ぐい呑み
容量たったの50cc。
なんのことはないカップなのですが。
お酒が好きな宣伝担当は当然「日本酒を一杯」で撮影させます。
←これほんとに灘の生一本が入ってます(笑)。
担当バイヤー(お酒あまり飲めない女性)からクレーム!!
「それでは芸がない」。「絶対に黒豆がいい~っ!!」。
で。こうなりました。 たしかに。
どちらも「こだわり」があってなかなかいい仕事ぶりでしょ。
こうやって裏管理人のネタにもなって助かってます。
ラブグローブ
lovegloves
気の利いた商品名でしょ。ラブラブです♪
優雅なティータイムを楽しんだ後には水仕事が待っています。
レディの大敵、白魚のような手が荒れます。
そこでこのゴム手袋。
洋食器の創美の隠れた大人気品。
洗い物も軽くハミングしながらこなせます。きっと。
ガーデニングにも。 made in japanですから品質もバッチリ。
見た目だけのアイデア商品ではありません。着心地?も最高です。
4色ありますから使い分けてもいいですね。お台所用、バスルーム用、ガーデン用・・・。
簡単なケース入りですので贈り物にもOKです。
実は裏管理人も今年の母の日は実母義母同居人三名ともこれで済ましちゃいました。
「もったいない」とか言っていまだにこんなままです。
ご興味おありでしたらこちらでご確認ください。
オリエントエキスプレス
VSOE
鉄道ブーム。
裏管理人もNゲージのレイアウト本を見るレベルですが郷愁を感じます。
小さいころは今とちがって電車乗って出かけること自体が楽しみでしたから。
で。ヨーロッパ鉄道史上もっとも豪華な列車(動く豪華ホテル)のオリエントエキスプレス。
いろいろな会社が運営するオリエントエキスプレスがありますが、
イタリアはベニス~イギリスはロンドンを結ぶ
「国際寝台超豪華伝統的きめ細かなサービス重視ただしドレスコードまであり列車」の
「ベニス・シンプロン・オリエント急行」が人気です。
そこで使われる食器がリチャードジノリのオリエントエキスプレス。
食堂車?のイメージではありません。格式ある高級一流レストランクラスです。
カレーとビールとか無理。
ディナーメニュー例はというと。
・カニ肉とほうれん草のラザニア/カニクリームソース
・牛と牛尾肉のマデラ酒煮込み/黒トリュフソース
・季節の温野菜ブイヨンソース煮/ジャガイモのフォンダント
・フランス産チーズ盛り合わせ
・洋ナシの赤ワイン煮、チョコレートケーキ、ワインゼリー添え
・プティフール、コロンビアコーヒー
こんなようなお料理ががうやうやしくサービスされるわけです。
これで。
さっきのメニューのどれかひとつでいいからこれで楽しみたいものです。
食器はなんとかなりそうですが・・・。
V・S・O・Eのモノグラムはベニス・シンプロン・オリエント・エキスプレスの頭文字なんですね。
ボンジョ~ルノ!
“Buon giorno!!”
あいさつは明るく元気よく。
とくに「おはよう!」は一日の始まりです。
裏管理人一家も「おはよう」は絶対の掟。
ただし起きがけなので「おばよぅ・・・」とか「おはぁ」とかでも許されることになっています。
ボンジョルノ!! イタリアらしい響きです。朝から太陽サンサンっていうイメージ。
ボンジョルノプルーン。Muratと呼ばれるシェイプです。
「もともと業務用で開発されたシェイプなので分厚くて丈夫」と教わった記憶があります。
頑丈なのに洗練された雰囲気をもっているのはイタリアならでは。
チェリーも可憐で控えめないでたち。
おわかりのようにイタリアンフルーツの絵柄からピックアップされています。
「こんにちは」より「おはよう」のイメージなんですね。裏管理人の場合。
「いつまでも明るい朝を迎える二人でいてください」みたいな気持ちをこめて
このコンビをよく贈り物に選びます。
言うわりに予算低いのですかさずマグカップのコンビにしたり。
最近はこんなのも登場しています。
ボンジョルノフラワー。
元気の出るリチャードジノリのボンジョルノはけっこうお気に入りです。
イコールおすすめです。
さらば!!サマードリームのグリーンとサン。
フッチェンロイター since1814 (ドイツ)
長~い綴りです→HUTSCHENREUTHER 書くと必ずどっか抜けたりします。
フィギアでも有名な窯です。
どうです。このほれぼれする躍動感!
サマードリームというシリーズがあります。緑のグリーンと黄色のサンの二色。
洋食器の創美では超人気品でしたのに製造中止・・・。
なぜだか理由は不明ですが残念です。
ラストスパートで洋食器の創美ネットショップで8-9月連続ランキング入りです(カップ&ソーサー部門)。
とくに「サン」は元気の出る色調が新鮮でした。
コンビで使うとよりおしゃれ。お手ごろ価格でおすすめでした。
まだ少し在庫がありますがもう入荷はありません。
気持ちを入れ替えて新人登場!!
「これからはサマードリームブルー君をよろしくお願い申し上げます。」
ジョージ・ジェンセン Georg Jensen
Georg Jensen since1904
デンマークでの工房創設1904年。
アールヌーボーまっただなかでジョージジェンセンの才能が一気に花開きます。
カトラリー(ナイフやフォーク)、トレイ、ボウルなどのテーブルウェアやジュエリー。
ジョージジェンセンが天才的なデザイナーであったと同時に最高の技術をもつ銀細工職人であったことが短期間で人気を獲得した大きな理由です。
デザインして実際に作っちゃう。いずれも超一流。自己完結。
名品中の名品。「ブロッサム」は1919年のデザイン。
木蓮をモチーフにした装飾。
鍛造の槌跡もデザインの一部かと見まがうほどのでき映えです。
食器とアクセサリーがひとつになった華麗なアイテム。
ロイヤルコペンハーゲンとジョージジェンセンでいただくディナー。
せめてティータイムでも・・・。
至福のときとなること確実です。
アクセサリーなどのご紹介も継続しますね。
洋食器の創美はGeorg扱っております。
リヤドロ LLADRO
リヤドロ人形 (スペイン) その1.
リヤドロ三兄弟が小さな窯を作ったのが1953年といわれています。
ヨーロッパの磁器窯としてはけっして歴史があるほうではありません。
50年とちょっと。
それがいまや世界中で愛される磁器人形の代名詞となっています。
「可愛いお花屋さん」 まさしく。
磁器人形というカテゴリーだけでこんなにメジャーとなったのは、
1.商品展開の徹底したこだわり(人形だけ)
2.いままでにないやさしい色使いと顔立ちの磁器人形
3.抜群の品質管理
4.意欲的な新作の発表
5.豊富なラインアップ
の5つの理由が考えられますが2.が人気の最大の理由ですね。
「人形は顔が命」ってありましたね。皆、やさしいお顔立ちです。
強い色も使いませんからなじみやすさも大きなポイントです。
単体ではなくて場面設定も作りこまれるところも魅力です。
幸せそうな一場面。 「夢の架け橋」。命名もすばらしい。
‘Bridge of dreams’が英名です。
フィギアは後ろ姿も見逃せません。当たり前ですが360度楽しめます。
もちろん細部も鑑賞に値します。
全部磁器です。
パゴダ人形
マイセン パゴダ人形 (Pagoda)
「謎の中国人」?
こちらは2005年度50点限定(高さ16.5cm)のパゴダ様。
マイセンのパゴダ人形は布袋さんをマイセンなりに解釈した磁器人形です。
このようなお姿になられたのは1730年頃。もうおなじみのJJケンドラー作。
パゴダの原型?と言われる初期のアンティークを見たことがありますがもっとほっそりした高さ8cmくらいの小像でした。
頭のてっぺんに穴が空いた香炉になっていました。
男女ペアで少なくとも4サイズの型番があります。最大のものは高さ32cm。
体は空洞でおもりをつけた振り子の仕組みになっていて前後に首を揺らします。しかも舌を出し入れしながら・・・。
さらに両手を上下に動かします。
張子の虎のようにゆっくりゆっくり動きます。
なんだか誘われているような、からかわれているような。
商売繁盛の神様として古い中国の商家に置かれたっていうことを聞いたこともあります。
招き猫みたいな。ちょっとできすぎのような話です。
でも確かに思わずお店に手招きされて入ってしまいそう。裏管理人催眠状態。
衝撃映像!!をどうぞ!
モーゼル(Moser) その2
Moser -Czech- since1857
チェコのモーゼル続編です。
さてさて「カリクリスタル」の特徴をご説明しなければなりません。
軽い・硬い。
これに尽きます。
薬品への耐性が強力なことも特徴のひとつで腐食させるエッチング技法などは通用しません。
この真反対の特徴をもつのがバカラなどの「レッド(鉛)クリスタル」。
ローハンやパルメは薬品による腐食を利用したエッチング技法になります。
モーゼルはカリクリスタルですから
硬いので加工がたいへんです。
そのかわりマイスターによるエングレイブ(彫刻)の繊細さは他の追随を許しません。
マハラニのワイングラス。
髪の毛より細い超絶エングレーブ!!
硬いからこそ精緻な加工が可能なのです。
フラワーベースなど大物も手作業。
面取りはファセットカットで仕上げます。
丸テーブルのような大きな回転盤にたくましい腕の職人が押し当てて削ります。
まずまずとにかくすべてにおいて手作りです。
吹きガラス、木型での成形、面取りのファセットカット、深~いエングレーブ、細か~いエングレーブ、金彩、金磨き・・・。
ファセットカットと深~いエングレーブのアールヌーボーの花器。
1936年デザインのモーツァルト。
手にとるとその軽さに誰もが驚きの声を上げます。飲み物の重さだけを実感していただくのです。
軽さと硬さ。
モーゼルは加工が困難なカリガラスの道を選んだことでより技術を進歩させたわけです。
少量生産ですがそこがまた魅力。
世界中のほんとのセレブ御用達工房なのです。
その独自のカラーにつてはまた次回。
マリアテレジア Maria Theresia (5098)
アウガルテンのマリアテレジア
裏管理人が最初に魅せられた洋食器がアウガルテンのマリアテレジアでした。そのことはウィンナーローズの記事で独白済みです。
AUGARTEN。
マイセンに次ぐヨーロッパの名窯は1718年にウィーン磁器工房としてその歴史が始まります。
1744年にはハプスブルグ家当主マリアテレジアの勅命により直属窯となります。
このときハプスブルグ家の盾の紋章の使用が正式に認められたわけです。
実際にはそれまでさんざん使われて鑑定泣かせのウィーン窯。
最高の支援者マリアテレジアの狩猟用のアウガルテン宮殿の調度品として納められた
のがこちら。
清潔感あふれる気品。
狩猟好きのマリアテレジアのために狩猟を表わすもみの木のグリーンを基調にした名品です。
白磁の美しさと見事に調和したシンプルで格調の高いお姿。
花のモチーフは6種類。
上段左からA:Rose、B:Daisy、C:Dog Rose
下段左からD:Strawflower、E:Narcissus、F:Violet
もちろん絵柄のご指定も可能です。