10月下旬に強引に仮OPENしたMaria Rosesですが、まだ完璧とはほど遠い状態
であるにもかかわらず堅実にご用命を頂戴しています。
たいへんありがたいことです。
そもそもなにゆえわざわざもう一店舗かと言うと…。
アウガルテンやKPMベルリン、ロブマイヤーなど品質の良さと本物の伝統を持ちながら、
作り手重視、伝統技法へのこだわりなどから小回りの利く商品開発が難しい名工房に
陽を当てたいから。
一並行輸入食器屋が言うにはとてもおこがましく、尊大な理由ですね。
でもほんとうにいいものをご紹介することは永年ヨーロッパの洋食器を扱ってきた
うらかんの義務だと思っています。
勝手に(笑)。
マイセンやヘレンドなら良さと知名度そして世界中でのマーケティングが完成して
います。
かたや、あのラリックでさえ、ルネの孫娘マリークロードが株を売却し三代続いた
同族経営に終止符を打つ時代です。
WEDGWOODですら破綻を経験しました。
洋食器を扱う仕事を始めてから市場から消えていった工房(ブランド・メーカー)は
数知れず。
周りにいません?
いいもんもってるんだけどな~っていう人。
腕はいいんだけど人付き合いがね~、頭いいんだけど気が利かなくてな~、
ルックスはいいんだけで性格がね~、言ってることは正しいんだけど実行力がな~、
など。
アウガルテンやKPMに怒られちゃいますが商売下手な寿司職人みたいな。
アウガルテン001シェイプのティーカップで紅茶を飲んでみて下さい。
ロブマイヤーのモスリングラスでワインを飲んでみて下さい。
“飲む” が ”楽しむ” になります。
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