Meissen Antique
梅田店の名品展のときにR.シュトレのデザインしたプラチナ彩の陶板をご紹介
しました。
で。先日マイセンの光沢金(グランツゴールド)のことをご案内しました。
その両方の技法を駆使した逸品がこちら。
1800年代後半から1900年代前半のアンティ
ークマイセン。
見込みの部分はプラチナ彩の花絵付け。
バロック様式のレリーフの縁飾りにはグランツ
ゴールドの金彩が施されています。
筆のすべりが重くて絵付けがひじょうに難しい
プラチナ彩は特別な作品にしか使われません。
本作のようなアンティークマイセンは有名です
から何回か出会いがありましたが、
こんなにコンディションがいい作品は希少かと。
この金彩のほうがマイセン独自のの「魔法の金」の光沢がおわかりいただき
やすいでしょう?
今思いついたのですが焼成中に輝いて磨き工程不要のグランツゴールドだ
からこそこういうレリーフの凸凹への金彩にもってこいなんでしょうね。
だって「磨き」が必要なふつうの金彩だったら均等に磨くのは無理ですよね。