キャンカップ&ソーサー
英国ウェッジウッドといえば紅茶。
アーリーモーニングティー、モーニングティー、アフタヌーンティー、ハイティー・・・。
「午後の紅茶」ペットボトルぐびぐびとはちょっと違います。
ひねくれものの裏管理人はトラディショナルシェイプのキャンが好きです。
My favorite itemのひとつ、コーヌコピアのキャン。
筒型のカップを最初に発表したのは天下のセーブルと言われています。
リトロンというシェイプ。
キャンもなんのことはない筒型ですがフラット気味なソーサーとなんといってもハンドルの
バランスが絶妙だと思います。
実用的なウェッジウッドらしい形。
デミタスほど小さくなくて
冷めないうちに美味しくいただける容量と形。
ちょっと見直してみてはいかがでしょう?
ルクルーゼ
LE CREUSET
先日の休日の裏管理人家。
今シーズン初鍋。「きりたんぽ鍋」でした。
6月の焦熱地獄の日に庭の梅の木からしこたま収穫した梅の実で作った梅酒がそろそろ
いい塩梅でしたから炭酸とわざわざロックアイス買ってきて(同居人あきれ顔)・・・。
「あったかい鍋には冷たいサワー」とか言って全員に飲ませてごまかしました。
梅酒、ほどほどにしないとけっこうきます。
で。仕事仕事。
鍋といえばルクルーゼ。
創業期にはまさかmade in FRANCEの鍋を売るとは
思ってませんでした。
鋳物ホーロー製。
重いです。
弱火で調理します。おしゃれです。
実用優先が強みの1925年創業。
鍋敷きにしているのは英国発ジョセフジョセフ。
耐熱強化ガラス製のカッティングボードです。
これも洋食器の創美ではけっこう人気です。
こうしてみると「鍋」のイメージ変わりますね。
このままサービスしたくなります。
だいたい鍋は台所の下の暗~い戸棚の中でじっと出番を待ってるのがふつうです。
が。
この方々はもうリビングキッチンの見えるとこに置いてくれ~ってたいへんです。
お鍋も魅せる時代です。
りんごやトマトが出てきた日にゃあもう裏管理人はひっくり返るしかありません。
これでぐりぐりかきまぜるんですね。
同居人なら溶かしちゃうの確実。保証します。
なんでもだいたい焦げてるか溶けてますから。
スパチュラ。
この製造中止のマルミットならすきやきピッタリ。
あったか~いシチューをルクルーゼごと食卓へ。
そこにはベッキオホワイトのスープ24cmが待ってます。
やっぱりいい感じです。
裏管理人家DONABEコレクション。
奥のは直径40cm近い逸品。食べざかり子供三人仕様。
やっぱりこれもいい感じです。
同居人:「鍋撮ってどうすんの?」
バカラ ミズーリ
Baccarat missouri / masutard jar
バカラのミズーリというシリーズにマスタードポットがあります。
ほんとにおしゃれ。
絶妙のファセットカットがバカラクリスタルの輝きを最大限に引き出します。
高さ11.5cmの小ぶり具合もなかなか(マスタード入れですからあたりまえですが)。
レードルもバカラクリスタル製。
もう一回り大きいジャムポットもありますがマスタードほうがしゃれてます。
こういうヨーロッパ食卓文化らしい贅沢なアイテムが好きです。
これをこういうふうに使う提案のできる洋食器の創美が好きです。
マスタードポットにスウィーツ。
おすすめです。
合わせ技!
ひさびさにベッキオホワイト登場。
形だけでなくブランドも超えてコーディネイトすると幅が広がっておしゃれ。
テーブルコーディネイトの先生のお客様に教わりました。
主役はリチャードジノリのベッキオホワイト。
マイセンのブルーオーキッドにシェルディッシュ(S)。
箸置きもブルーオーキッド。人気アイテムです。
お箸も洋食器の創美の定番人気品クリストフルのアリアゴールドリング。
独仏伊三国同盟。お刺身なので日独仏伊。
涼しげな演出ならバカラのお力を借りましょう。
独軍撤退、仏軍増強。
アラベスクの援護射撃。
日仏伊三国同盟。
新鋭ミルニュイもいいですがアラベスクの繊細なカットがマッチします。
発砲スチロールに収まったスーパーの切り身でも一気にこんな感じです。
「使わないから。」でなくてチャレンジして「楽しみましょう」。
ナイフレスト 改め 箸置き
ナイフレスト。
正式には使わないそうです。
「正式には」の「正式」が悲しいかな裏管理人はあやふやです。
箸置き!!
わかりやすい!
一緒に外食していて箸袋で箸置き作ったりする人いますが、どうもね。
箸置きさえあれば解決。
その前に箸置きがついてるようなところに食事に行けばいいんですが。
chopstick rest(stand)とかいいます。ブルーオニオンにもあります。
マイセンの仕様書にはKnife-restって書いてあります。
ブルーオーキッドは花びらのよう。
ウェッジウッドにも一時ラインアップされていました。
インディアと懐かしのカーゾン。
こちらはチョップスティックスタンドというアイテム名でした。日本代理店様様体制。
ブルーパルメッテはスプーンとお箸まとめておまかせ。
リンドナーに勝てる箸置きはまずないでしょう。だってヒラヒラ飛びます。
食卓にあったら楽しい。
実際に使うとこんな感じです。 強引な感じがまたすてき。
はじめての洋食器
ティーカップにコーヒーカップ。
といえばどちらのお宅にも必ず何客かはありますね。
人それぞれだと思いますが「揃える」っていう感覚ありますでしょうか?
「お嫁入り道具」としてお支度?するお客様もいらっしゃいます。
個人で楽しんでその楽しみを分かち合うのがトレンドです。ってなんどもご案内していますが、
「ご来客へのおもてなし用」としての初めての洋食器ってどうでしょう?
それはそれでけっこうワクワクします。
もともとそういうサービスのために250年以上かけて考案されているわけですから。
サービスする喜び。楽しい時間。
6人分の必要はありませんが1セットはそろえておきたいですね。
カップ&ソーサーとケーキ皿を人数分とBBプレートのような盛り皿1枚くらいから。
ちょっとグレードの高いシリーズで頑張るほうがかえってお使いになる機会が増えます。
永く愛用できます。その意味合いは。
「勝負食器」。
四角いお皿
スクエアプレート。
ここでご紹介するのは深くないフラットな正方形のお皿です。
洋食器にはもともとはないアイテムだと思います。
「丸」だったら切り分ける前のケーキをサービスするためのプレートになります。
これはこれで和食にバッチリ。お寿司、お寿司。
脚付きケーキプラターはちょっと使いにくいですか。
センターピースの台に。
クリスタルボールにフルーツを盛って上にのせたらステキかも。
で。トレンドのスクエア。
「KPMベルリンのドイツのショップで四角いプレートに和食のセッティングがディスプレイされていた」というヨーロッパ研修メンバーの目撃情報があったくらいです。
ほんとでした。この商品だったんです。
KPMベルリンのZEN。「膳」、「禅」からの命名でしょうね。「まさしく!」って感じです。
天下のKPMの手描きがはいるとさらにグレードアップ。
居ながらにして高級料亭。
イメージを崩さない上品なパターンと色彩が秀逸です。
天下のベッキオホワイトも黙ってはいません。さすが。
ヨーロッパ陶磁器デザインの趨勢はクラシックモダン。それに不思議とマッチする日本文化。
生活に溶け込む時代です。楽しみましょうね。
ボール
「ボール」というとサラダボールが思い浮かびますか?
サービス用(複数人数分盛れるサイズ)のイメージ。
「コンポート」っていうと足付き。これもサービス用と個人用があります。
今日は個人用のボールについて。
日本語でいう「深鉢」、「お碗」みたいなアイテムはすごく使い勝手がいいですね。
サラダソーサーとかオートミールとかいう呼び方もします。
ウェッジウッドのコロシアム。カップの向こうにみえるのはサラダソーサー。
白磁なら天下無敵最強の
ベッキオホワイトはフルーツソーサー。
手描きで勝負。ロイヤルコペンハーゲンの
ハーフレースはボール16cm(574)。
みんなアイテムの呼び名が違って面白いです。用途は同じです。使えます。
カップ&ソーサーのソーサーが単独で使えるマイセンは何度かご紹介済みですね。
「青い花」は初登場です。相棒のコーヒーカップは右の方で花活けとして活躍。
サラダでもフルーツでもヨーグルトでもなんでもいいんです。
お酒を嗜みながらっていうときなんかいいですねぇ。酔えませんか。
コロシアムのようにそのままでもOKですが他の3例のようにケーキ皿やデザート皿を
敷くとよりいっそう優雅な気分を楽しめます。
いずれクリスタル系のボールもご紹介しますね。
スープカップ&ソーサー
創業期ほどスープ皿を見かけなくなったと以前お話しました。
スープカップ&ソーサーも同様?
スーププレートはリムのある深皿ですね。ポタージュスープのイメージ。
シチューもカレーもなんでも使えて重宝します。
スープカップ&ソーサーはコンソメのイメージ。
本来はどちらも位置皿の上に重ねてサービスしますがそんなのはご家庭では無視しましょう。どうしても勝負したい?ときは別ですが。
スープカップ&ソーサーは創業期もそんなに需要はありませんでした。というかこちらがあまりご提案していなかったです。
かえって今のほうが使う用途が広くてお問合せも多いようです。
ウェッジウッドにもスープカップ&ソーサーありました。復活してほしいですね。
フッチェンロイターのエステール
ロイヤルコペンハーゲンはふた付きの本格派です。330cc
最近はスープカップというとハンドルのないソバチョコみたいなアイテムが出ています。
こちらはベッキオホワイトのスープマグ。
ここでご紹介したいのは両手ハンドルのスープカップ&ソーサーです。おしゃれに使えるアイテムとして。
もちろん実用本位ですがこういうアイテムが絶滅種になるのはさびしいです。
デザートでもサラダでも。
今の食生活に合っていると思います。なかにはこういう贅沢なアイテムもあっていいでしょう?
リチャードジノリのイタリアンフルーツ。25cmプレートにセッティング。
現役バリバリ。泣く子も黙るベッキオホワイト。ちょっと気合の入った一品はこれでサービスしましょう。
確実に美味しさ倍増します。
スープ皿
スーププレート
ここ10年くらいで一番売れなくなったアイテムってスーププレートではないでしょうか。
以前ご紹介しましたように創業20年前から数年はディナー皿・スープ皿もご一緒にってふつうでした。
ですからどのメーカーのどのシリーズもだいたい在庫がありました。
まさに正しくヨーロッパ文化をお伝えしていたわけです。
「洋食器は重ねて使うのが基本ですので…。」
こんなふうに。
あの頃のウェッジウッドはランチョン皿といって23cmプレートもきっちりラインアップされていて3枚重ね!!を嬉々としてご提案したりしました。
このインディアの写真でいうとスープとディナーの間にもう1枚。
27cmをミート皿、23cmをフィッシュ皿とか言ったりしてました。
ロイヤルコペンハーゲンのスープ皿なんかはもう右から左って感じ。
コペンさんのは深くてしっかりしていて深皿っていうイメージ。
今よりもっと高かったです。
「和洋中使えます。」肉じゃがOK。
このへんのトークは裏管理人進歩していません(汗)。
まあ確かに。
ふだんのご自宅でまずスープが出てって、ふつうないです。
ファミレスでもスープ付きメニュー減りました(例えが極端すぎ)。
正直に自白すると「平ったいお皿ばっかりじゃ不便ですよ」でした。
感覚で。
でも「使う」って考えたらほんとそうでしょう?
命名でだまされちゃうんですよね。「スープ皿」。
ですから逆に。
「オートミール」「シリアルボール」「サラダソーサー」ってのでスープ飲んだっていいわけです。
涼しげなフッチェンロイターのエステール。これはちょっとスープ厳しい。
ロイヤルコペンハーゲンのボール574。コンソメとか冷製スープOK。朝ヨーグルト。
食生活も「パスタ」系(だいたい創業期にパスタってあんまり言ってなかったと思います)が増えてリムのないパスタボールとかのほうが人気です。
ミントンのハドンホールセレブレーションのパスタボール。
そんななかで爆発的に売れているスープ皿があります。
ベッキオホワイトの23cmスープ皿。浅めです。使えます。次の20cmより圧倒的人気です。パスタ・煮物OK。
20cmは深め。同僚に押され気味。
「深皿」っていうふうに考えてみましょうね。