Richard Ginori リチャードジノリ イタリアンフルーツ
いやぁ~暑い!。すごいです。猛暑です。
そこで涼しげなクリスタル製品でもご紹介しようかとも思いましたが、
どうせなら燦燦と光り輝く日差しを感じるイタリアンフルーツにご登場願うことにしました。
でもまとわりつくような蒸し暑さのイメージじゃないでしょう。
地中海のさわやかな風と光を感じさせるパターンです。
それにしても250年近い昔のデザインにはみえません。
イタリア!!っていうイメージがピッタリ。モダンです。洗練です。
フィレンツェです。
同じフルーツでもザクロがタマネギになったのとは大違い。
1900年直前にミラノのリチャード社と合併する前のドッチア窯時代の名品です。
プルーンをメインにグーズベリーや小花を散らした愛らしいデザイン。
空間と色彩が絶妙。
以前にもお話しましたがこういう総柄タイプこそそろえたときに良さが引き立つから不思議です。絶対にうるさい感じになりません。
ね。
そういえばまたまた中野店時代の実話。
23ピースだったかどうかセットの内容の記憶はあいまいですが。
「セットでそろえるから探してくれ」って男性のお客様。
T店長と裏管理人はホクホク顔。
が。次の瞬間えらい条件が飛び出しました。
「全部洋ナシ付きで頼むよ。」って。
そうです。添えられるフルーツや小花は組み合わせが多種多様です。
こちらのお客様のご要望は全ピース(フタも!)に必ず洋ナシが描かれている(ちなみに転写してからの手描きです)こと。
このスープ皿の3時の位置の。拡大してみてください。
裏管理人は腰ひけましたがさすがにいまや営業トップの当時のT店長。
「洋ナシつきですね。かしこまりました。」って。
なんとかそろいましたがポットのふたで苦労したような。中野店イタフルだらけになりました。
金彩が縁ではないところに施されていたり。
ちなみに金が曇ったらプラスティック消しゴムがおすすめです。
ポットの形がしゃれていたり。
魅力はつきません。