どこの窯もその証明として製品の裏などにトレードマークを記します。アンティークの鑑定などにも使われる大切なポイントの一つです。
洋食器の創美のようにディスカウント販売をしているとどうしても「本物かしら?」って心配で「裏のマークが違うんですけど?」っていうご質問をいただくことがあります。
最近はほとんどありませんが。
それで現行品で一番バリエーションが多いウェッジウッドのバックスタンプを昨日津田沼店でかたっぱしから撮影(ケータイです)してみました。
カップ&ソーサーだけにしましたがすごく種類が入り乱れています。
たくさん撮ったのでサムネイルでアップしますから見づらいときは拡大してみてくださいね。
インディアのリー。左カップ、右ソーサー。
カップ&ソーサーの場合はソーサーにそのシリーズ名が記されます。とても親切。
カップに付いているグラスとフォークは食品検査合格のマークで導入はけっこう最近です。あったりなかったりです。日本の厚生労働省がOKして初めてつけられるというわけではないでしょうから気にしなくていいです。メーカーとしての安心保険みたいなものでしょうか。
サムライ。左カップ、右ソーサー。
デルフィシェイプはカップの底の平面部分が広いからでしょう。カップにもロゴやシリーズ名がはいっています。
フロレンティーンターコイズ。
左カップ、右ソーサー。
まあまあ。このカップはポートランドの壷がシルエットの現行”W”マークのみの潔さ。
これはワイルドストロベリーのリーのカップでしたが”W”マークの下にWEDGWOOD。
ストロベリー&バイン。左カップ、右ソーサー。なぜか白物(ホワイトチャイナ)シリーズはカップもソーサーも同じ情報量です。
今回の「夢バーゲン」デビューのブルートンキンはアーザンウェアの表示つき。
ブループラム。左カップ、右ソーサー。
これはウェッジウッド創設者ジョサイア・ウェッジウッド没後200周年のときのバックスタンプです。1795年没ですから1995年。この年に製造されたウェッジウッドすべてというわけではなかったと思います。
コーヌコピアやランボーンなどが発表されてそのシリーズはすべてこのマークだったかと。今は通常のマーク。
でもなぜ今ブループラムだけこうなのか裏管理人にもよくわかりません。
フロレンティーンターコイズ。
左カップ、右ソーサー。
これは実は本社事務所にあったご来客用。たった今給湯室で撮ってきました。1991年-1997年のバックスタンプです。下のドット?が目印。
ポートランドの壷が誇らしげです。
洋食器の創美創業メンバーにとってはこのパターンが一番印象に残っています。
創業期にウェッジウッドをセットでそろえていただいたお得意様が多いので「あら。最近のウェッジウッドはマークもずいぶん簡単になっちゃったのね。」とお店でよくお聞きします。
ともあれ。
給湯室撮影分以外は津田沼店の陳列からアトランダムにピックアップした正真正銘のウェッジウッドです。
たとえばここのインディアがこうだったから全部そうだというわけですらありません。
「こんなにいろいろありますよ。」
っていうことをお知らせしたかったのです。
開窯年度の1759がなかったら偽物だとかいろいろ根も葉もない変な噂もありましたがウェッジウッドに関してはこんな状況なのです。
一点一点で比べれば日本代理店さんとの違いもあるかもしれません。
こういう事情ですからご心配なく。
最後に。
津田沼店はアンティーク展中ですからこんなのも撮ってきました。
1921年のウェッジウッドのすてきなアンティークのカップ&ソーサーはこんなでした。
もっと詳しく知りたいときは、
こちらのWEBサイトが参考になりますよ。