Meissen KRINOLINE
1800年代後半に大流行したスカートを大きく膨らませたクリノリンスタイル。
大きく広がるようにスカート下につける枠が考案されてその下着?のことをクリ
ノリンと呼ぶそうです。
アビランドの記事に登場させたユージェニー妃がのちのナポレオンⅣを身ごもって
いたときにその姿を目立たなくするためにたいへん大きく広げたスカートを身に着け
たそうです。
それがさらに大きく膨らませるトレンドに拍車をかけたわけです。
暖炉の火が引火するは、ひっかけて階段から落ちるは、ケガ人続出ですたれたとか。
そして。
このようなマイセンの一連の磁器人形のことを「クリノリン人形」と呼びます。
ロココ様式を代表するマイセン人形のカテゴリーの一つ。
不思議なことがあります(でもないか)。
左のマイセン人形は有名ですがこれは1744年に例のJ.J.ケンドラーがデザインした
名作です。
クリノリンが流行するのはその約100年後です。
うらかんの脳ミソはマイセンの歴史中心に動きますからクリノリンは1700年代に流行
したとばっかり思い込んでいました。
クリノリンなしでどういうふうにしてこんなに膨らませていたんでしょう?
わがネットショップの美形スタッフによるとペチコートで?
期せずして微妙にあやうい下着の会話が飛び交ったのでした(笑)。