磁器人形はマイセンにもヘレンドにもヘキストにもだいたいラインアップされています。
マイセンなどはひじょうに高価ですが、別部門で開窯当初からの型をしっかりと受け
継ぎながら、意欲的な新作も次々にリリースしています。
リヤドロも磁器人形専門ブランドとして世界中に認知されていますね。
何度かご紹介したジッツェンドルファも1850年の開窯以来、ほぼ装飾磁器専門で
ハンドメイドのすばらしい作品を制作し続けています。
↑ 開窯150周年の限定作品。
ジッツェンドルファといえばこの繊細な磁器レース人形。
大好きなアイテムです。
受注発注可能です。
ご興味がおありでしたらSohbi各店にお問合せ下さい。
ジッツェンドルファの馬車
ネットショップ名陶名品展第三弾!!
1850年開窯以来、手作り装飾磁器に専念しその特異性で知られるジッツェンドルファ。
世界で初めて磁器レース人形の焼成に成功した名窯です。
オススメはこちら。
Sitzendorfer Ausfahrt der Prinzessin:39487-10R
ロココの極致!
威風堂々! 幅74cm/高さ33cm/奥行26cm
人物4体、馬頭に華麗な馬車!
立派な作品でしょう?
アンティークではないところがまたすばらしい。
このようなアイテムを今でも制作しているジッツェンドルファの信念と企業努力に感服です。
横に長く安定感のあるフィギアですから、お玄関にもリビングにも。
出窓にもサイドボードにも。
代々、飾ってお楽しみいただけます。
15年位前。当時の広小路通沿いの千種店での実話。
通りがかりのベンツを横付けして勢い良く入店されてきた奥様一名。
「あのウィンドウの置物ちょうだい!」
「はい? あちらの馬車ですか?」
「そうそう。急いどるからはよ包んで。」
「!!!」
大至急グルグル巻きにして後部座席に鎮座させたことがありました。
よき時代です。
半額でアップしました。
こちらです。
Merry Christmas!!
磁器装飾時計
マイセンなどドイツの磁器製作窯には豪華な装飾を施した時計が数多く
存在します。
Sitzendorfer
2130/0/10(本体)と16143/10(台座)
立派な時計でしょう? 高さ50cm以上。
インテリアとしても秀逸です。
マイセンのアンティークで鳥花の装飾が
ついたこのクラスだととんでもない値で
取引されます。
昔ながらのゼンマイ式と電池式にわかれ
ますがマイセンは今でもゼンマイ式にこ
だわっています。
マイセンは1710年開窯。
時計ってどうなんだろう?とふと思い調べてみたら1300年代にはもう
機械式時計が存在していたそうです。
1510年にドイツの錠前職人がゼンマイ発明。
1583年に振り子式時計を考案したのはかのガリレオ・ガリレイだった
とは思いもよりませんでした。
ま、当時から分秒刻みのスケジュールの王侯貴族がどれくらいいたか
定かではありませんし、おおらかな指針だったのではないでしょうか。
アンティークの磁器装飾時計を見るなり「これちゃんと時計動くの?」とか
お尋ねがありますが、
「そうね、だいた~いね~♪」 とお答えするしかありません。
1960年前後生まれの方々の青春とともに「お疲れ様!SAS!!」
ジッツェンドルファ その4.(号外)
Sitzendorfer since1850 急遽その4.
ほんの一部でしたがレース人形の制作工程はいかがでしたか?
もう一回ジッツェンドルファにお付き合いください。
こんなのオーダーしました。
サンプルからブラッシュアップ数回。
ちょっと早いですが。
こちらです。
磁器レースのクリスマスツリー!!
色合いがたいへんでしたがいい感じでしょう。本邦初公開です。
2サイズできました。これは小さいタイプで高さ19.5cm直径16.5cmくらいです。
すてきな演出をしてみました。
ロイヤルコペンハーゲンのかわいいフィギリンのニッセシリーズと。
そういえばお手入れはほこり飛ばしのエアスプレーがおすすめです。
シャワーで水洗いももちろんOK!!
もうすぐネットショップでもアップしますからお楽しみに。
ジッツェンドルファ その2.
ジッツェンドルファ
Sitzendorfer since1850 その1.
ジッツェンドルファはドイツのチューリンゲンにある装飾磁器工房です。
燭台、ランプ、フィギュア、時計、鏡・・・。そしてレース人形。
手間(=コスト)のかかる装飾磁器はいまやどこの工房もあまり手出ししませんが
ジッツェンドルファはその専門工房として稀有な存在です。
150年以上のクラフトマンの技術開発と継承による伝統的技法のなせる技ですね。
幅80cm。
ちゃんとカタログ掲載された現役アイテムです。四頭だての馬車には二人の貴婦人が。
このクラスの馬車系だけでも5アイテムあります。どれも発注可能。
高さ60cm近い装飾時計。
置時計も20種類以上がスタンバイしています。
アンティークではありませんから時計が機能するところも大事なポイント(電池です)。
高さ1m!のベースもなんどか入荷しました。作っていることがすごいです。
「いつでも受注生産できる体制=職人を維持している」ということは現代ではとてもたいへん
なこと。毎年新作発表する努力も怠りません。
洋食器の創美では創業期からのおつきあいで工場見学や商品開発まで参加するほどの
関係です。
ということで、3回にわたってご紹介いたします。