Schafer,Schaferszene
昨日の続編で第二弾。
こちらもシュタファーゼ(マイセンの人形絵付け)のこだわりと腕が如実に現れた
すばらしい作品です。
ご鑑賞ください。
ロココ様式に分類される「羊飼い」シリーズ。
「羊飼いと眠れる美女」。
昨日の天使と同時代の作品です。
ここまで繊細かつこだわりのある人形絵付け
はいまだかつて見たことがありません。
忠実に表現しようとする絵付師の思い入れが
伝わってきませんか。
裏管理人感動アンティーク人形BEST3に登録。
王や王妃、貴族たちは野山や庭を自由に歩き自由に休む羊飼いや庭師にとても
憧れたんですね。
古来の伝統やきまりごとに縛られた宮廷生活に比べてはるかに人間らしい生き方
と思えたんでしょうね。18世紀の話です。
食べるために必死で働いている羊飼いにしてみれば「よく言うよ」ですが。
だって貴族たちが羊飼いや庭師に扮して「羊飼いごっこ」などをして遊んだと言われ
ています。「よくやるよ」です。
そこでマイセンも羊飼いや庭師(ガーデナー)の磁器人形をたくさん作ったんですね。
人気あるから。だいたいは男女ペアとなっています。
面白いのは羊飼いや庭師なのに高貴な顔立ちだったり高価なアクセサリーを身に
つけたりしていることが多いこと。
これは実は「ごっこ」中の王侯貴族たちを題材にしている、というのが裏管理人解釈。
こういう作品はすぐさまご提案します。良さのご説明です。
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した。