セーブル(フランス国立セーブル製陶器所)Sevres その1.
陶磁器のセーブルです。毛皮ではありません。
ポンパドール夫人のバックアップで王立となって以来、最高の品質を命題にひじょうにグレードの高い作品を制作し続けています。
歴史についてはまたいずれ。
とにかくセーブルです。いいです。希少です。特殊です。
国窯であることが他の窯(ブランド)と一線を画するポイントです。
今も国家レベルのオフィシャルギフトやエリゼ宮への納入品がほとんどを占める特殊性。
シラク大統領の再選を記念して制作されたバスケット
制作に携わるあらゆる工程の職人の総数たった100人弱(けっして多いほうではないヘレンドでもペインターだけで600人といわれています)。
各工程4-5人ということは、いかに熟練職人に絞り込んだ制作を徹底しているかということです。
少数精鋭。
それもこれも国の窯だからできることです。
一営利企業では、こういう姿勢は貫けません。とんでもない価格にしなければ成り立ちません。それも売れないとやっていけません。
何点ものセーブルをご用命いただいた裏管理人はいつもその点を強調します。まずそれを理解することが大事だと思うのです。
正規代理店がないってすごいでしょう。
世界中で唯一日本のバカラが代理店となっているそうですが、最初に作ったカタログが存在するだけっていうのが実情です。
だからこそ
幻の陶磁器と呼ばれるのですね。購入の手立てがほとんどないといっても過言ではありません(工場のなかにだけショップがあります)。
アールヌーボー期の復刻品です。
こちらでご紹介しているセーブルは洋食器の創美(Sohbi)のお得意様のお手元で大事にされている作品です。
洋食器の創美(Sohbi)では年間130点以上のセーブルの販売実績があります。
ネットショップに出せないのが残念(泣)。
洋食器の創美(Sohbi)の
ヨーロッパ名陶名品展でご覧いただけます。
商品説明はvol.2で。