ヘレンドはパターン名がイニシャルで表現されていてカップやソーサーの
裏に記されていることはご紹介しました。
シェイプ(形)も番号で記されます。
五桁-一桁-二桁で。一桁二桁はポットのフタのツマミの種類を表したりするための
枝番号ですからだいたい最初の五桁で呼びます。
一般的なティーカップなら、00724-0-00なので「ナナニイヨン」などと。
インドの華の707-0-00。
この「ナナマルナナ」っていうのがコーヒーの
スタンダードでしょうか。
代理店さんの主役というか。
ヘレンドのシェイプ図録では容量150ccと
なっています。
ソーサーがカップに対して大きめ。
ソーサーも707。
このカップの形のまま一回り大きいコーヒーカップ(容量160cc)もあってそちらは「ナナマル
ロク」。
ソーサーも706となって707とは形状もサイズも異なります。
でこれは719「ナナイチキュウ」。
カップの形やサイズは706と同様ですが
ハンドルが違いますね。
つまむのがあちら式です。
こじゃれたハイハンドルで独特の存在感
があります。
ちょっとだけややこしいのが「ナナイチキュウ」
に合わせるソーサーは「ナナマルロク」のソー
サーということ。共通なんですね。
ちなみに730「ナナンサンマル」という珈琲紅茶兼用タイプのカップにも「ナナマルロク」の
ソーサーを合わせます。
こんな不思議はまだまだ山ほどあります。
ですから店頭やネットショップで「アポニーグリーンのコーヒーカップあります?」ってお問
い合わせいただいてもお答えのしようがありません。
お買い足しなどでしたら裏を見ることのできる体勢でお問い合わせ下さいね。
「ウィーンのバラのナナイチキュウあります?」
などとお尋ねがあれば「むむ。これはお詳しい方に違いない。あるいは同業者か(笑)?」
いずれにしても間違いがありません。