夏の終わり、実りの秋

皆様こんにちは。
9月1日からスタートした
創美合羽橋店の「名陶名品展」も
あっという間に終了。
ご来店・お買上のお客さま方
本当にありがとうございました。
もう9月上旬なわけですが
今日はお日様ぎらぎらでしたね。
合羽橋店のある西浅草は蝉がやかましく
鳴いていました。
秋と言えば実りの秋なのでありまして
たわわに実った果実を収穫するのでありますが…
こんなのは如何でしょう?
RW ペインテッドフルーツ①創美ネットショップ
ロイヤルウースター ペインテッド・フルーツ  ポプリポット18.5cm
英国陶磁器業界がほこる名品中の名品のひとつであります。
RW ペインテッドフルーツ②創美ネットショップ
裏側までグルリと一周深みのある絵付けで覆われています。
絵付けと焼成を6度以上繰り返すことで生まれる絵の深みには
誰もが圧倒されます。
RW ペインテッドフルーツ④創美ネットショップ
作品には必ず絵師の署名が入ります。
RW ペインテッドフルーツ③創美ネットショップ
ポプリポットなので蓋は透かしの細工が施されています。
22カラットゴールドの金彩も凄味がありますね。
絵師の仕事も素晴らしいですが、金彩を研磨する職人さんも
熟練の技術があるのでしょうね。
大変にステキなのでございます。
でもこんなにステキなのに、現在は日本での輸入代理店が
無いために有名高級百貨店では購入できません。!!
でも大丈夫(笑)
洋食器の創美なら1点のご注文から手配が可能です。
ご興味があるお客様はお近くの創美まで
お気軽にお問合せ下さいね。
ワタクシごとですが…
この度人事異動にて合羽橋店を離れることになりました
この1年間つたなく独りよがりな(笑)ブログを読んでいただき
有難うございました。
ブログ担当者はバトンタッチしますが
ネットショップ/合羽橋店ブログはまだまだ続きます。
今後とも宜しくお願い致します。 

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ウィリアム・モリスのいちご泥棒

 ってご存知ですか?
 ググッてみてください。
 19世紀の英国を代表する多彩なデザイナーです。
 Sohbi本社のある府中市美術館で彼の展覧会が催されています。
 12月1日までですから、以降リンク切れになるかと思いますが、
 こちらです。
 彼のもっとも有名な作品「いちご泥棒」がロイヤルウースターのマグになっています。
 ロイヤルウースター いちご泥棒 ウィリアム・モリス  Sohbi
 いい~~~ねっ!!
 気の毒に半額です(笑)。

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イブシャムゴールド

 ロイヤルウースターはペインテッドフルーツしかご紹介していませんでした。
 名品中の名品です。
 もっと気軽な名品もあります。
 Evesham Gold
 ロイヤルウースター イブシャムゴールド  Sohbi
 みずみずしいフルーツがモチーフになったイブシャムゴールド。
 
 そういえば、一時期イブシャムゴールドのフランディッシュを引出物アイテムとして扱って
 いました。
 今回初入荷アイテム多数!
 大人っぽくていいです。
 >こちらです

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ペインテッドフルーツのデミタスカップ

ROYAL WORCESTERの
ペインテッドフルーツは最近ご紹介したばかりです
先日の
「横浜モアーズ店閉店今までありがとうございますヨーロッパ名陶名品展」で
初めて出会ったペインテッドフルーツのアイテムがありました。
これです。
ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ デミ_2  洋食器の創美
 例のケータイ画像ですからわかりにくいですが
 中金といってカップの内側が金で覆われている
 のがペインテッドフルーツの特徴の一つ。
 でもこの小さなデミタスはカップの外側がぜんぶ
 金加工されています。
 あたりまえですが中が全面フルーツの手描き。
ただでさえ困難を極める至高のハンドペイントの技が小さなデミタスカップの内側
に駆使された逸品です。
    ちょっと角度を変えて。 ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ デミ_1  洋食器の創美
もっと高くてもいいと思える価格でした。
ペインターにとってのたいへんさはティーカップと変わらないと考えられるからです。
ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ デミ_3  洋食器の創美
 
 ここに飾られていましたが予想通り速攻
 貰われていきました。

ロイヤルウースター

ROYAL WORCESTER since1751
英国の窯ではもっとも歴史のあるロイヤルウースター。
面白いとういか興味深いことはたいへん手間がかかる芸術的部門のシリーズが
現在もっとも有名ということです。
19世紀から20世紀前半にひじょうに凝った作品を制作していたことはあっても、
現状の商業ベースで採算が取れなかったり、職人がいなかったりで今はポピュ
ラー作品を中心に商品展開しているのがほとんどの窯の実情です。
特に英国窯はその傾向が強いです。
 ところが。
 ロイヤルウースターといえば?
ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ_02  洋食器の創美
 思い浮かぶのはこちらのペインテッド
 フルーツではないでしょうか?
 芸術的なまでに昇華されたこのハンド
 ペイントとふんだんに使われた22金。
 カップの内側は全面に金加工が施さ
 れています。
これだけの金装飾を使いながらも誰もが目を惹きつけられるのは金ではなく、
みずみずしい手描きのフルーツです。
絵画的なバックも含め代々受け継がれたその絵付け技術は現在わずか3名の
マイスターによってのみ実践されています。
全アイテムにペインターのサインが記されます。
熟練ペインターの精緻な絵付け、金彩は7回塗り、磨き作業に半日。
ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ_01  洋食器の創美  ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ_03  洋食器の創美
数々の技術革新を率先してきたロイヤルウースターが約240年前に発表した逸品を
制作し続けていることはすばらしい偉業ではないでしょうか。
好き嫌いすら超越しています。