HARLEKIN(アルルカン)
英語読みでハーレキンとも呼ばれるマイセンの有名な磁器人形があります。
ルネサンス期にイタリアで発祥したコメディア・デラルテ(イタリア喜劇)はもともと
広場や街角で演じられる大衆芸能だったとのことです。
それが18世紀半ばにかけてヨーロッパ中で人気を博して広まりました。
キラキラの派手な衣装と仮面が特徴的で即興の台詞と演技が要求されたとか。
マイセン初期の天才造形師J.J.ケンドラー
が磁器人形にしてみせたのがこちらです。
14-15種類ありますが右のアルルカンが
特に有名です。
高さ23cm/原型デザイン:J.J.ケンドラー
1764年の発表作です。
躍動感溢れる動きがすばらしい。
品番900300/64551で定番化されています。
2006年はJ.J.ケンドラーの生誕300周年でしたので彼の代表作の限定記念品が
数多く発表されました。
画像が無くて残念ですが右の人形の特別彩色限定50体バージョンが府中名品展
に入荷します。ぜひともご一覧下さい。
そういえば先月ご紹介した「ウッツ男爵」が遊んでいる人形はこのイタリアンコメディ
シリーズでしたね。