1800年代初頭にマイセンで発明された「酸化クロムの緑」。
マイセンだけが持つグリーンの下絵付け顔料。
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その秘伝の絵具を駆使した比較的新しいアイテム。
左843001/右843101
隠れていますが左はイチョウ、右はブドウの葉です。
グローサーアウスシュニットのフォルムに同様の技法で描かれています。
どちらも金彩がありません。
それがよけいにシック。
グリーンを完全主役にしたデザインが新鮮!
ザクセン王国時代の国旗、今のザクセン州旗もまさしくこの緑と白のデザイン。
マイセンとつながりの深い歴史のある色なんです。
ザクセンが公国から王国になったのが1806年、マイセンのキューンが酸化クロムの緑を
発明したのが1817年。
王国になったことを記念して10年かけて必死で開発したのでは、とはうらかん勝手読み。