測です。
「おう、今マイセンでいっとう人気のあるのがこれでぇ。手土産に持ってきてっからひとつ
おらっちでも作ってみようじゃねぇけぇ。」と相変わらず江戸っ子なのでした。
(注:1700年代後半もっとも人気があったのはブルーオニオンではなく麦わら菊でした)
ロブマイヤー
LOBMEYR since1823 (オーストリア)
何度かご紹介しているモーゼルが1857年創業。
王侯貴族とともに育ったヨーロッパの伝統的名ガラス工房からロブマイヤーとモーゼル
をはずすことはできません。
ぜひバカラだけでなくご記憶にとどめておいてくださいね。
ロブマイヤーといえばハプスブルグ家。
1860年に”皇室御用達”の栄誉に浴しています。
ハプスブルグ家解体が1918年ですから末期でしょ。かの名君の誉れ高いハプスブルグ
家最後の美男子皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とウェスト50cmを維持したといわれる麗しの
美女皇妃エリザベートも愛用したわけです。
650年続いた栄華の末期ですからいかに爛熟していたか想像できます。
ホーフブルグ宮には大晩餐会用の7種類のロブマイヤー製グラスがそれぞれ500客!!ずつ
今でも所蔵されています。
すべて勅命によるものですがそれにしても1アイテム500客のセットって・・・。
前置きが長くなりました。
ロブマイヤーもモーゼル同様、鉛を含まない
カリガラスです。
熟練職人による笛吹きによる極薄超軽量の
モスリングラスといわれるグラスが秀逸です。
さまざまな名品が存在しますがおすすめの
ひとつがこちらの「バレリーナ」。
1993年の最近の作品です。
20世紀半ばに一世風靡した英国のプリマ、マーゴ・フォンテーンがポワント(あのつま先
立ち)を決めた姿をイメージしてデザインされた優美なフォルム。
左からフォンテーンさんご本人様、ワインⅡ(白・シェリー)、シャンパンチューリップ/トール、
シャンパンチューリップ/ロウ、ウォーターグラス。
フォンテーンさんの写真はwikipediaから拝借しました。
マリアテレジアのアウガルテンとエリザベートのロブマイヤーでウィーン全盛の歴史を
同時に味わう優雅なひととき。
すてきだと思いませんか。