ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワー

ROYAL COPENHAGEN  Blue Flower
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドについては麦わら菊そっくりさん記事
ブルーフルーテッドの記事で何回かご紹介しましたね。
ロイヤルコペンハーゲンのコバルトのアンダーグレイズ(下絵付けの青絵)でもうひとつの
代表的なパターンがブルーフラワーです。
1779年発表ですからブルーフルーテッドのハーフレースやフルーレースより100年以上
先輩です。
     ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワープレイン  洋食器の創美 ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワーカーブ_01 洋食器の創美
     左がブレイデッド(プレイン)、右がカーブ。
違いがおわかりでしょうか。
braidedは「編んだ」、curvedは「曲線の」。そうです、まず地紋というかレリーフが異なり
ます。ブレイデッド(プレイン)は縁にボーダー状の編みこみ文様があります。カーブは流れ
るような地模様です(ベッキオホワイトとよく似ています)。
     絵付けも違います。
     ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワープレイン_02  洋食器の創美 ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワーカーブ_02  洋食器の創美
     左ブレイデッド(プレイン)、右カーブ。
どちらも25cmのプレートですが右のカーブの方が絵付けが多いでしょう?
プレートやディッシュ類にはこのようにオフセットさせて絵付けされるのがカーブの特徴で
もあります。
カバーのつまみの形状も全然別物となります。
ブーケは、ばら・ポピー・マーガレット・カーネーションなど15-20種類の花からペインターが
選んでアレンジしますので色合いも含めて完全一致するものはまずありません。
違いを楽しむわけですね。
最近はいろいろなバリエーションがでていますが結局はこのオリジナルの一部を使って新
しい提案をしているということです。
ブルーフラワーのブレイデッド(プレイン)とカーブをご紹介しましたがもうひとつ。
裏管理人もお気に入りだったアンギュラ。
正確にはブルーフラワーブレイデッドアンギュラでしょうか。
ご紹介済みのヘンリエッテと同じシェイプです。
ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワーアンギュラ  洋食器の創美
 パターンはブレイデッドと同じです。
 描けないんではなくてこの形を作らなくなった
 から製造中止なんでしょう。
 1830年代にG.F.ヘッチというデザイナーが考案
 した形をA.クローが完成させました。
 angular=「角のある」です。
かっこいいですよね。 
もうずいぶん長い間見かけません。
実はこのブルーフラワーアンギュラのコーヒーカップ&ソーサーが出てきたんですよ!!
今なら洋食器の創美全店にあるはずです。
もちろんネットショップも現品売り切りでアップしています。

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