イエスの癒し

このケータイ画像。
いったい何でできているかお分かりになるかたいらっしゃいます?
イエスの癒し
なにでできているかおわかりになりますか?
カリクリスタルブロックへのエングレーブ。
絶句。

モーゼル 150周年スペシャル続編

Moser GALA
超絶宝物展アマフォーラはいかがでしたか。
今日はこれまたすごいのを登場させましょう。
モーゼルの現役マイスターエングレイバーによる技のみ掛け値なしの作品が
こちらです。
モーゼル ガーラ  洋食器の創美 花瓶 ガーラ
 GALA 
 
 
 品番GAL-3098
 世界限定10点
 内色被せ
 高さ28cm
 
サルバドール・ダリ40歳のときの作品、
「目覚めの直前、柘榴のまわりを一匹の蜜蜂が飛んで生じた夢」を忠実に
エングレーブで再現した見事な作品です。
手前の彫刻と向こう側の彫刻の裏表の見え方を計算して原画の遠近のイ
メージも表現しきっています。
なにも申し上げることはございません。
お約束のお値段ですか?
LEXUSででも車選べます。

モーゼル150周年記念 復刻品

Moser AMPHORA
昨年のモーゼル創業150周年で数々の限定品が発表されました。
なかでもひじょうにゴージャスなフラワーベースがこちら。
amphora_1 花瓶「AMPHORA」 REP-3073
 世界限定数50点
 1882年にデザインされた作品の復刻です。
 高さ25.5cm。琥珀色のモーゼルガラスに多色
 エナメル彩と金彩。
 なんともいいがたい豪華な花瓶です。
 モーゼルといえば繊細なエングレーブが特徴で
 すがこちらは困難なガラスへのエナメル彩と金彩
 とガラスの装飾技術が駆使された逸品です。
amphora_2
復刻するにあたってその製造方法を理解することに5年近い年月が必要だったとの事です。
同じモーゼルなのになにゆえ?とお思いでしょ。
仕様はわかっても製造レシピは残っていないそうなんです。
技術の流出を防ぐためにもあくまでも口伝と身体で覚えるのが基本なんですね。
文書にはしないマイスターの世界。
こちらはそんな希少な限定復刻品の最後の一点です。
「名品展」というより「宝物展」という感じです。

府中名品展(3/12~3/16)予告編その3

第三弾はMoserからの出展です。
昨年150周年を迎えたチェコのガラス工房モーゼルのことは何度かご紹介済みです
2008年新年早々の研修旅行での工房見学の様子もチラッと。
実は150周年記念企画としてモーゼル社に制作してもらった洋食器の創美の
特別オーダー作品があります。
10点限定ですが
シリアルNoを入れないことと(限定)証明書を発行しないことが条件でした。
並行輸入業者のつらいところですがその関係は深く強く美しい。
そういう受注こそ伝統的職人気質のモーゼル工房の本来の姿なのかもしれません。
昔ながらのじっくり制作で少しづつ入荷しています。
moser ROHTRAUT 花器  洋食器の創美 Moser Vase-beaker
 Form and decoration:designed by
 G.Gollwitzer,1942,prod.no.647,
 ordered by Sohbi,2007,150th
 anniversary,limited edt.10,H15cm
 
 ’ordered by’以降は今つけました(笑)。
 最高にすてきでしょう?
 スペックにあるように1942年にデザイ
 ンされた逸品の10点限定復刻です。
ドイツ人デザイナーのゲルハルト・ゴルヴィッツァーによるモーゼルにしてはめずらしい
繊細でエレガントなフォルム。
エングレーブ(彫刻)パターンはドイツの詩人E.メーリケによる「美しきロートラウト」から
着想された狩猟の場面。
スイスの作曲家O.シェックによるメーリケ独語歌曲集にも採り上げられているその詩
を読めば恋心が伝わってきます。けっして血なまぐさい狩猟画ではないのです。
メルヘンの世界を想わせるパターンとそれにマッチしたフォルム。絶妙。
詩で繰り返される「黙ってろって、この心!」のフレーズは抑えきれない喜びの表現と
解釈されているそうです。
府中店名品展でご覧いただければ「黙ってろってこの心!」です。

ヨーロッパ研修 モーゼル編

ずいぶん前に
奮戦ネットショップのエースのパグが洋食器の創美恒例年に二回のご褒美
ヨーロッパ研修に参加したときのお話は四回にわたってマイセン工場見学中
心にご紹介しました

先月1月にはチェコ研修旅行があってそのときの写真が入手できましたので
プロローグを。
メインイベントは昨年150周年を迎えたモーゼル(Moser)の工房見学。
と飲めや歌えの東欧三昧。
研修モーゼル_03 研修モーゼル_04
14世紀からの歴史ある温泉保養地カルロヴィ・ヴァリ。
1900年代初めまでは世界中のリッチ層が集まる一大リゾートでした。
箱根にそっくりでしょ。テプラー川沿いに建ち並ぶホテルや保養施設。
温泉街って世界中共通の雰囲気なんでしょうか。
ここは「飲む」温泉ですが。
今回はVIP待遇で工房見学の際にモーゼル伝統の「笛吹き」作業の体験まで
させていただいたそうです。
研修モーゼル_05
麗しのなんば店女性スタッフもチャレンジ!!
製品化は難しそうです(笑)。
工房の雰囲気などまたいずれご紹介いたしますね。
■そういえばモーゼルも3月1日に値上がりするとのことです。

モーゼルでクリスマス

モーゼルのすばらしさはご紹介済みです。
そういえば年末が近づくとワイングラスやシャンパンフルートなどがすごいことになります。
クリスマスやパーティーなどで楽しむ機会がふえるからですね。
マイセンクリスタルもロブマイヤーもGood! もちろんバカラもGood!
ですがここでこだわりの大人の選択肢としてモーゼルはいかがでしょう?
モーゼル モーツァルト  洋食器の創美
 モーツァルト。
 
 カリクリスタルの軽さと硬さあってこその名品。
 手に取ったときの軽さには誰もが驚きます。
 飲み物だけの重みを感じていただくといっても
 おおげさではありません。
モーゼル ディプロマット  洋食器の創美
 ディプロマット。
 1940年に外交官用にデザインされたそうです。
 この磨きこまれた職人技の曲面がモーゼルの
 天然水晶に限りなく近い自然な透明度を強調
 します。
      モーゼルならではの貴石カラーを楽しむならこちらです。
      モーゼル マハラニ デザイートグラス各色  洋食器の創美 モーゼル パウラ ワイングラスS各色  洋食器の創美
      左マハラニのデザートグラス。右パウラのワインS。
モーゼルが1920年に成功させた独自の天然貴石カラーは静謐な発色が特徴です。
光線の角度はガラスの厚みにより微妙に変化する上品な色合いを楽しめます。
鉛が一切使われていないモーゼルならではのもうひとつの魅力です。
江戸切子のように濃色を被せてカットした部分がクリアになるものとはまったく異なるわけ
で、裏管理人も初めてみたときは感動しました。
さらにすばらしいのは飲み物の色は忠実にでる点。実験しました(笑)。
実はボール部はクリアで反射で発色しているようです。
スコッチや焼酎党ならこちら。
モーゼル バーコレクション  洋食器の創美
 シンプルですがファセットカットが手に
 なじむバーコレクション。
 
 モーゼルの口当たりの良さの秘密は
 飲み口がすべて三面カットされている
 ことによります。
 富士山の山頂状になっています。
ワインもタンブラーもオールドファッションも口当たりの良さはほんとに病みつきになります。
お酒がすすみます。
ちょっと非日常のクリスマスにモーゼル

モーゼル(Moser) その2

Moser -Czech- since1857
チェコのモーゼル続編です。
さてさて「カリクリスタル」の特徴をご説明しなければなりません。
軽い・硬い
これに尽きます。
薬品への耐性が強力なことも特徴のひとつで腐食させるエッチング技法などは通用しません。
この真反対の特徴をもつのがバカラなどの「レッド(鉛)クリスタル」。
ローハンやパルメは薬品による腐食を利用したエッチング技法になります。
モーゼルはカリクリスタルですから
硬いので加工がたいへんです。
そのかわりマイスターによるエングレイブ(彫刻)の繊細さは他の追随を許しません。
モーゼル マハラニ ワイングラス_01  洋食器の創美 マハラニのワイングラス。
髪の毛より細い超絶エングレーブ!!
硬いからこそ精緻な加工が可能なのです。
フラワーベースなど大物も手作業。モーゼル ベース_01  洋食器の創美
面取りはファセットカットで仕上げます。
丸テーブルのような大きな回転盤にたくましい腕の職人が押し当てて削ります。
まずまずとにかくすべてにおいて手作りです。
吹きガラス、木型での成形、面取りのファセットカット、深~いエングレーブ、細か~いエングレーブ、金彩、金磨き・・・。
モーゼル ベース_02  洋食器の創美 ファセットカットと深~いエングレーブのアールヌーボーの花器。
  1936年デザインのモーツァルト。モーゼル モーツァルト  洋食器の創美
手にとるとその軽さに誰もが驚きの声を上げます。飲み物の重さだけを実感していただくのです。
軽さと硬さ。
モーゼルは加工が困難なカリガラスの道を選んだことでより技術を進歩させたわけです。
少量生産ですがそこがまた魅力。
世界中のほんとのセレブ御用達工房なのです。
その独自のカラーにつてはまた次回。

モーゼル(Moser) その1

Moser since1857 Czech
今年で150周年。
全国で記念イベントが催されています。
モーゼル パンジー/コンスタンス  洋食器の創美 150周年限定復刻品(左:Pansy1906年・右:Constance1903年)。
酸化鉛を24%以上含むガラスを「クリスタル」と呼びます。もともとは「水晶」のようなガラスという意味だったはずですが今はそういう区別になっています。
みなさんよくご存知の「バカラ」はクリスタルを代表する工房です。
モーゼルはカリガラス。
鉛を入れて透明度と屈折率を上げることよりもブナの木の灰を入れて高品質なガラスを作ることにこだわったわけです。
その透明度は限りなく天然水晶に近く、「カリクリスタル」ともいわれます。
モーゼル ディプロマット  洋食器の創美 自然の素材のエコロジー。時代の先端をいってます(笑)。
でも真剣に考えると製品にはまったく問題ありませんが「鉛」を使うって・・・。
どうしても工場から漏れたりとか。
金属酸化物の磁器用絵の具も環境問題で使えなくなった色があるように。
大丈夫なんでしょうか。バカラさんは。
また脱線して前置きダラダラ申し訳ありません。
ですので以前に「モーゼル」語ると長くなると申し上げました(開き直り)。
その2へ続く。。
たぶんその3.とか4.も。。。