ウェッジウッドのフェスティビティ
ラズベリーとブルーとホワイト。
特にブルーとホワイトのマグコンビセットが超絶人気で、
「入荷→お知らせ→即完売」の繰り返しになっていましたがもう三ヶ月近く入荷
がありません。
お問い合わせも殺到しておりますので状況報告です。
ウェッジウッドもコスト削減のため英国以外の工場生産
に踏み切っています。
クィーンズウェアはポルトガル工場に移管中とのこと。
発色がなかなか難しいようです。
そんなわけでしばらく様子をみているしかない状況です。
ですので現状お問い合わせいただいてもはっきりしたご回答ができませんので
ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
なにかわかり次第、ブログやネットショップのお知らせと会員様にはメルマガでご
案内申し上げます。
カラーバリエーションその1.
色違いの洋食器を使うのは楽しいものです。
「統一感とバラエティー感を同時に楽しむ」とかいえばかっこいいでしょ。
第一弾はヘレンドの「インドの華」(Fleurs des Indes)。
品番イニシャルFDといえば「インドの華多彩色」となりますが、これが基本のようです。
おなじみのグリーンはFleurs des Indes VertでイニシャルFV。Vertは緑。
ぜんぶで10種類あります。
多彩色(FD)、グリーン(FV)、ターコイズ(FTQ)。
ブラック(FN)、ブルー(FB)、ライラック(FL)。
ちょっと見間違いがちなイエロー(FJ)、オレンジ(FH)、マロン(FM)。
一色足りないじゃないか。
申し訳ありません。同様の3pcsのカットがありませんでした。
これです。ピンク(FP)。
これで勢ぞろい。
ヘレンドは同パターンで色違いやモチーフ違い
作戦多いですね。
ブラックは最近デビューした色です。
インディゴとかも出場準備中なんでしょうか。
個人用は各色で楽しんでサービスアイテムは多彩色でそろえればインドの華尽くし。
酒井田柿右衛門もびっくりです。
完全復活
ウェッジウッド コーヌコピア
WEDGWOOD Cornucopia
一時発注不能となっていたコーヌコピアが完全復活しました。
「ウェッジウッドで珈琲」の記事などでちらちら顔を出していましたね。
けっこうお気に入りのシリーズですのでうれしいNEWSです。
豊穣のシンボル。大人のイメージ。歓迎。
なんと43アイテム、フルラインアップでオーダー可能です。
徐々に復活させてまいりますのでお楽しみに!!
リチャードジノリ御一行様
リチャードジノリ御一行様ご到着!!
洋食器の創美には毎週ヨーロッパからいろんな御一行様が到着なさいます。
はるばる海を渡ってくるんですね~。あたりまえですが。
ネットショップ会員様宛てのメルマガで先日
お知らせしたベッキオホワイトがど~んとや
ってきました。
いつもの40フィートコンテナです。
長い間息苦しかったことでしょう。
約15,000名様の団体様です。
電光石火の倉庫部隊が2-3日で全国の15
店舗に分配しちゃいます。速攻です。
倉庫っていうより中継基地なんです。
やっと陽の目を見るジノリ様御一行。
雪の札幌観光組から福岡めんたいこ組までそれぞれ日本全国に出発なさいます。
早く日本のご家庭でこんなふうにお役に立ちたいとおっしゃってました。
「わたしたち、年末年始にも大活躍いたします!!」
「そのために身支度もそこそこにぎりぎり間に合うタイミングでたどりつきました。」
「アローラ!!」(笑)
ネットショップも在庫ばっちりです。
ヘレンドのウェールズ
HEREND Wales
二重構造に透かし技法のとんでもない食器があります。
限りなく繊細なオープンワークのアンティークのカップ&ソーサーは見たことがありますが
なんとそれはほんとにオープンワークでしたからそのカップで直接紅茶をいただくことは
できません。
茶漉し状態の装飾品ですね。
ヘレンドのウェールズがすごいのは二重構造で飲み物もいただける点です。
カップもソーサーも空洞があるわけです。
どうやって洗うの?
とかは別世界の話です。
色使いと形状はシノワズリ。
お正月っぽいイメージです。
な~んか「千と千尋」思い出しちゃうのは
裏管理人だけでしょうか?
日本が公式初参加したウィーン博覧会の際に開催国のフランツ・ヨーゼフⅠが英国の
プリンス・オブ・ウェールズ(のちのエドワードⅦです)に贈ったことで
その名もWalesとなったそうです。
ウィーン博は1873年。
シノワズリの発表で一躍有名になったパリ博の直後が地元ウィーンでの博覧会だった
ことはヘレンドにとってたいへんなメリットだったと思います。
気合入ってたでしょうね~。
オーストリア=ハンガリー帝国を代表して
贈り物の任を賜ったわけですから。
外交関係にもおよぶ国家レベルの行事。
ヘレンドのウェールズはキャニスターが
有名で、こちらのカップやポット類はほん
とうに希少アイテムです。
びっくりするような作品。
いくらでもありますね。
KPMベルリン ノイジェラット
KPM Neuzierat dekor56
今日はこのブログをご愛読いただいている洋食器ファンの方からのご質問におこたえ
する意味もふくめてノイジェラットふたたび。
KPMのノイジェラット56。
お気に入りの一つなのでKPMの最初のご紹介でも登場させました。
1764年に発表されたロココ様式のシェイプです。
絵柄のメインを囲むようにデザインされた蔦の葉
レリーフの装飾やハンドルがロココしています。
最初の記事でのご説明通りKPMではシェイプ名
にデコレーションNoをつけたのがシリーズ名。
ノイジェラット(=新しい装飾という意味です)発表の20年後の1784年ににこちらの
56番が作られています。
おそらくそのころにこの独特のブルーの絵の具が開発されたのでしょうね。
フリードリヒ大王が特に気に入っていた名品です。
左:ティーカップ&ソーサーとデザートプレート19.5cm
右:モカカップ&ソーサー
ティーもコーヒーもモカもカップが小ぶりで気品があります。
とくにティーカップは130ccとなっていてコーヒーと兼用できるくらいです。
ノイジェラットを調べていてたった今もうひとつの発見がありました。
Design:Friedrich Elias Meyerとなっているんです。
ロココの申し子エリアス・マイヤーといえばマイセン創世記のケンドラーの片腕として
大活躍した造形家です。すてきな人形の作品を数多く残しています。
ノイジェラット発表の1764年は彼が40歳。
う~む。
同一人物ならマイセンにいたのが先なのは確実ですからベトガーが手元から離れた
腹いせにフリードリヒ大王が引き抜いたのでしょうか。
それとも交流があったのでしょうか。
いろいろありますね。
■Cr様
取り扱ってはおりますが現在は全品受注発注体制となっています。
ラインアップされている13種類のアイテムすべて発注可能です。
描いてもらうっていう感じですね。
詳しくはメールフォームでお問い合わせくださいませ。
マイセン 狩人のほら話
Meissen Jagerlatein decoNo682110
「狩人のほら話」とか「猟師の自慢話」とか。
下絵付けと上絵付けのことをご説明したときにちらっと登場したシリーズです。
ハインツ・ヴェルナーが1973年に世に問いました。
1700年代から「狩猟画」はひとつのジャンルとなっていました。
ヨーロッパの王侯貴族にとって「狩猟」は趣味かつ訓練かつ自然調査かつ犬馬自慢かつ
交流の場でしたから受けが良かったんでしょうね。
狩猟がモチーフになったフィギアも数多く作られていますがどうしても血なまぐさいデザイン
でなかなか好みの分かれるところです。
それを希代の天才デザイナー兼磁器絵付師H.ヴェルナーが考案するとこうなるわけです。
個人用アイテムには6種類のモチーフがあって
こちらは4番のモカカップ&ソーサー(100cc)。
モカカップ&ソーサーとプレート16cmにモカポット、
モカシュガー、モカクリーマーだけの超贅沢なシ
リーズです。
上の写真でフルラインアップです。
ブルーオーキッドやアラビアンナイトとはハンドルのデザインが違っているのがお分かりで
しょうか。
このデコレーションだけのための形っていうことです。すごいことでしょう。
もうひとつすごいのが絵付け記事でご紹介しましたように
「酸化クロムの緑」による下絵付けと上絵付けに金彩絵付けで描かれる点。
ユニークで秀逸なデザインであるだけでなく超高度絵付け技法が要求されます。
ペインター泣かせの傑作です。
限定シェイプに一点ごとのモチーフに特殊な絵付け技法。
まずまずとんでもなくコストのかかる定番アイテムです。
特徴的なデコレーションですので陶板や置物に
用いられることもしばしば。
空間の使い方が親日家のヴェルナーしてます。
ぶどうを愛するマイセン市民の色でもあるグリーン
(ヴァインリーフの緑)を活かした作品ですね。
ちっちゃいのに高額なわけがお分かりいただけました?
ブルーフルーテッド ハーフレース ゴールド?
アンティーク ロイヤルコペンハーゲン
一度ブルーフルーテッドフルレースのアンティークをご紹介しましたが、今日はハーフ
レースのアンティークです。
昨日の藤沢店のアンティーク展に入荷していたのを例のケータイで。
縁に金彩が施されていましたので勝手に「ゴールド」とか付けちゃいました。
コーヒーカップ&ソーサーと17cmプレートの3pcs。
6組ありましたがみんなとてもいいコンディションでした。
ケータイなので肝心の金彩の縁取りが見えにくいですね。
定番というわけではなくて「発注元のリクエストにお応えして」とか「ちょっと豪華にこう
いうのいかがでしょう」みたいな感じで作ったのでしょうか?
と思います。
コバルトの単彩と意外とマッチして上品なたたずまいです。
カップの裏はこんなです。
1922年-1934年に作られたものです。
ROYAL COPENHAGENのどのアルファベットの上下
にも バーがないからそうなります。
金彩も同時か否かは不明としか言えません。
719というのはハーフレースのコーヒーカップ&ソー
サーを表す旧品番です。
今はハーフレースの068。
「ハーフレースの」ってつけないと確定できません。
手描きの品番は単品レベルの品番だったんです。
洋食器の創美が創業のころはみんなまだこの旧品番でした。
ハーフレースのもう一回り大きいコーヒーカップ&ソーサー(現071)が756でティーカップ&
ソーサー(現080)は525でした。
確かフルレースのティーが1130だったと。
店舗同士のやり取りも「756中間色ある?」とか1.5秒で済みました。
分数のようになって上が1なのはフルーテッド全部がそうだったと思います。
確か最初のデザインということで1だとか。
話がそれましたがロイヤルコペンハーゲンもつい最近までペインターが1ピースごとに品番
も記していたということもお伝えしたかったんです。
そういえば共通で組み合わされるソーサーにはご丁寧に全部のカップの品番が描かれてい
て一目でわかって親切だったんですよ。
よくお使いの方ほど旧品番のアイテムが多いと思います。
ちょっと裏返して確認してみてくださいね。
カールスバードのブルーオニオンその2
カールスバードのブルーオニオン裏管理人通称「カール君」はご紹介済みです。
一部重複して心苦しいですがどうしても再登場させたいアイテムがあります。
これです。
マルチボールセット。
とにかくこの時期、わがネットショップ超絶人気です。
もうお正月にぴったりだからでしょうね。
右手前はソルト・ペッパー用の別アイテムです。
この洋食器にはないようなアイテムがあるところもカール君の魅力です。
ヨーロッパテーブルウェアで似たようなアイテムといえば組み合わせて使うオードブル
ディッシュがありますね。
左も人気のボール14cm6枚セット。
右は新人その名も「調味料スタンドセット」と丸タンブラー。焼酎いけます。
なかなかいいでしょう?
「カール君」実はけっこうお気に入りなんです。
藤沢店クリスタル&アンティーク展
今日から18日の火曜日まで、
洋食器の創美藤沢名店ビル店で「クリスタル&アンティーク展」開催中です。
例によって初日の本日は久々にお手伝いで入店しています。
ようやくちょっと手が空きましたので品揃えの雰囲気だけでもご案内させてください。
左が今日のブログ記事のマイセンクリスタルのロンドンフラワーコーナー。
右はチェコのエーゲルマン。
ど~ん。
モーゼルコーナーです。右の写真の最下段はずら~っとアンティークのカップ&ソーサー。
これぜんぶアンティークです。
扉もなにもありませんからほんとにお気軽にご覧いただけます。
一棚に平気で300万円分以上乗っかってたりします。
じっくり見てみたい作品はテーブルに移してゆっくりご鑑賞。
どうしても欲しくなったらご相談(笑)。
18日(火)まで6日間限りです。