ROYAL COPENHAGEN White Palmette
待望のロイヤルコペンハーゲンのホワイトパルメッテがついに入荷します!
いつだかブログにお問い合わせいただきましたegi2様。
お待たせいたしました。
「ブルーパルメッテとホワイトパルメッテをコーディネイトして使う」アイデア、
販売パターンの一つに頂戴いたします(笑)。
コンセプトはブルーパルメッテと同じです。和・中に照準ピタリ。
「白」なので網目模様が引き立ちます。
ご説明不要の和洋中三連作をどうぞ。
出た!日本酒バージョン。「あいつ」の仕業です。
リムのないクープ皿は自然に気軽に使えます。
茶碗蒸しもいいかもしれません。
ブルーパルメッテとの合わせ技、ほんとに楽しそうですね。
もうすぐネットショップでもアップします。
年末年始もばっちり!
お楽しみに!!
そっくりさん
ロイヤルコペンハーゲンのヘンリエッテとフィステンベルグのグレッグ
瓜二つの製品てけっこうあります。
ヨーロッパの磁器製品も例外ではありません。
マイセンの麦わら菊とロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドや50の窯が作っているといわれるマイセンオリジナルのブルーオニオンのこともご紹介済みです。
「小花散らし」でもありましたね。
今日の一例は。
ロイヤルコペンハーゲンの名品ヘンリエッテのそっくりさん。
こちらがロイヤルコペンハーゲンのヘンリエッテ。
製造中止です。
この写真はアンティーク。
カップが12面取りになったアンギュラというシェイプ(以前ブルーフラワープレインも作られていました)を活かしきったデザインです。
このシェイプを完成させたのもアーノルド・クロウ。
もちろん金彩も含めてすべて手描きです。
フローラダニカで手一杯になってしまったのか10年以上前に廃番となりました。
で。こちらはドイツのフィステンベルグのグレッグ。
現役です。
花模様のパターンが異なりますが形までそっくりでしょう。手描きではありません。
どういういきさつかは不明です。
いずれにしても「偽者」というのは間違い。意匠登録して云々の時代ではありませんでした。
いかな名窯でも経営が苦しいときは必ずあります。
パターンを譲ることもあったでしょう。
それにしても本家(のはず)が製造中止になって分家(のはず)が生き残っている点がなんとも皮肉な関係だと思いませんか。
ロイヤルコペンハーゲンのフルーテッド (その1)
ROYAL COPENHAGEN
Fluted
ブルーフルーテッドのプレイン、ハーフレース、フルレース。
ブルーフルーテッドのメガ。
プリンセスブルー。
ホワイトのプレイン、ハーフレース、フルレース。
みんなフルーテッドの仲間です。以前は色違いの友達もいました。
フルーテッド(縦溝)地模様の共通性ででまとめました。
ホワイトハーフレースとかじゃなくてホワイトフルーテッドハーフレースと呼べばわかりやすいです。言いにくいですが。
ブルーフルーテッドプレインが最初です。1775年。
先輩プレインに遅れること113年、1888年にハーフレースとフルレース登場。
マイセンから譲り受けたパターンがまさしくブルーフルーテッドプレインです。
そこからアーノルドクロウがバリエーションを開発してフルレースやハーフレースが生まれたわけです。
洋食器の創美の創業期はフルレースが一番人気でした。
マイセン(ブルーオニオン)よりステータスが高い女性憧れの的。
当時フルレースのティーカップ&ソーサーが33,000円!
がんばってお安くしていましたがとにかく主力品でした。
ブルーフルーテッドプレイン派はレース文様がダメですっきりがお好き。
ブルーフルーテッドフルレース派はもうこの繊細さにメロメロ。
ブルーフルーテッドハーフレース派はいいとこ取りの堅実タイプ。
そんな感じです。
おすすめサイトのmarokaさんのブログにちょうどいい記事があります。
お伝えしたいことがたくさんあるシリーズですので続編がんばります。
つづく。。。
ロイヤルコペンハーゲンの値上げと工場
9月1日に値上げの件をご案内しましたね。
「ブルーパルメッテは上がらないんですか?」って先日ご質問がありましたので、
ロイヤルコペンハーゲンの日本上代値上げについてもう一度。
みなさんご承知の通りロイヤルコペンハーゲンはデンマークです。
製品自体はあちこちの国の工場で作られています。
人件費対策です。企業としての正しい努力。
デンマーク、タイ、日本、フランス、スリランカ。
日本代理店さんのカタログにもDとかTの頭文字で明記されています。
移行中もあるでしょうがシリーズで決まっています。
フローラダニカはデンマークにしか描けるペインターいません。
ブルーフルーテッドフルレース、ハーフレース、プレイン。ブルーフラワーカーブ、プレイン。
このあたりのシリーズはデンマーク製です。
それが値上がりしたんですね。
北欧は超福祉国家です。横領するような情けないどこかの国とは違います。
人件費高いです。
なので裏管理人は今回の値上げアイテムのなかでも
ロイヤルコペンハーゲンで「いずれは」って検討中のものがあれば「チャンスです!」とさかんに騒いでいるわけです。
19日まで「据置価格特集」継続です。
「創美さんはタイ製のロイヤルコペンハーゲンだから安いの?」っていう疑問も解決していただけました?
シルバーウェアのトップブランドのクリストフルだってポットなどはブラジルの工場で作っています。
品質の差ではなくてそのシリーズの製品の手間の差でどこの工場で作るかっていうことです。
製品の良し悪しの差ではありません。
ロイヤルコペンハーゲン様がお決めになっていることなのです。
ちなみに。
ブルーパルメッテやプリンセスブルー、ブルーフルーテッドメガはタイのロイヤルコペンハーゲン合弁工場製です。
ブルーパルメッテの人気
ロイヤルコペンハーゲンのブルーパルメッテが売れるわけ
2005年デビューのニューフェイス。
手頃な価格で大ヒット中です。
TGT(ターゲット)はぴたり日本。
日本の生活様式に照準が合わされているのがラインアップから分かります。
ティーカップありません。シュガー・クリーマーもありません。フルーツソーサーありません。
でも。
小さなカップあります。レンゲあります。ドンブリあります。小皿から大皿までサイズ豊富です。
電子レンジOKの手描きです。
さらに。
安い。
使えるアイテムでロイヤルコペンハーゲンで安い。売れるわけです。
みなさん、ご自身のアイデアでどんどんお使いになっています。朝昼晩ぜんぶ使えるくらいです。
リムのないクープ状のプレートはほんとにマルチに使えます。
これはプレート12cm。小皿です。
こうなったらもう洋食器ではありません。
ボール22cmとプレート26cmにプレート10cmとスプーンで本格ラーメンセット。
26cmの上にボール。スプーンはレンゲ、10cmはレンゲ置きまたは香の物。完成です。
実はこれ津田沼店のお得意様考案の組み合わせ。以後成功例多数。
もちろん、ブルーフルーテッドと一緒に”洋”で使ってもすてきです。
肩肘はらずにふつうの食卓でロイヤルコペンハーゲン。
おすすめです。